下記の現状を踏まえ、江川流域を特定都市河川に指定することで、次の効果が期待されています。
- 国予算の重点配分
- 江川下流部の河川整備の早期着手
- 遊水池整備等の新たな浸水対策の推進
<江川の現状>
・塩見川流域では、県が定める河川整備計画に基づき、塩見川本川から順次河川整備を進めているため、支川である江川の着手は早くても令和20年度以降の見通しとなっています。
・現計画では海士地内までの下流部しか河川整備計画に含まれていないため、浸水被害が生じている湯山地区周辺で事業を行う目途が立たない状況となっています。
<塩見川流域の河川整備状況>

<江川流域図>

下記の手続きにより現状の土地が持っている水を貯める機能を維持することができ、流域治水に基づく水害に強いまちづくりを推進することができます。
<必要な手続き>
・指定された流域内で1,000m2以上の雨水浸透阻害行為(土地からの流出雨水量を増加させる怒れのある行為)を行う場合、鳥取県知事(鳥取市においては鳥取市長)の許可が必要となり、雨水浸透阻害行為による流出量の増加を抑制する対策工事(雨水浸透貯留施設の設置)が義務付けられます。
<江川流域の範囲>
江川流域全体図 (pdf:4079KB)
※流域の細部については今後変更する可能性がありますのでご了承ください。
<対策工事の事例>

※内容によってはその他法令に基づく許可が必要な場合があります。