赤ちゃんにやさしい病院=Baby Friendly Hospital(=以下BFH)とは?
WHO・ユニセフは、「母乳育児を成功させるための10カ条」を長期にわたって尊守し、 実践する産科施設を「赤ちゃんにやさしい病院」として認定しています。
2014年6月現在、BFH認定施設は全国で68施設あり、当院はこのBFHに2002年に認定を受け、鳥取県では当院のみです。
<母乳育児を成功させるための10カ条>
- 母乳育児推進の方針を文書にし、すべての関係職員がいつでも認識できるようにする。
- この方針を実施するうえで必要な知識と技術をすべての関係職員に指導する。
- すべての妊婦に母乳育児の利点と授乳の方法を教える。
- 母親が出産後30分以内に母乳を飲ませられるように援助する。
- 母乳の飲ませ方をその場で具体的に指導する。また、もし赤ちゃんを母親から離して収容しなければならない場合にも、母親に母乳分泌を維持する方法を教える。
- 医学的に必要でないかぎり、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにする。
- 母子同室にする。母親と赤ちゃんが終日一緒にいられるようにする。
- 赤ちゃんがほしがるときはいつでも、母親が母乳を飲ませられるようにする。
- 母乳で育てている赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないようにする。
- 母乳で育てる母親のための支援グループ作りを助け、母親が退院する時にそれらのグループを紹介する。
これがBFHの認定証です。病院の正面玄関に掲示しています。
~当院での母乳育児支援~
ここからは当院で行っている母乳育児支援の実際をご紹介します。