令和7年10月24日(金)、本県において高病原性鳥インフルエンザが発生した場合に動員される可能性がある県庁職員に対し、高病原性鳥インフルエンザの概要を理解し、動員時に自身で防護服を着脱できるようになることを研修目標として県庁講堂で研修を開催しました。
最初に家畜防疫課田中勝貴係長より、高病原性鳥インフルエンザ、養鶏場及び防疫作業について基本的な概要説明をしました。現在の流行状況、鳥インフルエンザウイルスの感染経路や感染した鶏の症状のほか、捕鳥・炭酸ガス注入等の殺処分の様子も説明しました。

次に、前田佳奈家畜防疫課長より、令和4年12月に鳥取市で発生した県内初の鳥インフルエンザ発生事案について、当時、発生農場の管轄であった鳥取家畜保健衛生所の次長として対応した約1ヶ月を時系列で詳細に語りました。

最後に、県職員3名に、説明に沿って実際に前で防護服を着てもらいながら着脱演習を行いました。写真で見るのとは違って、ファスナーの目張りやマスク装着に思った以上に苦戦しました。その後、肉用鶏の鶏舎での発生想定で、板による追い込み、模擬鶏を使った捕鳥、かごからペール缶への投入なども行いました。「暑い」との声が聞かれましたが、実践に向けた良い練習の機会となりました。
