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知事定例記者会見(2007年5月9日)

平成19年5月9日(水)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

1 日程等について 

●知事

 今日、このたびゴールデンウィークも終わりまして、県内各地でいろんな行楽客が来られました。特に境港[市]が、水木しげるロードが好調だったようで、私も昨日、境港[市]のほうに行ってまいりましたが、商工会議所のかたがたとか多くのかたが大変に大勢の人出を喜んでおられました。考えてみれば、3万数千人の町で5万人以上が1日で詰めかけるというのは大変な状況でございまして、そうした成功例が一つあったのかなというように思います。

 隠れたことではありましたけれども、例えば赤瓦とかですね、あるいは新しくオープンしたコナンのところ[青山剛昌ふるさと館]でありますとか、それぞれに健闘されておるような状況がありまして、そうした素晴らしい観光の具体例といいますか、成功例というのをこれから広げていく必要があるかなというように感じた次第です。

 今、今日からですね、会派のほうからご意見を伺うことにしております。今日、明日かけて、それぞれの議会の会派からのご意見、ご要望をお聞きをしようというように考えております。これは会派の隔てなく、すべての会派の方からお伺いをするという方針であります。

 こうしたいろんな含みがあるご意見だとか、また、今日、中小企業団体中央会と懇談させていただいたりしますし、あるいは来週、JAのかたと懇談させていただいたりしますし、そうした産業界のかたがたのご意見など、あるいは岩美町とですね、来週、町との間での懇談を持とうと、これは全市町村の皮切りになりますけれども、こうしたことをいろいろとやりながら、少しずつでありますけれども、次世代改革への道筋を始動させていきたいと、エンジンをかけていきたいというように考えております。私からは以上です。


○NHK 辻浩平 記者(幹事社)

 各社、質問をどうぞ。



2 大阪での企業訪問について 

○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 一昨日ですかね、大阪のほうで企業訪問を何社かされたようですが、企業誘致に関しては県民の期待も高いと思うんですけども、その手応えなり、感触といいますか、どういう感じだったでしょうか。


●知事

 率直に鳥取県でこのたび無料の自動車道が開通するとか、あるいは電子産業の立地が進んでいることなどを説きながら、若干、企業回りを始めさせていただきました。正直申し上げて、回った企業さんの中でも、これから工場をマザー工場的に発展させていこうというようなお話になったところもありましたし、それからあと、これはまだ検討中ということではありますけれども、鳥取県内で、例えばバックライトの企業さんが立地しているだとか、いろんな技術集積があることに対して評価をしてくれて、検討してみましょうというような、そういう手応えを感じたりしています。

 大阪のほうは、随分と業績がよくなってきているんだと思うんです。ひところに比べますと。ですから、企業誘致を働きかけていくことは、有効な方策になり得るんじゃないかと思います。鳥取県というのが関西圏から見れば非常に近接しておりますので、古くからのいろんな企業間の付き合いもありますし、条件さえ整えば検討に値するという、候補地になり得るだろうと思います。

 そういう意味で、一昨日も行ってまいりましたけれども、これから随時、私自らも行ってみたいと思いますし、また、商工労働関係の職員を動員して働きかけを強めていきたいと思います。



3 6月補正予算について 

○山陰中央新報 弥重節子 記者

 6月補正で、今、会派要望が出されるようになったんですけれども、いわば肉付け予算になるんですけれども、課長段階での要求についてはどういうふうに感想を持っておられますか。


●知事

 細かいところまでまだ、正直聞いているわけではないんですが、これから会派の要望も聞いて、あるいは県民の方のご意見なんかも聞く機会もありますし、肉付けをきちんとやっていきたいと思います。正直申し上げて、年度の途中でありますので、今大型でバンと打ち出すというほどロットを出す必要があるかどうかということは、あまりそこに確信を持ってません、正直申し上げて。

 むしろ今大切なことは、これから4年間ということを考えて、例えばキャビネットを創設する準備経費でありますとか、そうした、何といいますか、一つひとつこれから進めていく、例えば県民の声を聞きながら中長期のビジョンを作っていったりしなければいけませんし、そうした準備的な話が6月補正[予算]の中心になってくるのかなと思います。そういう中で緊急性のあるものは、それは臆することなく取り上げていく必要があると思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 そういうキャビネット創設の予算みたいなのはまだ要求にあがっていないように思うんですけれども。


●知事

 ああ、そうですか。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 はい。


●知事

 それはどこかに隠れているのかもしれませんし、ちょっとそれはよく聞いてみたいと思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 なんか平井色かなと思うものの中に商工労働部、産業開発課から出ている次世代地域資源産業育成支援事業という育成ファンドが31億円、要求であがっているんですけれど、そこら辺はなんか平井色かなと思ったりしたんですけれども、いかがでしょうか。


●知事

 そうしたいろんなツールを現場のニーズに合わせて増やしていく必要があると思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 これはまだ課長段階ではゼロ査定になっていますけど、まだ制度の内容がきちんと検討されていないというのでゼロ査定になっていますけども、その辺の検討はどういうふうにされていきますか。


●知事

 今からヒアリングを私もしますので、そこでじっくり聞いてみたいと思います。




4 次世代改革推進本部について 

○NHK 辻浩平 記者

 次世代改革推進本部で、先々週ですか、厳しい評価をなされて、それから時間がたちましたけれども、その後、進捗状況というか、そういうのはいかがですか。


●知事

 これから、実は部会に分かれていますから、「人間第一、環境日本一」に取り組むような福祉、人権、環境といった部会だとかですね。それから産業の部会、雇用の部会というのを立ち上げるわけでありまして、私もそれは最初のときは行こうと思っています。全部、ずっと出られるかどうかというのは、ちょっと時間の制約もありますけれども、そこできちんと皆さんに督励をさせていただきたいなと思います。

 今はまだ議論を始めたところでありますし、まだ県庁の中で態勢を整えている段階だと自分は思っています。これから外部の意見をきちんと取り込んでいきながら、本当の一人ひとりの施策づくりになってくると思いますので。今はまだ初動だと思っていますので、まずは督励からということだと思います。


 


5 知事就任1ヵ月経過した感想について 

○NHK 辻浩平 記者

 就任なされて間もなく1ヵ月になりますけれども、1ヵ月仕事をなさっての感想を。


●知事

 そうですね13日でちょうど一月ということになって、もうおおむね一月近くになったと思います。1つは、やっぱり県庁の中の意識を、職員の意識をもっと変えていく必要があるなという率直な印象は持っております。今、現場のほうも回り始めました。試験場でありますとか、あるいは地方機関でありますとか、回りながらいろんな人の、職員の話も聞いたりさせていただいております。

 正直申し上げて、それと合わせて、例えば夕べも、夕べは若手の経済人の集まりに行きまして、座談会みたいなことをやったりしました。やはり民間の方のほうがスピード感が早いなという気がします。まちづくりに対する情熱を持って民間の方が随分動き始めていると。そういうことに、まだ県庁のほうもフォローできるような態勢にまだまだなっていない面があるなというふうに、これは率直に感じています。ですから、もっと柔軟性のある、いろんな施策が民間と連携してできるような態勢を県庁の中に作っていく必要があるなというのが、この一月間の一つの自分の率直な印象ですね。

 あともう1つは、今いろいろと立ち上げてきておりますが、少しずつではありますけれども、改革を目指して、次世代型の改革を目指した動きが少しずつ浸透し始めたかなという感想も持っています。いろんな会合に出させていただいても、自分が訴えてきたことに対して県民の皆さんもワードとして、言葉として覚えていてくださっていますし、そうした手応えは感じております。それを何とかこれから具体化させていく段階なんだろうなというのが、この一月間の自分の感覚、感触だと思います。



6 県民運動について 

○日本海テレビ 前田俊博 記者

 例えば、県民運動と言っておられますけれども、前の前の知事で、ジゲおこしというかたちで、かなり県民レベルで大きな動きになって県民運動がかつてあったと思うんですけれども、具体的に言えば県民運動をどうやってこれから、もう1ヵ月たちましたけれども、種をまかれてやっていかれますかね。


●知事

 1つは産業興しといいますか、経済の活性化のほうの運動を進めていきたいと思います。これは民間の方の空気を変えていくこともあると思うんです。今日、中小企業団体中央会と話をしますけども、そうしたことを皮切りにして、一緒になって行政のほうも自分たちのパート、役割を果たしていきますから、経済を明るい方向へ導いていきましょうと、そのためにはお互い何をやっていきましょうかというのをかみ合わせていく必要があると思います。それとあとは、大きな意味での地域づくりのほうも、かつてジゲおこしというスローガンを立てたこともありました。それも参考になるかなと思います、ある意味で。

 ちょっとそこまで具体的には自分の頭の中にまだありませんけれども、ただ、やはり民間のかたが動き出すと、我々も考えなきゃいけないことが出てくるんだと思うんです。例えば、昨日は若い経済界の方が鳥取市内でおふくろ市っていうマーケットを開くと。朝市をやろうと。私も議論に参加させてもらったんですが、例えば高知の朝市のように本当に名所になっていったら、これは恐らく観光客のニーズにも合いますし、地元で農産物を手ずから作って、それを売ってみたいという人たちとマッチする可能性もありますし、中心市街地の活性化に発展する可能性もありますし、こうしたのはいい芽だと思うんです。

 現在、若い人が中心となってやっているわけでありますけれども、こういうのに、やはり県としても考えなければいけないこともあるんだろうと思うんです。例えば、それをやるために道路占用の問題だとか、規制がかかっているというようなこともあって、実際に朝市を発展させていく場合、少し不自由な点があるというようなお話も伺いました。例えばそういうことだったら条例をつくって、朝市に限りませんけれども、そうした市民活動というものを推進できるような、規制緩和のような条例っていうことも一つは考えられるんだろうと思うんです。

 いろいろと点検をしてみたいと思います。そして、民間の方が動きやすい環境を作って、行政も応援していくということだと思います。


○日本海テレビ 前田俊博 記者

 朝市とかそういうまちづくりに入るんですが、いわゆる県民60万人の、スケールメリットとしてもそんなに、スケールとしても大きくないことをずっと言っておられましたけれども、一人ひとりが掛け声みたいに県民運動みたいなものは求められているわけではないですか。産業中心も分かったんですけれども。


●知事

 ですから、1つは産業のほうで、産業とか経済を活性化するほうで、これは企業関係者とか農業者とか、担い手のかたがたが中心だと思います。あともう1つは、まちづくりということを申し上げたつもりです。地域づくりのほうで、例えば今おっしゃったジゲおこしのような、そうした取り組みっていうのをやってみるっていうのは検討に値すると思います。そこは、ちょっと2つ別のものじゃないかと思うんですね、多分、担い手が。


○日本海テレビ 前田俊博 記者

 延長上ではということですね。


●知事

 ええ、それぞれ2つのものだと思います。



7 財政指標について 

○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 今の話の関連で、産業興しなりまちづくりなんか、どうしても財源という問題も出てくると思うんですけれど。当初マニフェストの中でも、破たんしないように財政指標を作りたいと、その進みぐあいはどうでしょうか。


●知事

 今検討しています。6月のこの議会でその財政指標、破たんしないための財政指標の素案くらいは出せるかなと、出したいなというつもりでおりまして、これは今、関係課に、関係部課に今指示をしております。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 例えば、まだ素案を考えている段階なんであれなんですが、例えば参考にするようなものとか、そういうのはありませんでしょうか。


●知事

 例えば実質的に借り入れ、借金体質から脱却していくということを何年間かで目指すとかですね。そういうことが1つの例かなと思います。例えばそういうことを指標化したりグラフ化したりして、素案のようにしてお見せしたほうがいいんじゃないかと思います。それでまた議論していただいて、もし不都合があれば修正していったり、ローリングしていったりということは可能だと思いますので。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 指標を示して、財政の上での縛りというか自律させていく、律するということですか。そういう自律した枠組みを作っていこうということですね。


●知事

 そうです。今まで財政計画のようなものはなかったと思うんです。中期的な財政見通しを示して、仮に試算したらこうなるというぐらいのことだったと思うんですね。そうではなくて、この水準を目指しましょうということを打ち出したほうが議論もかみ合ってくると思いますし、県民の皆さまのご理解を得なければならないことも多いですから、財政の問題は。要は選択と集中ということでやっていこうということになりますので。

 ですから、一定の指標を示して、こういうことであれば今年の財政規模はこの程度だとか、自由度のある一般財源というものは、税とか交付税はこの程度投入しますとか、借金はここにとどめますとか、そういうことになってくると思うんです。ですから、そういうために目標を示したいと。財政健全化の道筋の目標を示したいということです。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 そのときに、やっぱり今までもずっと議論されてきているんですけれども、臨時財政対策債みたいな、そういう交付税との措置の関係との借金をどうするか、見るかというのも大きな問題になると思うんですけれども。そこの辺もきちんと見方を示されていくわけですか。


●知事

 それはだから、こういう前提で考えましょうということで、例えば案を示すんだと思いますね。でもそれに対して、臨時財政対策債はそれほど交付税算入ができるかどうか分からんとか、いろいろな議論は出てくるだろうと思います。そうしたらまた議論をして県民的な合意を得て、この水準に着地させましょうということになってくるんだと思うんです。

 私は個人的には、臨[時]財[政対策]債は交付税措置が予定されているものだということで考えるのが制度的には素直だと思います。ただ問題は、あれは交付税で返していかなきゃならないと。だから、将来交付税全体の総額をマクロで食べてしまうという部分があることは、ある程度考慮しなければならんだろうと思います。ただミクロで個別の団体であれば、一定の信頼感を持ってやらないと、財政計画自体が組めないんじゃないかと思いますね。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 それを、臨財債を借金と見るのかそれとも後に入ってくる財源と見るのかで、随分財政に対する評価というのは本当に天と地に変わってしまうぐらい、その辺難しいと思うんですけれど。


●知事

 そうです。ただ、そこをいつまでもあいまいにしてきたわけですけれども、あいまいにしているだけでは議論がかみ合わないところもあると思うんですね。では、うちの県は財政がいいのか、あるいは見通しが明るいのか。見通しが明るいってことは正直ないと思うんですが、ただ、ぎりぎりのところに立っていられるかどうかぐらいは、やはり評価していかなきゃならないと思います。そのためにはこういうふうな前提で物事考えたらどうですかということも言わなきゃいけないと思うんですね、臨財債の評価という。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 だから4,500億円の借金残高あるのか6,000億の残高なのかというのでは非常に違うと思うんですけどね。


●知事

 ですから、そこはどう評価しますかということで、財政指標を示すときは、例えばこの程度は交付税が入ってくるということで評価しましょうという前提で考えるとか、そういうことだと思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 いわゆる基金の取り崩しのキャッピングの制度もそのまま堅持されるわけですか。


●知事

 そういうことも含めて財政指標の中で考えていくんだと思います。いずれにせよ、基金はゼロになったら使えなくなるっていう、最大の制約だと思います。ゼロから先に行ったら赤字ということになりますので。基金はゼロになるのがぎりぎりの選択なんでしょうね。ただ、そうならないようにするために計画を作るということだと思います。


○山陰中央新報 今若靖男 記者

 知事の基本的な考え方になられるかもしれませんけれども、財政にしても職員定数にしてもある程度先を見越してその目標を立ててそこに到達するというか、目指していくというか、ある程度ラインを設けてそこに向かっていくというような手法が、前知事との大きな違いであるのではないかなと今思ったりしました。そういうことは、どうでしょう、知事から考えて県民に理解が得られやすいというか、議論しやすいというような意味合いがあるというふうにお考えなんでしょうか。


●知事

 私は、財政も民主主義だと思いますので、ただ現状を説明するだけではなくて、将来こういうふうに財政を持っていきましょうということを県民の間で議論していただくということは必要だと思います。そのための材料を提供する責任は県政にあるんではないかと思っております。だから、例えばスリム化をしていくだとか、その財政の借金体質をどう改善していくかとか、そういうところも目標を示して。

 もちろん財政は生き物ですから、年々の制度改正とか税収のいかんによりまして結局変わってしまうということはあると思います。そうしたらまた組み替えて、新たに提示し直すということをやっていけばいいと思いますので、私はその将来的な見通しを示しながら、県民と議論することは可能だと思っております。


○山陰中央新報 今若靖男 記者

 後々の制度の改正とか、その年々の変動があってなかなか不確定要素はかなり多いと思いますけれども、今知事がおっしゃるのは4年スパンでおよその目標値を示すと。中長期的というか4年スパンでというお考えなんでしょうか。


●知事

 定員については4年スパンでと、これはマニフェストに書いてしまいましたので。それはひとつ自分としてはこのぐらいはという思いを持ってます。ただ、財政については私はその4年だけで本当は片付かないんだろうと思うんです。もちろん4年間というのは大事なことで、これ自体は見ていくわけですけれども。その後も、こういう基調でやっていけば徐々に改善していくということになるかどうかというのも、それは判断していただく材料だと思います。4年から先のこともですね。

 例えば4年間で基金を使ってしまって、それでいいでしょうと。そこから先のことは私も任期がないので知りませんというのもちょっと無責任だと思いますので、その先のことも含めて指標を考えるというのが、誠実じゃないかなと思います。



8 望まれる議長像ついて 

○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 明日の県議会でいよいよ新議長が誕生するといいますか、なっておりますが、知事の考えておられる議長像といいますか、望まれる議長像というのがありましたら教えていただけませんでしょうか。


●知事

 今、地方分権を巡ってまた財政状況、経済格差、大変な厳しい時代にあると思っております。ですから、この難局を乗り切るパートナーが議会だと思っております。ですから、議長にはぜひそうした先を見通しながら、しっかりとした議論をしていただけるようなかたになっていただきたいなと思います。

 特にこれから不透明性が高まると思うんですね。現在地方分権の議論が進んでいますし、それから経済というのは生き物ですし、これどうなってくるかというのは、我々頑張りますけれども、必ずしも活性化に向かう一本調子になるとは思えませんので、そうした中で厳しい選択もお互いにやっていかなければならないと思います、時にはですね。

 そういう意味で、きちんと議会と執行部との間、お互いに胸襟を開いて話し合って、一定の決着をつけながら県民合意を得て先へ先へと県政を進めていく。そういう推進力になっていただけるような、そういう力量を持った方にぜひ議長になっていただきたいと思います。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 現在3人手を挙げておられますけれども、3人とも知っておられると思いますけれども、力量ということではどのように評価されていますでしょうか。


●知事

 今、これは、これから議会の自治に基づいて、今回選挙をして、政見を発表されて、それで選挙をされるということだと思いますので、私は、今は注目して見守らさせていただきたいと思います。




9 県議会の課題について 

○山陰中央新報 弥重節子 記者

 かなり議会改革も進んだんですけれども、来られてまだ議会が始まっていないので、どういう状況に変わったかというのは、よくお分かりにならないかと思いますけれども。鳥取県議会で議会改革すべき課題って、どういうふうに見ていらっしゃいますか。


●知事

 私は、鳥取県議会は自由闊達[かったつ]な議論を重んじる伝統は、あったんだと思うんです。片山[前知事]さんの前からずっとあったと思います。そういうものはさらに発展してきていると思いますので、この方向性をきちんと延ばしていっていただきたい、進めていっていただきたいと思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 他にはないですか、議会の改革という点では。


●知事

 県民に対する透明度をきちんと持っていただきたい。それは、今もだんだん進展してきていると聞いております。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 議員、政策条例の提案という点では、まだ鳥取県少ないんですけど、その辺についてはどういうふうにお考えですか。


●知事

 政策条例。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 議員提案です。


●知事

 議員提案は、むしろ鳥取県は多いではないですか。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 そう多くないんです。


●知事

 そこは、いろいろな認識はあるかもしれませんけれども。それは、私は議会の皆さん、またこれから議論始めると思いますが、議員提案の動きは歓迎したいと思います。ぜひ、それはやっていただいたらいいと思いますし、執行部のほうでもその際に意見を述べる場というのを確保していただくように、そこはお願いしておきたいと思います。 




10 経済振興キャビネットについて 

○NHK 辻浩平 記者

 今日の中小企業団体連合会との話し合いの中で、経済振興のキャビネットについても話し合われると思いますが、このキャビネットをいつごろまでの、何て言いますか、設立といいますか。


●知事

 私はまず、やっぱり議会と、一度きちんと話ししないといけないと思うんです。そういう意味で、この6月の補正の中に、まずは開催のための経費といいますか、調査の経費なんかもあると思いますが、そうしたことを盛り込んで、県議会で一度議論をしておく必要があると思います。もし議会との話し合いで、そのキャビネットについて合意をいただければ、即座に結成に向けて動く必要があると思います。あまり時間的猶予を置いてやるつもりはありません。


○NHK 辻浩平 記者

 議会終了後というようなめどでしょか。


●知事

 そうですね。議会終了後、人選にただちに入ってということを目指したいと思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 そのキャビネットというのは、国で言えば経済財政諮問会議みたいな、そういうふうな位置付けになるんですか。


●知事

 商工労働行政に、これはひとつ特化しておいていいんじゃないかと思うんです。あまり枠を広げるとどうかなと思いますんで。その中で個別の政策課題は、拾い上げて政策提言してもらうと。それを随時やっていっていただいて、それを執行部としてこれは政策化するには、こうすべきだとか、いろいろと中でもませていただいて、議会提示していくというかたちじゃないかと思います。ですから、経済財政諮問会議のように県政全般の、例えば財政構造がどうだとか、あるいは規制緩和全体をこう考えるだとか、それを求めるよりも、私はむしろ具体的に即効性のある施策を、そこから引き出していきたいなと思います。


○山陰中央新報 弥重節子 記者

 その会議には、女性はやはり何人か含まれますか。


●知事

 それは、今までのルールがありますので。


○NHK 辻浩平 記者(幹事社)

 ほか、いかがですか。よろしいですか。ありがとうございました。


●知事

 はい、どうもありがとうございました。