1 日野川工業用水道配水本管の老朽化とその対策
昭和43年度の供給開始から50年以上経過しており、配水本管(PC管)継手ゴムの劣化
による漏水が毎年発生している状況です。
漏水が発生した際には、その都度応急対策を実施のうえ復旧すると共に、その他漏水が発生する可能性のある個所については、予防保全として配管接手部に内面止水バンドの取付を計画的に実施することで漏水発生の抑制を図っています。
漏水が多く発生している3号・4号配水本管(※)での内面止水バンド設置は、令和6年度末で約78%の進捗率となっています。
※3号配水本管:国道431号(米子市両三柳~米子市富益町)
4号配水本管:国道431号(米子市富益町~境港市上道町)

2 令和6年度の漏水発生及び予防対策を含む対応の状況
令和6年度は漏水事故が3回発生し緊急断水を実施しました。
また、皆様のご協力の上実施した計画断水により、予防工事を2回実施した結果、漏水対策の進捗が年間で7%アップし、全体の約78%が対策済みとなりました。
○緊急事故対応 9月10~11日断水:米子市和田町
9月21~22日断水:米子市旗ヶ崎
1月5~6日断水:米子市和田町
〇予防工事 4月13~14日断水:米子市和田町
8月24~25日断水:米子市富益町
3 令和7年度の予防対策の予定
令和7年度の予防対策(計画断水含む)を次のように予定しています。
〇予防工事 5月17~18日 実施済
11月 予定(調整中)
4 今後の老朽化対策の予定
配水本管本体の老朽化が進んでいることから、配管本体の抜本的な強靭化対策を検討していきす。
まずは断水作業による漏水対策(内面止水バンドの設置)が困難な区間(米子市両三柳約1.2km)を先行して対応することとし、この区間のバイパス管設置を進める予定です。