調査計画

令和2年5月17日(日)に開催した地下水等調査会第2回会議において、地下水の流向等を把握するために地下水、地層及び地質の調査を実施することが決定されました。

 ⇒ 淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査計画【概要版】(PDF:708KB)

 ⇒ 調査概要チラシ (pdf:2307KB) (R3年12月版に更新しました)

  

調査・解析及び評価の流れ

調査計画に沿って、地質調査、水文調査、水質調査を行い、得られた結果を用いて地下水三次元浸透流解析及び水質による解析を行い、計画地における地下水の流動状況等を把握します。
調査及び解析の結果は、地下水等調査会において評価します。

調査フロー

調査範囲

調査地域は、計画地及び周辺の水源・湧水を含む、(北側)日本海、(南側)精進川、(東側)孝霊山の尾根筋、(西側)佐陀川で囲まれた約30km2の地域とします。

 調査範囲

調査項目

◆地質調査:

(1)目的

調査地域の地質状況(地質分布、地質構造等)や水理地質構造(地下水位分布、地下水流動方向、帯水層構造等)を詳細に把握し、シミュレーションのモデル化に必要な基礎資料を得る。

(2)調査内容

地質調査内容

◆水文調査:

(1)目的

降雨と河川流量・地下水位との関係、河川の基底流量等の水文データを把握する。得られたデータは、シミュレーションの基礎データ、解析精度検証データとして用いる。

(2)調査内容

水文調査内容

◆水質調査:

(1)目的

水質の類似性・相違性などから、地下水流動の解析を行う。

(2)調査内容

水質調査内容

(3)水質解析

水質分析結果をヘキサダイヤグラム、トリリニアダイヤグラム等で図化し、水質の類似性・相違性などを基に、地下水の涵養源や地下水流動の推定を行う。

 

◆地下水三次元浸透流解析(シミュレーション):

(1)目的

調査地域について、シミュレーションにより、表流水及び地下水の流れ(浸透流)を三次元で解析・再現し、計画地から湧水地・水源地までを含む広域地下水流動の解析を行う。

(2)モデルの構築

地質調査で得られた地形・地質構造、水理地質構造(帯水層構造等)、水文調査で得られた表流水の状況(河川流量、河川流況)、地下水の状況(水位変動状況等)、気象条件(降雨量、降雪量、気温、蒸発散量等)などを取り込んだモデルを構築する。

(3)解析の内容

 

ア シミュレーション
     定常解析・非定常解析(表流水・地下水)
イ 表流水・地下水影響検討
     水循環メカニズムの解明
     計画地地下水の表流水・地下水への影響の検討

 

(4)モデル及び解析結果の検証

地下水位観測データや河川の流量観測データ等の実測データと、シミュレーション結果を比較評価し、モデルや解析結果の再現性の検証および調整を行い、十分な再現性が得られていることを確認する。

  

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