2015年10月15日

白いキジハタ

昨日(平成27年10月14日)、一般の遊漁者の方が珍しい魚が釣れたと水産試験場に持って来て頂きました。

よく見ると、姿・形は鳥取県でも栽培漁業を進めているキジハタ(「アコウ」、「アカミズ」)のようなのですが、通常の茶褐色ではなく白い個体です。体長30cm程度で境水道の水深5m程度の浅場で釣獲されたことから、キジハタに間違いないと思われます。
白いキジハタ

陸上動物、他の魚類などで色素の合成に係る遺伝情報が一部欠損するなどして体色の白化現象が起きる現象は知られていますが、白く目立つため外敵に捕食されやすく自然界でこのような個体が生き残ったのは非常に珍しいことだと思われます。

生きたまま持ち込まれましたので今後は鳥取市にある鳥取県立とっとり賀露かにっこ館にて展示される予定です。

 

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