【日本海新聞 とっとり女性活躍応援プロジェクト記事シリーズ3】
漢方・薬膳ネット代表 高橋育子さん(米子市)
『体質診断やレシピ紹介 山陰の魅力も発信 』

漢方や薬膳を気軽に取り入れてもらいたいと、「漢方・薬膳ネット」のホームページやフェイスブックを立ち上げた。体質診断や薬膳を取り入れたレシピなどを紹介し、山陰の魅力も発信している。
漢方に興味を持ったきっかけは、2人の子どものアレルギーだった。牛乳、卵、青魚など20種類ほど食べられないものがあり、花粉症やぜんそくも併発。病院に通っても症状は改善せず、通信販売で食べられる食材を入手するなどして対処してきた。
そんな中、薬局で紹介された漢方を飲ませたところ、ぜんそくの症状が軽減。「漢方を学びたい」と薬店に勤務して登録販売者資格を取得。家事やパートをこなしながら大阪の専門学校に通い、6年がかりで国際中医師・国際中医薬膳管理士の資格も取った。
漢方について、「更年期やうつ症状などに効果が高く、特に女性の方に紹介したい」と話す。
知識を深める中で、海も山もあり、自然の恵みが豊富な山陰の素晴らしさを実感。昨年には地域で活躍する女性の育成に向けて県が行っている「とっとりグランマ倶楽部」を受講し、「山陰から全国に発信したい」という思いを強くした。
(日本海新聞 平成26年7月30日掲載)