教育DX推進課6月号

令和5年度 学校CIO※「ICT活用、ICT活用指導力に関するアンケート」(1回目調査:5月実施)の結果について

 ※学校CIOChief Information Officer)とは、学校で教育の情報化を推進する統括責任者のことで、本県では、学校長が各学校単位でICT化の取組をマネジメントし実行する役割を担う。


令和5年5月に県内全ての学校(全校種)の学校CIOに対し、学校における教員のICT活用とICT活用指導力についてアンケート調査を実施しました。年間4回の実施を予定しており、調査結果は、各学校における取組を図る指標として今後の施策に活用します。

 

 ほとんどの学校で、5割以上の教員が日常的(週に半分以上)に授業でICTを活用しています(赤部分)が、中学校、義務教育学校、高等学校は8割以上の割合(青部分)がまだ少ない状況です。今後は、授業が本格的に実施されていく中で、すべての校種で8割以上を目指し、日常的にICTを活用した授業を推進していきます。


 県内全ての学校の教職員は、Google Workspaceアプリを活用することが可能ですが、校務における日常的な活用に課題があります。ICTを効果的に活用することで業務を効率化することが可能であり、校務負担の削減のためにも、より一層の活用を進めていきます。


 小・中・義務教育学校の端末の持ち帰りについて、学校によってはまだまだ日常的に行われていない状況にあります。学校での活用と合わせて、家庭における効果的な活用方法についても検討し、学校と家庭と連携した学びが実現できるよう、持ち帰りの実施によるICT活用をさらに進めていきます。

県立学校においても同様で、家庭における端末を利用した学習と、学校での学習とのつながりを意識した活用を推進していきます。

 

 変化の激しい社会の中、一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、多様な人々と協働しながら、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが必要であり、今こそ学校における学びの質を転換しなければなりません。今回から、ICTを効果的に活用し「個別最適な学び」と「協働的な学び」が行われているのか調査しました。

 「個別最適な学び」では、一人一人の児童生徒の特性や理解度・進度に合わせてICTを活用しているか、「協働的な学び」では、子どもたち同士が協働して学びに取り組む場面でICTを活用しているのかについての結果は以下のとおりです。


 

 活用している教員の割合が5割未満の学校(オレンジ緑部分)も多く、「個別最適な学び」「協働的な学び」の場面で活用に課題があります。県教育委員会では、すでに実践している県内外の効果的な活用例について共有することや、学校訪問型研修の活用を拡大することで教員をサポートしながら、子どもたちの学びがさらに深まるように取組を推進していきます。


最後に本ページの担当課
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