平成28年度県庁カイゼン発表会

平成28年度県庁カイゼン発表会で各所属から報告のあった取組事例をご紹介します。
  

日時

平成28年12月20日(火)午後1時30分から4時まで

場所

とりぎん文化会館 第1会議室(鳥取市尚徳町101-5)

開催概要

 鳥取県庁では、全職員が一丸となってカイゼン活動に取り組んでおり、各所属が取り組む業務改善等の事例を全庁で認め合い、その成果を横展開することを目的として、平成22年度から「鳥取県庁カイゼン発表会」を開催しています。
 今回の発表会では、業務改善等の取組内容に応じて「カイゼン部門」「職場づくり部門」「イノベーション部門」の3つ部門に分け、各部局から推薦のあった事例の中から選考された6事例に、事務局が選考した1事例を加えた合計7事例について各所属が発表しました。
 また、カイゼン部門5事例の中から、カイゼン大賞(金賞、銀賞及び銅賞)の受賞所属を決定しました。
 なお、カイゼン大賞(金賞)を受賞した会計管理者庶務集中局物品契約課は、県代表として第11回全国都市改善改革実践事例発表会(広島県福山市)へ出場しました。

 

(各部門の内容)
  • カイゼン部門:仕事の効率化・標準化、県民の利便性向上
  • 職場づくり部門:イクボス、認め合い、コミュニケーション促進等
  • イノベーション部門:予算の投入やプロジェクトチームを編成して行う行財政改革の取組等

発表内容

カイゼン大賞 金賞

  • 競争入札参加資格者名簿更新業務のカイゼンへの取り組み(会計管理者庶務集中局物品契約課)
部門   カイゼン部門 
カイゼン内容
 申請様式及び記載説明等の見直し、進捗管理等データベースの作成、Q&Aの作成及びホームページ公開等により、入札参加資格更新申請の受付・審査業務を効率化
  • 修正の少ない申請書とするため様式等を見直すとともに、添付書類を簡素化
  • データベースを活用して受付・進捗状況等を管理・共有
  • 公平かつ効率的な受付・審査体制へ見直し 
カイゼン効果
  • 業務処理のスピードアップ及び処理時間の削減(1,000時間/年)を実現できた。 
  • 職員だけでなく、申請者の負担も軽減できた。(Win-Winの関係) 

カイゼン大賞 銀賞

  • 企業支援情報の一元化による施策周知活動の充実(商工労働部商工政策課) 
部門  カイゼン部門 
カイゼン内容
 県内外企業や就業者向けに作成している商工労働関係施策周知媒体(冊子、ホームページ)について、原稿作成をデータベースへの入力に統一して作業を効率化
  • 紙媒体、Webサイトごとに行っていた原稿作成をデータベースを活用して一元化
  • ホームページをスマートフォンによる閲覧にも最適化
カイゼン効果
  • 部内他所属も含めて原稿作成業務の効率化が図れた。
  • 情報チャンネルの多角化により企業等の利便性が向上した。

カイゼン大賞 銅賞

  • 雑草埋土種子量の把握方法の改善(農林水産部農業試験場)
部門   カイゼン部門 
カイゼン内容
 1サンプルに約15時間もの作業時間を要する雑草種子量の調査について、調査手順マニュアル・主要な雑草の実物見本の作成等により作業を効率化
  • 分かりやすい作業手順マニュアルの作成
  • 土壌調整方法の見直し
  • 主な雑草種子の標本作成 
カイゼン効果
  • 100時間/年(1時間/サンプル)の作業時間を削減できた。
  • 熟練者でなくても簡単かつ正確な作業が可能になった。

その他の発表

 
  • 研修業務の標準化・効率化(総務部行財政改革局職員人材開発センター)
部門   カイゼン部門 
カイゼン内容
 品質向上を掲げて研修業務の標準化に取り組むとともに、計画的に協議等の時間を作り出すことで、職場内の意見交換・情報共有を活発化
  • 市町村等の研修窓口の職員や受講者の目線で考えて研修業務を標準化(統一様式、文書のひな形の使用)
  • 全職員で研修の打合せ、振り返り、分析、企画検討等を行うための計画的な協議時間の確保
カイゼン効果
  • 研修運営の精度が向上した。 
  • 職員の疑問、気付き、アイデア、思いを形にすることで、研修内容の充実につながった。  

 

  • 庁舎管理(小修繕の早期発見)について(県土整備部八頭県土整備事務所建設総務課)
部門   カイゼン部門 
カイゼン内容
 限られた時間内で職員が効率よく定期巡回を行うため、庁舎点検確認リストを作成し、小修繕の必要なところを早期発見して問題拡大を防止
  • 短時間で効率よく確実に定期巡回を行えるよう実施方法を見直し
  • 誰でも点検箇所、点検内容及び簡単な対処方法が分かるよう一覧表を作成
カイゼン効果
  • 効率的に庁舎全体の状況把握が可能になった。
  • 庁舎の問題箇所の早期発見により修繕コストの節減につながった。

  • 子育て中職員にやさしい職場づくりを目指して(福祉保健部東部福祉保健事務所障がい者支援課)
部門   職場づくり部門 
カイゼン内容
 1か月に1週間は子育て中の職員が部分休業等を確実に取得できるようチャレンジする「部分休業等の取得促進トライアルウイーク」を所属独自に試行
  • 子育て中の職員のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を積極的に支援
  • 部分休業等の取得状況を見える化
カイゼン効果
  • 部分休業等の取得率が向上した。 
  • 職員の業務改善や業務の効率化の取組のきっかけになった。

  • 県内市町村等との連携による情報システムの共同化及びセキュリティ対策強化(総務部情報政策課)
部門   イノベーション部門 
カイゼン内容
 県・市町村連携による電子申請システム等の共同化、鳥取・岡山両県の全市町村と連携して高度なネットワーク監視等を行う自治体情報セキュリティクラウドの共同化によるコスト削減・業務効率化を実現
  • 県及び県内全市町村の参加による連携協約の締結
  • 県内全自治体間をつなぐ専用のグループウェアの構築
  • 県内市町村との電子申請システム、学校業務支援システムの共同調達・共同運用
  • 岡山県との自治体情報セキュリティクラウドの共同調達・共同運用
カイゼン効果
  • ICT分野で県と県内市町村・隣県が連携し、自治体の枠を超えて情報システムの共同化に取り組み、成果を皆で享受する新たな行政事務のスタイルを確立できた。
  • 情報システムの共同調達・共同運用により大幅なコスト削減を実現できた。(5年間で約9.6億円)
  

最後に本ページの担当課
   鳥取県 総務部 行政体制整備局 行財政改革推進課
   住所  〒680-8570
            鳥取県鳥取市東町1丁目220
   電話  0857-26-7766    
   ファクシミリ  0857-26-7616
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