活動日誌

  

2011年9月22日

公文書担当のお仕事紹介「文書の劣化、文字の消滅を防ぐ」

 公文書館は、鳥取県に関する多種多様な歴史的公文書を保存していますが、見方を変えれば近代以後のいろいろな紙の文書を保管している場所ともいえます。戦中戦後の物資不足の時代につくられた質のよくない紙や、大量生産された酸性紙などは破れやすく、ワープロ全盛の時代に活躍した感熱紙はすでに文字が消えつつあります。そこで公文書館ではマイクロフィルムや複製本などの複製資料を作成し、提供しています。

折り目の部分が劣化して破損した文書の写真
(写真1)折り目の部分が劣化して破損した文書

感熱紙の原本と複製物の写真
(写真2)感熱紙の原本(左)とコントラストを強めに処理した複製物(右)

公文書担当

公文書館 2011/09/22 in 公文書担当

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