1.概況
平成25年1月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は70.3で前月比8.3%の上昇、出荷指数は71.7で17.3%の上昇、在庫指数は88.2で3.2%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇し、電気機械工業、木材・木製品工業、繊維工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが上昇し、プラスチック製品工業、木材・木製品工業、金属製品工業などが低下した。
在庫は、電気機械工業、窯業・土石製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業、金属製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、健康食品、肉製品などが上昇し、前月比9.0%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品、電子・通信機器用部分品などが上昇し、前月比22.6%の上昇となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具などが低下し、前月比4.3%の低下となった。
一般機械工業では、その他の一般機械などが上昇し、前月比18.2%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は4か月ぶりに、出荷は3か月ぶりに、在庫は3か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は12か月連続、出荷は11か月連続で低下し、在庫は10か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
70.3 |
8.3% |
59.3 |
▲27.0% |
食料品・たばこ |
100.8 |
9.0% |
85.8 |
4.0% |
電子部品・デバイス |
65.0 |
22.6% |
57.1 |
▲13.7% |
電気機械 |
51.5 |
▲4.3% |
45.9 |
▲18.2% |
一般機械 |
79.8 |
18.2% |
66.8 |
▲7.9% |
出荷指数 |
71.7 |
17.3% |
60.7 |
▲27.2% |
在庫指数 |
88.2 |
3.2% |
88.8 |
16.1% |