院長あいさつ
「優れた人材を育成し、質の高い安全・安心の医療を住民の皆様に提供します」
平成28年4月より、鳥取県立中央院長に就任いたしました池口正英でございます。私は、平成27年9月まで鳥取大学医学部附属病院で勤務し、消化器外科の診療・教育・研究に携わっておりました。昨年10月から半年間、日野先生(前院長)のもとで副病院長をさせていただき、多くのことを学ばせていただきました。前前院長、前院長のご努力のお陰で、鳥取県立中央病院は医療機関群II群の病院で、全国の平成27年度機能評価係数IIでトップ17にあげられている活気のある中規模病院であります。私の役目は、病院の活気を損なうことなく、質の高い安全で安心な医療を住民の皆様に提供していくことであります。
一方、鳥取県東部の医療機能は急速に再編が進んでいます。鳥取県立中央病院の使命として、1. 高度急性期医療を推進し、2. 周産期医療を充実継続し、3. がん診療連携拠点病院としての機能を果たし、4. 災害拠点病院(基幹災害医療センター)として住民の命を守ることがあげられます。さらに当院は、教育・研修に関する基幹病院でもあります。医学生・看護学生の臨床実習や初期研修医の臨床研修を通して、多くの若い人材を育成してゆかねばなりません。病院職員や住民の皆様の温かいご支援とご理解を切にお願いする次第です。なお、当院は急性期医療を担当する病院であり、短い入院期間で患者さんには退院・転院していただくことになります。患者さん本人やご家族もご心配でしょうが、地域連携センターを通して、かかりつけ医の先生や回復期病院との密接な連携をしておりますのでご安心ください。
患者さんにとっては「安心で信頼できる病院」に、職員にとっては「働きがいのある病院」であるように、職員一同努力してまいります。
鳥取県立中央病院院長 池口 正英