当サイトではIE10未満のブラウザがご利用いただけません。Browsers with IE10 less can not be used on this site.

 

「楼観」風の柱を確認!

現在、鳥取県埋蔵文化財センターでは青谷上寺地遺跡出土建築部材(用途不明品も合わせて約7,000点)のデータベースを作成しております。

今回その一部を公開できるようになり、建築部材の情報の一端を広くみなさんに閲覧していただけるようになりました。


⇒青谷上寺地遺跡出土建築部材データベースへ


また、データベースの作成に伴いまして、二つの新たな知見を得ることができました。


1 弥生時代最長の柱
(弥生時代後期・約1800年前)

 ◆高さ5m以上の高床建物が推定可能

 ◆『魏志倭人伝』に記載の「楼観(ろうかん)」(高層建物)を実証する資料

  ・長724×直径17cm、弥生時代最長の柱、スギ材

  ・柱上部には大引(おおびき)が差し込まれる貫孔(ぬきあな)2箇所、
   90度の方向で設けられている。

  ・この日本最長の柱を基に、鳥取環境大学の浅川滋男先生に建物を復元した
   コンピューターグラフィックスを制作していただきました。

柱 復元建物CG

 

     弥生時代最長の柱      復元建物CG(制作:鳥取環境大学浅川研究室)


2 日本最古の蟻棧(ありざん)(弥生時代中期・約2000年前)

  ・長さ65.3×幅23×厚3cm、スギ材

  ・板に断面が台形の溝を彫り、そこに同様の形状に加工した別材を
   横から差し込む「蟻棧(ありざん)」という技術である。

  ・板の反りを防止するため、2枚以上の板を接合するため、この
   いずれかあるいは両方の役割が考えられる。

蟻棧
日本最古の蟻棧