防災・危機管理情報


企業価値の向上に資するためにCO2排出量の見える化に取り組まれた県内事業者を紹介します。

令和6年度

愛ファクトリー株式会社(鳥取市)

算定対象 ・土耕・水耕栽培における葉物野菜
CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・エネルギー消費だけではなく、多くのCO2排出量削減につながるような環境に配慮した工程を構築したい。
CO2排出量算定の成果 ・備品の原材料によってGHG排出量が異なり、仕入れ量や調達先に改善点を見出せた。


日ノ丸産業株式会社
(鳥取市)

算定対象
・灯油の定期巡回配送サービス

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・地域のエネルギーインフラ企業として供給責任を果たす一方で、地域社会や産業の持続可能な発展に向けて脱炭素に貢献する施策を強化したい。

CO2排出量算定の成果 ・個人での灯油購入より、定期配送サービスの方が対象地域の脱炭素に貢献できることが実証できた。

有限会社ひよこカンパニー(八頭町)

算定対象 ・平飼い卵「天美卵」
CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・平飼い養鶏など、これまでの環境に配慮した様々な取組がどのように環境に影響しているのか数値化したいと考えたため。

CO2排出量算定の成果 ・自社の主力商品の卵について、国産飼料・紙パック・再生可能エネルギーなどが脱酸素に貢献できることを数値で確認できた。また、数値を企業活動に活かす大切さを学んだ。

イナバゴム株式会社(本社:大阪市、鳥取工場・技術開発センター:鳥取市)  

算定対象 ・工業用精密ゴム製品
CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・SCOPE3算定について会社の生産管理システムを活用して算定モデルを構築したい。

CO2排出量算定の成果 ・SCOPE3について社内のCO2排出量のデータのシステム化のための基礎が整理できた。
  

令和5年度

気高電機株式会社(鳥取市)

算定対象 ・炊飯器の内蓋
CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・燃料費高騰による部材・電気料金の値上がりの影響から使用電気量の削減等を進めたいため。
CO2排出量算定の成果 ・コンプレッサーのエアーの使用量の測定方法がわかった。
・社内において専門の部署、または会社全体で算定する体制が必要。

株式会社田中製作所(鳥取市)  

算定対象

・半導体製造向け真空ポンプ部品

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・国内の精密機械メーカー、欧州と取引のあるメーカーよりCO2排出量算定データに関する情報提供依頼があったため。

・環境問題を含む倫理・コンプライアンス基準の厳格化。

CO2排出量算定の成果

・CFP算定時にやるべきことが明確になった。

・GHG低減は原価削減につながるケースもある(包装仕様の簡素化等)。

・待機電力が多い時間帯がわかった。

株式会社兎ッ兎ワイナリー(鳥取市)  

算定対象

・ヤマソービニオン2022(赤ワイン)

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・創業当初から取り組む「持続可能なワイン造り」の活動が、どれだけCO2削減に寄与しているかを示す指標がなかったため。
・CO2排出量を算定し、取り組みの意義を“数値的な裏付け”をもって、社内外に発信するため。
・自社の現状を正確に把握し、持続可能性を指針とした経営判断に役立てるため。
CO2排出量算定の成果

・数値的根拠に基づいて取り組みを説明できるようになり、ブランド価値が向上した。
・社員が資材調達・製造・販売までの全工程でCO2排出量を意識するようになり、社内全体で環境配慮への行動につながっている。
・算定活動を通して専門機関、大学とつながり、新たな事業や付加価値向上に貢献している。

日段株式会社(鳥取市)

算定対象

・飲料品外装ケース

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・脱プラスチックの要求に応え、段ボール活用を拡大していくため。

・カーボンフットプリント等の取組を率先して実行し、指導・普及する側に立ちたい。

CO2排出量算定の成果

・LCAを行うことで当社の責務を明確にできた。

・これまで手計算でしていたが、単位が間違っていることがわかる等、算出結果の精度を高めることや理解向上につながった。

・競合社よりもCO2排出量が少ないことによって優位となる条件がわかった。

株式会社明治製作所(倉吉市)

算定対象

・自動車足回り部品のエンドタイロッド

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・自動車業界は、自動車の排気ガスによる地球温暖化への社会要請が強く、EVへの切り替えが進んでいくことが考えられるため。

・CO2排出量削減に向けた製造方法の変更の検討。

・環境性能の良い自動車部品の積極的な受注を狙うため。

CO2排出量算定の成果

・GHG排出量算定のために何を調査すればよいか理解できた。

・使用エネルギー測定方法について、按分することも可であることを知った。

株式会社LIMNO(鳥取市)

算定対象

・通信教育用タブレット端末

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・今後、環境経営には、GHG排出量の見える化・開示は重要要素となると考えるため。
CO2排出量算定の成果

・社内の複数部門が算定用データ取得に協力したことにより、各部門でのCO2排出量算定に必要なデータが明らかになった。

・今後正確な算定を行うために、どのような業種の取引先からデータを求める必要があるかわかった。

・CO2排出量算定には特定の担当者だけではなく、全社で取り組んでいくことが重要であることがわかった。

イナバゴム株式会社(本社:大阪市、鳥取工場・技術センター:鳥取市)

算定対象

・工業用精密ゴム製品

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・社会的にSDGs、カーボンニュートラルの取組が求められており、取引先からの問い合わせが増えているため。
CO2排出量算定の成果 ・社内のCO2排出量削減活動への手がかりとなり、顧客・市場からの削減要請に対応できた。

株式会社エヌケーシー(鳥取市)

算定対象

・介護サービス

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的

・業界内でいち早く脱炭素に取り組むことで他社との差別化を図るため。

CO2排出量算定の成果 ・脱炭素は世界的な動きであり、全社的な意識醸成のため、経営層が率先して取り組む必要があることがわかった。

鳥取ガス株式会社(鳥取市)

算定対象

・都市ガス

CO2排出量算定・見える化に取組んだきっかけ・目的
・エネルギー事業者として担う環境への責務であり、地域の低・脱炭素の実現に寄与するため。
CO2排出量算定の成果

・SCOPE1、2以外(SCOPE3)のGHG排出量算定方法の知見を得ることができた。

・経営層も含め、社員全員がCFP算定の意識づけを行うことが必要。


  

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