近年、全国的にヒグマ及びツキノワグマ（以下、「クマ」という。）、イノシシ（以下、クマとイノシシを合わせて「クマ等」という。）の人の生活圏への侵入が相次ぎ、人身被害も多く発生している状況を鑑みて、令和7年4月に鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律（以下、「鳥獣保護管理法」という。）の一部が改正された。これにより、地域住民の安全確保のための措置を十分に講じた上で、大型獣の中でも特に人身被害を生じさせるおそれの高いクマ等について、住居集合地域等よりも広い概念である人の日常生活圏での銃猟をすることを可能とする制度（緊急銃猟）が創設された。
本マニュアルは、緊急銃猟関係者が緊急銃猟の一連の流れを理解し、現場における安全かつ的確な緊急銃猟の実施に資することを目的として作成したものである。作成にあたっては、環境省の「緊急銃猟ガイドライン（令和7年7月）」（以下、「ガイドライン」という。）を参考とし、本県における関連情報を追記している。なお、本マニュアルの記載内容に対応するガイドラインの関連ページを“【国P〇〇】”と表記しているため、緊急銃猟制度の詳細については、適宜ガイドラインを参照されたい。
●鳥取県ツキノワグマ等出没対応マニュアル
●「別冊」市町村版ツキノワグマ等出没対応マニュアル（ひな形）