10月28日、「コミュニケーションのおうちを作ろう!」をテーマに言語聴覚士による勉強会を行いました。
コミュニケーションのおうちとは・・・??
コミュニケーションをおうちのような構造で考えてみると 
◎土台となる部分 
要求:「したいを伝える」、相互伝達:「相手と関わる」 
◎1階部分 
相手の言うことが分かる“理解” 
◎2階部分 
気持ちや事柄を伝えるという“表出” 
                                                                                 
(コミュニケーションのおうち:図は、家の形に見立て、要求・相互伝達の上に理解があり、その上に表出があることを示す。)
                                             
で成り立っているといえます。まずは土台部分をしっかり育てながら、コミュニケーションの発達を応援していきたいことをお話ししました。
 
 合わせて、コミュニケーションの発達において大切な過程のお話しました。コミュニケーションの発達には、体の発達、心の発達、遊びなどいろいろなことが関連しあっています。“ことば”“やりとり”だけでなく、子どもさんの発達全体のなかでの“コミュニケーション”を考えました。
 きらりで作成している個別支援計画の目標も例にあげながら、ひとこと“コミュニケーション”といっても「やりとり」や「ことば」だけでなく、「体が元気でいること(遊び、生活リズムなど活動のベース)」「いろいろな遊びを楽しむこと(感覚、意欲の育ち)」「自分の気持ちを伝えようとすること(意欲、やりとりの土台作り)」などが合わさっていることを確認しました。
また、きらりでも使用しているいろいろなコミュニケーション機器(iPadやVOCAなど)の紹介も合わせて行いました。