6月11日(水)に、ラッキョウ乾腐病に強い新系統「R5」を報道公開しました。
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写真1 左:新系統「R5」 右:在来系統「らくだ系」
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鳥取県特産のラッキョウは、乾腐病(かんぷびょう)という主に種球で伝染する病害により、たびたび大きな被害を受けてきました。
そこで、園芸試験場では乾腐病に強いラッキョウの新品種の育成を目指して、食用のラッキョウ在来系統と乾腐病に強い近縁種を交雑し、バイテク手法を用いて得られた雑種個体の中から乾腐病に強く食味の良い系統「R5」を選抜しました。
現在、ラッキョウの有機栽培では、種球の薬剤防除ができず、乾腐病の発生による減収が問題となっているため、今後有機栽培でこの系統を普及していきたいと考えています。
今回、県中部の有機栽培ほ場で試験栽培している「R5」が収穫期を迎えたので、その特性と栽培状況を紹介しました。
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写真2 新系統「R5」の概要を説明する大津研究員
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補足資料⇒
乾腐病に強いラッキョウ新系統について(218KB)