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知事定例記者会見(2014年9月4日)

平成26年9月4日(木)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約67分) ※MPEG4形式

  

1 第2次安倍改造内閣の発足をうけて 

○日本経済新聞 舩越 純一 記者

 知事、お願いします。


●知事

 皆さん、おはようございます。昨日[3日]、安倍政権が内閣改造を行いました。今回の改造によりまして新しい政策テーマ、国においても見えてきたと思います。私ども鳥取県でも石破茂代議士が入閣をされまして、地方創生担当大臣内閣府の特命担当ということになられました。これは、これからの安倍政権の大きな中心的課題になると昨夜も総理自身、記者会見でおっしゃっておられましたけれども、その任を石破代議士が担うということでありまして、地元としても鳥取という地域を知っておられるかたが地方をどういうふうに元気にしていくのか、その改革に当たられるというのは大いにご期待も申し上げたいと思います。また、石破[茂]新大臣ともよく今後、調整と言いますか、相談をさせていただきまして、我々の方でやっている先進的な施策もあれば、いろいろ思い悩んでいるそういう提言項目もございます。こうしたことも的確に石破[茂]新大臣にも伝えていく必要があると思っております。

 入閣を果たされた女性閣僚が5人おられるというのは、このテーマにもなるのかもしれません。安倍[晋三]総理自身も女性活躍というテーマを掲げておられます。そういう新内閣のテーマが見えてきたところかなと思われます。ただ一方で気になりますのは、拉致問題は北朝鮮との折衝の真最中でございます。報道もいろいろと区々に分かれていまして、我々も測り兼ねるところでもあり、国に問い合わせてもその実情はよく分からんというお話が多いんですが、北朝鮮との交渉も決して順調に、スムーズに行っているわけでもなさそうにも見えるわけであります。そういう中での内閣改造でございますので、この内閣改造が拉致問題の解決を遠のかせることには絶対にならないように、その辺については国を挙げて政府を挙げてしっかりと取組んでいただきたいと思います。




2 第24回中四国サミットにおける意見交換 

●知事
 
 昨日[3日]は、中四国サミットの方に参りました。中国・四国の各県の知事、さらに中[国]経[済]連[合会]、それから四[国]経[済]連[合会]と言います常盤[百樹]会長さんなんですけども、四国の経済連合会ですかね、それと一緒になりまして会議を持たせていただき、緊急に地方創生についてのアピールを出すことになりました。さらに災害対策、防災対策、そしてミッシングリンク[高規格道路の未整備区間]といったものをつないでいったり、高速鉄道化を目指す、そういう高速交通ネットワークについてアピールをさせていただいたところでございます。皆の口から出てきましたのは、この新内閣ができた機会にアベノミクスが地方へ届いていないと言われるわけでありますが、その状況を打破しなければならない、さらに分権改革、これもしっかりと行ってもらわなければならない、そんな意味で我々のメッセージを強力に出していこうということになりました。



3 第1回人口減少・地方創生PTの開催 

●知事

 これから新内閣の動きを私ども、注目していく必要がございますが、早速例えば石破[茂]新大臣でありますとか、さらには拉致担当や少子化担当の大臣など私どもとしても早速にご意見申し上げる、要望するというようなことが必要かなと思っております。この辺はできたばっかりの内閣でありまして、これから関係先ともよく調整をして臨んでまいりたいと思います。こういう国の方の動きを受けまして、今日[4日]、人口減少地方創生についてのプロジェクトチームを起動させることにいたします。国の方の動き、昨日[3日]は地方創生の本部が出来上がりました。また、いろんな概算要求のアイデアが出ているわけですね。注目をされるのは、地方創生についての交付金を創設しようという話であります。これは、前の新藤[義孝]総務大臣が地方創生についても言及をされる中で、5年間で1兆円に及ぶような、そういう交付金が必要だというふうにぶち上げておられました。予算要求としては、数字がよく分からない事項要求というかたちになっておりますが、単年で言って2,000億[円]とかいうようなオーダーになるのかもしれませんし、結構な交付金になるかもしれません。また、この他にも地方創生関係で各省庁が競い合うようにさまざまな要望を出しています。例えば新しい地域での産業興しをするとか、ふるさと名産品を作るお手伝いをするとか、そうしたいろんな要求が出ております。我々としてもPT、プロジェクトチームの中で議論をさせていただいてどういうように我々としても対応していくのか、できれば石破[茂]地方創生大臣の方に鳥取県の先進的な取り組み、こんなことが、やって効果がありますから全国でもそういうものを広げていって応援してもらってはどうだろうかとかですね、それから制度改正要求だとか、予算の作り方、その辺の提言も石破[茂]大臣の方にも届けてもいいかなと思っております。

 また、庁内もしっかりとした体制を作らなければなりません。国の方で地方創生本部が立ち上がりましたが、都道府県ごとに地方創成についての政策を取りまとめて、そういう大綱を作っていくという、そういう責務が新しく提案される法案の中に入っております。ですから、我々都道府県はそのキーになる役割を果たすわけでありまして、私どもとしてもそうした取りまとめを急がなければなりませんし、実効ある行動を起こしていかなければなりません。私どもとしてそういうことを効果的に部局横断で進めるために、今日[4日]、プロジェクトチームを始動させることにいたしたところでございます。

 ただ、なかなか地方分権改革、今まで進んでおりませんでした。これも石破[茂]さんの担当になるそうでありますし、国家戦略特区も石破[茂]さんの担当になるそうでありますが、ぜひリーダーシップを発揮して省庁の縦割りの弊害を打破していただければと思います。私どもからは地方分権改革についての提言を行ってまいりました。これ手挙げ方式で地方自治体の提案を受付けるというように政府がされたものでありまして、先般その回答が出されたわけであります。これは回答と言っても1次回答と言われるものでありますが、ざっと8割方は拒否になっておりまして、残り2割が現行制度内で対応するとか、それから検討するというようなものであります。



4 地方分権改革に関する提案への第1次回答の状況 

●知事

 ただ、鳥取県の回答はいろんなもので断られたものもあって反論しなきゃいけないものも多々ありますけども、2つだけ現行制度の中で対応してもいいというのがございました。1つは、これは学校関係でありますけども、学校の言わば授業料軽減のそうした仕事を学校事務と県の通知とを併せてやること、これ今まではまかりならんと言っていたんですが、これをまとめることについてこれ事実上、ゴーサインが出るんではないかなという回答が1つありました。あともう1つは、大山乳業が給食の関係で西部では今年使われなくなっている問題についてであります。これはこれまで鳥取県としては国が制度ないし制度の運用を変えない限りは新年度ボイコットも辞さずという気構えで今、要請活動をしてきておったわけであります。

 そういう中で今回、分権改革の議論がありまして、ここはその分権のステージに乗せてもらって県の方の実情に合わせた取り組みを容認してもらいたいということで要望をしていたわけですね。これについて今回、農林水産省からの回答を内閣府が伝えてきているんだと思いますけども、現行制度の中で対応していきたいという旨の回答がありました。まだこれちょっと紙切れだけの話なんで、これから正確にちょっと農林[水産]省側の考え方を今後我々としても確かめていく必要があると思っておりますが、問題は解決に向かう方向性が見えたかなというふうに期待をいたしております。

 新しい記者さんもおられるので若干ちょっと解説だけさせていただければ、農林[水産]省の古い制度で戦後一貫して全県的な給食牛乳は取りまとめで数量をまとめると、さらには市町村が給食の主体なんですが、これ古い制度でありますので、県が入札的な札入れをすると、それに市町村の給食は従いなさいと、こういう制度スキーム[枠組み]がございます。それで、根本のところは給食で牛乳を出す便宜を図るという根本のところは法律があるんですが、そこから先のところは言わば通達行政でありまして、ただそれで我々は今まで蹴られてきたわけですね。それで鳥取県は他の県と違いまして大山乳業に一本化をされているわけです。その大山乳業に一本化されるわけでありますから、入札をするということを厳密にさせられちゃいますと県外のところも含めて入札をせざるを得なくなる。それが地産地消を進めるという大政策にも反するわけでありますし、特に鳥取県の場合は他県ではできてないことでありますけども、農林[水産]省の意向を受けながら畜産の体質改善を図ろうということで、そういうように乳業者が1つにまとまったそういう唯一の県なわけであります。

 ところがそれを今度逆手に取られてしまって、農林[水産]省からは広島や岡山やそうした広範囲で入札をしないと制度に反するというようなことで今まで言われてきておりまして、今回入札に掛けたところ初めて県外社が入札をし、大手メーカーが落札をしたということになったわけであります。そこで、我々としてはこんな制度はおかしいじゃないかと申し上げまして、農林[水産]省の方に申し入れに行き、場合によってはボイコットということも申し上げていったわけでありますが、国の方からは現行制度のスキーム[枠組み]の中で、対応可能ではないかとこういう今回が見解が寄せられましたので、この問題の道筋がつく可能性が出てきたと期待をいたしているところでございます。



5 危険ドラッグ対策の状況 

●知事

 予算につきましては9月補正の予算、最終的な取りまとめの段階に入ってきました。まだ最終取りまとめ中でありますが、現在のところ11億9,000万円レベルの積み上げになってきております。12億[円]近くにまで積み上がってまいったところであります。そのアイデアは先週も申し上げましたので詳細は割愛をさせていただきたいと思います。また、9月議会には危険薬物を違法ものと条例違反として取り扱う条例を提出することといたしておりまして、毎週ずっと精力的に検討作業を進めてきておりまして、ほぼそれも固まってまいりました。まだ最終調整の余地はございますけれども、我々としては危険薬物と呼ばれているもの全部を条例違反にして警告を発する、中止命令をする、罰則を課する、こういう対象にしていこうということにしておりますし、知事指定薬物の範囲も広げようと。成分で指定していたのが従来のやり方でありますが、商品名で、この商品はどうも出るというのが他県情報等で段々分かってくるわけでありまして、そういうものはもう商品名で成分分析を待たずに指定をしてしまうということをやろうと。さらに知事指定候補薬物をリストアップする。それで、その候補薬物については知事指定の前段階ではありますけども、流通過程で売った人、買った人に届出義務を課することによりまして、実効ある流通抑止を図っていこうと、そういう体制で臨もうとしております。

 今まで違法と言わなかった合法だとか脱法だとか言っていたのが問題なんでありまして、鳥取県で初めて全てを違法だとする、そういうドラッグに危険ドラッグをしてしまおうということであります。これをぜひ議会でもご議論をいただくことにいたしたいと考えております。



6 あいサポート・アートとっとりフェスタ及び障がい者施策の動向 

●知事

 そういう中でありますが、夏休みも終わりまして、あいサポート・アートとっとりフェスタも本格稼働に入ってまいりました。明日[5日]からは、これもアートの世界でありますが、日本チャリティー協会さんと一緒になりまして、2014パラアートとっとり展を鳥取市のやまびこ館の方で始めることになります。またアール・ブリュットと言われる生のアートと言われる障がい者芸術、これにつきましても米子を皮切りにして土曜日[6日]から当県内各地で巡回展示を行うことにいたします。また、障がい者の舞台芸術、パフォーマンスについても、みやざきまあるい劇場さんであるとか、鳥取聾学校の生徒さんによる舞台、これは[鳥取市]鹿野地区でいよいよスタートということになってまいります。また、月が改まって10月4日にはあいサポートコンサートを米子の方から行いますし、その前に9月20日ですかね、倉吉の体育文化会館において特別支援学校の合同文化祭を開催をする。こんなように相次いであいサポート・アートとっとりフェスタを展開してまいりますので、ぜひ障がい者の文化芸術に対するご理解を県民の皆さま、内外の皆さまにもお願いを申し上げたいと思います。

 また、手話パフォーマンス甲子園についても募集が今月[9月]一杯ということで進んでまいりましたが、この度動画によるPRビデオをアップさせていただきました。1つは岡山県の手話漫才のグループによるものでありますし、もう1つは県内各地の高校生、私も出ますが、それから聴覚障がい者の陸上競技大会に来られた選手の全国の皆さん、こういうかたがた等も交えてプロモーションビデオを制作をし、アップをさせていただきました。この手話の世界につきましては、先般手話スピーチコンテストが東京で開催をされました。その挨拶に立たれたのが初めて手話で挨拶された[秋篠宮]眞子さまでいらっしゃいましたけども、[秋篠宮]眞子さまにおかれては鳥取県の手話言語条例の取組みをその挨拶の中で紹介をされました。また、さらに優勝したのは坂本龍成さんという生徒さんでいらっしゃいまして、高知の生徒さんですけども、そのスピーチ内容として、鳥取県の手話言語条例を高知県でも見習って作っていきたいと、こんなようなメッセージが出されていました。こういうように各地から注目が集まってきているのはありがたいことだと思います。

 そのバックボーンをなすのはあいサポート運動でございまして、このあいサポート運動については、私どもの方で提唱をさせていただき、各地に広がり始めましたが、とうとう関東の埼玉県富士見市と三芳町が加入される運びとなりました。来月[10月]その協定の調印式に臨んでまいりたいと思います。じわじわと東日本に広がってきたという状況になってまいりました。また、そのあいサポート運動の製作者ビデオ、障がい者とのお付き合いしていく、共に生きていく上でのルールと言いますか、エチケットと言いますか、それを取りまとめたビデオ、これも法務省の方の関連の特別賞をこの度受章するなど非常に評価も高まってきたんではないかなと思います。

 明日[5日]は障がい者の雇用について経済界に申入れ活動に回っていきたいと思いますし、また、中部で今月そうした特別支援学校の就職を考えるようなフォーラムでも、そうした障がい者雇用等訴えてまいりたいと思います。



7 ALS(筋萎縮性側索硬化症)支援動画の撮影 

●知事

 こういう障がい者、あるいは難病ということも含めて最近トピックスになっておりますのに、ALS[筋萎縮性側索硬化症]アイスバケツチャレンジ[ALSの研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、又はALS協会に寄附をする運動]というのがございます。私この度あるかた、徳島県の知事ですけども、指名を受けましてこのALSチャレンジの輪をこの鳥取の方にもたらされたわけでありました。それで、私自身も考え方をまとめようと随分こういろいろ思いを巡らしてまいりまして、地元のALSの患者さんにもお話を聞いたりしてまいりました。結論から申し上げますと今のALSアイスバケツチャレンジのことは趣旨は大賛成であります。これはやっぱりALSという非常に回復が難しくて、特に働き盛りの人が突然、徐々に、徐々にですね、徐々に進行していくということで、だんだんと機能を失っていくという非常に問題の多い病気であります。

 ただ、それで悩んでおられる患者さんにしろ、家族にしろ、大変な奮闘、努力をされています。いまだに記者活動をされているジャーナリストもいらっしゃるわけでありますし、そういうことに私たちとしては賛同していかなければなりませんし、県政もそうでありますけども、支援を訴えかけていく、これは重要なことだと思います。ただ、氷水をかぶれば解決するのかというと私はそうは思わないのであります。むしろそれで趣旨が誤って伝えられてしまわれはしないか、それはそれで見ていておもしろいビデオになるかもしれませんけれども、ただ、本質は大変厳しい状況にあるかたがたでありまして、そういうかたがたの実情をもっと知ってもらって、それは氷水をかぶることではなくて、そして、共に生きていこうという決意を述べていく、また寄付金も含めて支援の輪を広げてくださいと訴えることではないだろうかと思います。言わばオールラブサポート、ALSとでも言うべきですね、そうしたオールラブサポート的な、そうしたメッセージを出すのが本来ではないかなと思い、県内のALSのかたとも相談をさせていただきました。ですから私は私の判断で氷水はしないで、むしろそういう非常に地味ではあるかもしれませんがメッセージを出すことで、この徳島県知事から渡されたバトンの思いを受け継がせていただきたいと考えております。

 この運動も世界中に広がって、爆発的に広がり寄付金も集まる等の効果も出ていますが、難病には、例えばポルフィリン症を初めとして、難しい病気がいっぱいあり、国ですらまだ支援の手を差し伸べてない、そんなような病気もあります。また、こうしたことは広く障がい一般にも通ずることでありまして、障がい者の抱える問題、こういうものに世界中が広く思いをいたすのが本来だと思います。ALSの患者さんの支援、これはぜひとも協力すべきことでもございますが、もっと広い問題が、難病だとか、障がいといったことにあることを我々としては訴えるべきではなのではないかなと考えております。そんな意味で今週中にまた、収録をし次第アップしようとは思いますけども、アイスバケツチャレンジのアイスバケツはしないチャレンジを私は選択をしたいと考えているところであります。



8 海外をにらんだ経済・観光交流等に関する当面の予定 

●知事

 海外等、これから向き合って地域の振興だとか、それから経済の発展だとかを目指していかなければなりません。そういう時代の中で、鳥取県としては環日本海地域を中心として海外と手を結ぶことをさせていただいております。明日[5日]からはマレーシアのパビリオンという高級百貨店におきまして鳥取県の物産展を開催いたします。また、マレーシアにあります高級日本料理店で鳥取の食材を提供するそういうフェアであるとか、また、観光関係の要人のかたがたを訪ねる、これは副知事の林[昭男]に行ってもらおうと考えておりますが、そういうマレーシアとの新しいチャンネルづくりを始めたいと思います。また、タイにおきましても経済的な結びつきを今後深めていこうと、そういうフォーラムを開催することにいたしております。

 また、ロシア等の関係ですけども、今ウクライナと停戦協定に向けた具体的な話が始まったというところでありますが、これ言論界や民間を中心としまして日露フォーラムをモスクワで開催することになりました。主催者側といろいろと話し合いもしたんですが、強くご要請もございまして、極東地域と一番深く付き合っているのは鳥取県なんで、そういう交流の状況についてレポートをしてほしいということでございました。このフォーラムは日本で言うと、例えば森[喜朗]元総理大臣とか、それからフィギュアスケートの鈴木[明子]選手とか、いろんなそのかたがたがいらっしゃるところでございます。私もそういう文化だとか、スポーツだとか、それから極東交流、こういうようなもののうち極東交流の部会の方で、ロシアのガルシカ極東発展大臣、あるいは新潟県の市長さんも来られるそうでありますが、そうしたかたがたと討論を公開で行うということに臨んでいくことにさせていただきました。

 併せて、鳥取の食材、お米とか、ラッキョウとか、梨とか、そうしたものを皆さんに知っていただく、あるいは観光等の魅力、DBSクルーズフェリーの航路、そういうものを知っていただく、そういうようなことをさせていただこうと考えているところでございます。また、韓国とは江原道との交流20周年の節目を迎えることになります。10月2日に、いろいろ紆余曲折ありましたが、[韓国]仁川[国際空港]と米子鬼太郎空港を結ぶチャーターという扱いになりますが、定例の曜日でない10月2日でありますのでチャーターという扱いになりますが、チャーター便を飛ばし、それで江原道との交流20周年行事を行うという運びとなりました。具体的には10月4日のあいサポートコンサートに江原道の障がい者のかたも出演をされ、そこにチェ・ムンスン知事もお見えになります。10月5日に交流記念行事、20周年行事をさせていただくという運びとなりました。我々地域、自治体が民間レベルの交流を引っ張っていかなければならない、これが広い意味での平和に貢献するものではないかと考えておりますし、経済や地域の振興にもつながるものだと考えております。そうした意味でさまざまな方面と手を結んでいく動きをさせていただこうとしております。

 またEGLツアーズは幕を今シーズン閉じましたが、先般私どもの担当者を派遣をさせていただき、総括をさせていただきました。先方は非常に評価をしてくださいました。それで来シーズンもぜひやろうという方向で調整しようということになり、場合によってはこの冬以降ですね、それ以外のツアーも考えようではないか、こんなような今話し合いを始めたところであります。



9 国内航空便の活用促進に向けて 

●知事

 明日[5日]はスカイマークの[西久保 愼一]社長さんがお見えになるという日程になってまいりました。内容はもちろんちょっと聞かされてはおりませんけれども、私どもとしては、今次の9月県議会にも交流を促進する、観光交流、ビジネス交流を促進をしていく、そうやって飛行機利用を高めていく事業を計上しておりまして、そうしたことも含めて訴えかけを当方からはさせていただこうと考えております。

 その他行楽シーズンを迎えます、シルバーウイークもございます。[ゲゲゲの]鬼太郎グッズを交えた観光キャンペーンでありますとか、あるいはラッキョウの花を売り込むとか、また横浜では今、砂像を展示して鳥取県のPR活動をやっていますが、9月の13、14の2日間にわたりまして鳥取の航空便をアピールをすると、そういう企画もさせていただいております。そんな意味で賑わいを作ってまいりたいと考えているところでございます。



10 アジア大会等での活躍が期待される県出身の選手 

●知事

 スポーツの秋とも言われるわけでありますが、いよいよアジア大会が開幕をすることになります。川中香緒里選手が旗手を務められるということで、応援を鳥取からも送らせていただきたいと思います。これにはレスリングですか、岡太一選手、日本でも優勝する選手でございますが、そういうメンバーも渡られますし、また、河端[朋之]選手、自転車でこのかたもメインスプリンターでいらっしゃいます。このアジア大会での活躍も期待されます。オリンピックの方でも会いましたけど大家[涼子]選手ですね、女子ホッケーの選手でいらっしゃいますが、やはりアジア大会に駒を進めることとなりました。国体も本格的な大会が、シーズンが始まるところでありまして県内の選手の活躍を願うものであります。



11 2020年の東京五輪に向けたスポーツ関連の取り組み 

●知事

 先般、スポーツについて我々として会議を持ちまして、いろんな今後の改善方向について話し合いをしました。誘致を本格させるべきというお話もございました。そういうことから、これは来週末になりますが、内閣府の平田[竹男 東京五輪・パラリンピック推進]室長をお招きをしまして、県内の方、例えば[鳥取市の]布勢にありますコカ・コーラウエストスポーツパークとか、あるいはバードスタジアムだとかいろんな県内のスポーツ施設がありますが、そういうスポーツ施設をご覧をいただいたり、いろいろ意見交換をさせていただきたいと考えております。オリンピックだけでなくて、パラリンピックの方もご担当をされているわけであります。ですから、これからのキャンプ地誘致に向けて後押しをしていただく、その具体的な1つのステップとして平田室長にも鳥取を見ていただくということにいたしたいと思います。

 また、ホストシティ・ホストタウン構想もございます。これも平田さんの方のご担当になりますので、その意味でも我々として、今月[9月]いっぱいで手を挙げるというのが全国のスケジュールになっていますので、そういう中で私どもの熱意を感じていただければというふうに考えております。パラリンピックもそういうスポーツ施設を求めているというような状況もございまして、そういうパラリンピックの選手への激励だとか、パラリンピックとして活用できる面がないか、キャンプ地だとか強化とかで、その辺も見てもらういいチャンスになるんではないかなと考えているところであります。

 さらに、予算上も9月補正[予算]の中で外国からコーチを招へいするとか、こちらから外国へ遠征をするとか、これ結構大変なんですね。スポーツ競技団体の方からある程度出してくれるということはありますが、これ競技団体によってまた、まちまちでございます。自己負担が大きくて、なかなか選手として成長するのには難しい面も正直あるようであります。この辺は新しい制度を9月議会で創設すべく補正予算を提案させていただこうと考えているところでございます。



12 今後の日程 

●知事

 今月[9月]の23日にはまるたんぼうという森のようちえんの5周年のイベント、記念行事が開かれます。そうした少子化対策に向けて鳥取県の大きく成功を収めつつある取組み、もっともっとクローズアップをしていく必要があるかなと思います。歴史をさかのぼってみますと、私共の鳥取県には里見忠義がこちらにやってきたわけでございます。それから400年の時が流れました。この度そうした時節を考えまして、地元としても里見公の行列を偲ぶ、そういう行事をやろうと今週末に倉吉の方で行うこととなりました。さらに言えば、この里見忠義についてNHKの大河ドラマにしてもいいんじゃないかというようなご意見が今までもございまして、そうした働きかけの活動もあるわけでございます。鳥取県としても、そうしたものに協力をしていこうというふうに考えているところでございます。

 いろいろと行楽の秋を迎え、さまざまな行事が目白押しで県内各地でも開かれるわけでございます。お米の収穫時期にも差し迫ってまいります。実りの秋、気になるところでありますが、豊作をご期待を申し上げたいと思います。県民の皆さまにとりまして、素晴らしい秋のシーズンお祈りを申し上げます。私の方からは以上でございます。



13 石破 茂 地方創生担当大臣への県からの提案等について 

○日本経済新聞 舩越 純一 記者

 各社さん、質問どうぞ。


○NHK 植田 治男 記者

 石破大臣の方に、県内の先進的な取組みの提案、要望をしていかなければいけないと先程おっしゃいましたが、知事として石破大臣、具体的な提案、こういうものは先進的な取組みとしてやっているというのは言えるんじゃなかろうかというのは何かありますか。


●知事

 例えば、今のその森のようちえんでありますとか、それから少子化対策と中山間地対策を大手飛車取り的に解決をしていこうという、中山間地の保育料無償化事業であるとか、少子化対策等はかなりキーになるんではないかなと思います。また、女性の参画という意味で言えば、私どもは東北大学のリーティングでナンバー1に47都道府県でしていただいたりしております。このような、言えば社会環境づくり、それから併せて地域での中山間地振興等があろうかというふうに考えております。鳥取県でも例えば、過疎バス対策、これもだいぶん変えてまいりまして、地元で皆で納得できるような、そういう持続可能なやり方をやっていこうということを始めてきたりしておりますし、また特産品づくり、これについてもふるさと納税が1つの起爆剤にもなっていますけども、農業の分野でもいろいろとそれぞれのかたの工夫で直売所を盛り上げてきて、20億円産業に、今なっていたりしております。また、まちおこし等で言えば鹿野のまちをきれいなまちに地元の人達が仕上げていかれたり、それからさまざま地域振興、水木しげるロードもそうでありますけども、そういろんな鳥取県として取組んできた取組みが花開いているものも今出てきていると思います。そうしたことから得られた、我々のいろんなその施策を紹介をすることは1つであります。あと、やっぱり地方分権改革等が抜本的に進んでないものですから、例えばこういうようなことは解消されたらいいねというのがいっぱいあろうかと思います。

 こういうのを各省庁間で折衝して調整していくのは石破[茂 地方創生担当]大臣なかなか大変な仕事だと思うんですが、我々も苦労しているのは、例えばギンザケの養殖場を作ろうとしますと、中山間地の雇用の場にもなるし、休耕田対策にもなりそうなんですけども、農地規制でギンザケの養殖場に転用できないとか、そういうようなことがいっぱいあるわけであります。そうしたことのいろんな政策提言、予算的な提言も含めまして、お持ちをしてみてはどうかなというふうに思っております。石破[茂 地方創生担当]大臣も、実は昨日[3日]も電話で大臣とお話をさせていただいたんですけども、大臣の方からも鳥取県でいろんなアイデアもあるだろうから、ぜひこれからいろいろ教えてもらわなければいけないというお話をなさっておられました。恐らく石破[茂]さんには人口最少県出身だという看板が付いて回っているわけでありまして、そういう意味で地方創生でいい仕事をしてくれるだろうという周囲の国民的期待も高いと思います。我々もそうした意味で鳥取の実情を反映していただきながら全国が潤うようなそういうアイデアを出していければと思っております。



14 ALSアイスバケツチャレンジについて 

○中国新聞 川崎 崇史 記者

 よろしいですか。先程知事の方からアイスバケツチャレンジについてのお話がありましたけれども、徳島の知事さんから何時ごろその指名があって、それで、ちょっとそのアイスバケツチャレンジをしない代わりに、ちょっと収録というかたちでのちょっと自分なりのメッセージをというお話がありましたけど、どんな内容で何時ごろアップされるのかっていうことをちょっと教えてもらえますか。


●知事

 飯泉[嘉門]徳島県知事からは日曜日に電話がありまして、今、指名しましたというお話がありました。それからが悩ましいちょっと時間が始まったわけでありますが、飯泉[嘉門 徳島県]知事にちょっと確認したんですけど、別に24時間ということじゃなくてもいいようだと、実際彼も10日間ぐらい抱えてたんだと思うんですね。それで、そういうようなことでありますので、ちょっと、じゃ自分としても考えてみましょうということにその場で話をしまして、それからはずっと関係者のかたも含めて、当事者のかたも含めてご相談をしてきたわけであります。これについては今週中に収録したいと思っております。それで、収録し次第あれはどっかアップする場所があるんですかね。


○中国新聞 川崎 崇史 記者

 動画サイトですか。


●知事

 動画サイトにアップするということにいたしたいと考えております。中身としてはALS[筋萎縮性側索硬化症]という病気の持つ重み、それにいかに患者そしてご家族のかたが戦っておられるか、それからALSのかたがたもすばらしい才能と志も持っておられて、そういう人間としての輝きがあるということでありますとか、また、果たしてALSだけなんだろうかと、本当は難病っていうともっと広いものがあります。それから障がい一般っていうこともあったり、病気ということもあるでしょう。そういうことに対して社会全体でやはり思いやりを持っていかなければならないんではないか。そうしたことを、私としては訴えかけをさせていただきたいと思います。それで、可能であればALSの当事者のかたにもメッセージをいただきながら、ビデオとしてアップをさせていただきたいと思います。それで1つのコンセプトとしては先程も申しましたけども、大きな大いなる愛情を持ってみんなで支えていきましょうというオールラブサポートのような運動として、このバトンを繋いでいくべきなんではないかなと思っています。

 確かに有名人のかたもたくさん出られてアイスバケツチャレンジ[ALSの研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、又はALS協会に寄附をする運動]が話題を呼んでることは、間違いはないと思いますし、そのALSのかたにとっても資金的にも貢献していると思います。ただ、氷水をかぶれば全てが解決するかっていうのはどうも私はちょっと違和感を感じるところでございまして、そこはあいサポート運動をやっている鳥取県らしく真面目に直向きに訴えるべきことを訴えるのが本来ではないかなと思っています。



15 事業棚卸しにおける広聴実施事業に対する評価について 

○山陰放送 松本 昌治 記者

 すいません、BSSですが、別の件ですけども、8月末に事業棚卸しが実施されましてそこで評価員から広聴事業について厳しい意見が出たんですけども、知事がその条例を作る上で推進力としている事業に対して厳しい意見が出たんですが、これについてどういったご意見でしょうか。


●知事

 これはまた詳細ですね、今まだ棚卸しの議論が終わったところで、座長さんから代表して主旨についてご説明があると思います。多分今、取りまとめをされていると思います。近々じっくりと聞かせていただきたいと思います。広聴制度っていうのは、私どもでは鳥取県県民参画基本条例というのを作りましてこの県民参画基本条例の1つのコアの部分として住民の皆さまのご意見をいろんなかたちで聞いていこうというような仕組みを作っております。それで、パブリックヒアリングっていうやり方もあり、パブリックコメント[行政機関が規則の設定や改廃をするとき、原案を公表し、意見を求め、それを考慮して決定する制度]ということがあったり、公聴会っていうようなやり方があったり、それからアンケート調査というようなやり方があったり、そういうものを重要な課題についていろいろと駆使しながら県民のご意見がどの辺にあるかどうかを探りながら進めていこうということでさせていただいております。その運用のやり方について、いろいろとご意見をいただいたというふうに伺っております。改善すべき点があればそこは今後とも改善に勤めてまいりたいと思います。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 実際に、そのアンケートについても県民の年齢構成であるとか、男女比であるとかそういうものを登録の会員さんは反映をしていない中で、その数字で多かった少なかったを論じてこう出すことに対してのその違和感であるとか、それから分析もあまりされていないまま議論が進んでいくということに関しての異論がかなり続出したようなんですけれども、そのやり方というのを改めていくという方針で今後望まれるんでしょうか。


●知事

 そこはちょっとまた座長さんのお考えも聞いて、新年度に向けて対応は考えてまいりたいと思います。もちろんいろんなやり方があるでしょうし、そこのところの要はデータの使い方の問題もあろうかと思います。こういう県民参画基本アンケート、必ずしも全国的にやっているものじゃありませんので、私どもでは言わばその県民意識の定点観測として有効ではないかということで使わせていただいているわけですね、パブリックコメントとかいうやり方になりますと、これ実は実態として申し上げれば組織票的に、ある運動体がとにかく一気呵成に皆で手紙を出しましょうって言われますと、ものすごいこうデータになっていくわけですね。ただ、普段から意見出してくださいっていう人を決めておくアンケート調査のやり方は、言わば定点観測でありまして、県民の意識の実相を反映するんではないかというような我々の経験値はあります。かなりこれは今までのつたない経験からすると当たっているんですね。それで、そのあとは年齢構成だとか、どういう人が入っているかとかいうことがあるのかもしれません。その辺はもっと、言わば母数を増やすとか、それから年齢だとか、その属性に応じて、言わばそれを修正かけながら使っていく、修正をかけるのはちょっとこれまた操作があるんで問題もあるかもしれませんが、要は今、生データをそのまま使うわけですよね、たぶんその生データを使うのはそれはそれで1つ正しいやり方だと思います、嘘ついていませんから、こういう。

 それで、その母数はどうかというと、こういう属性のものですよっていうことが分かっていればいいわけで、それについてまた県民皆でご判断いただければ言い訳でありますけど、必要があれば、こういう例えば高齢者関係の施策についてアンケートしたんであれば、高齢者のところだけ特出しをしてそれを判断材料にするとかそういうのはあるかもしれません。いろいろ使い方の問題だとか活用の仕方っていうこともあろうかなと思います。もし、徹底的にやろうと思えば、[鳥取]県民参画基本条例では住民投票という究極な手段も我が県は有しているわけです。ただ、住民投票になりますと、これは何千万単位のお金がかかりますから、それではなくてお金のほとんどかからないアンケート調査というやり方ですね、ある意味それに対する日常的な手段として、これはこれで確保されなければならないかなというふうに思っております。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 と言いましても、この事業自体ですね、2,000万以上の事業費もありますし、このアンケートあるいはパブリックコメントですね、知事が打ち出せる政策の中でも特に目玉となるようなものに多く使われてきたような印象もあります。実際の薬物乱用の今回のものについてもパブリックコメントがされていますし、議論になりました昨年度の土曜日授業についても緊急にアンケートを取られたりされて、それを、そこも数字を推進力にされているのも事実だと思うんです。この手法については、パートナー県政を、このままではこのパートナー県政にこれを使っていけないんじゃないかというような批判も委員の中からはあったわけですけども、そのことに関してはどのように思われますでしょうか。


●知事

 やっぱりアンケートの母数のことですか。構成のことですか。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 いろんな実態を反映していなかったり、それをあらすじだけで、分析もなしに出していくということに関してですけれども。


●知事

 ちょっとそれは、先程も申しましたけども、今、おそらく棚卸しの皆さんの方でどういうようなかたちで、答申と言いますか、報告にまとめようかという作業をしていると思いますので、その作業の結果に則して、真摯に受け止めてまいりたいと思います。



16 とっとり県民の日の取組について 

○山陰放送 秦 卓史 記者

 1つ、最後に、事業棚卸しに関連して昨年度出ました県民の日なんですが、近づいてきておりますが、県民の日に関しては昨年度1年前に、知事も指摘を受けて、例えば学校を休みにするであるとか、というようなことも検討してはどうかというようなご意見も出されました。今年の県民の日については、学校は休みにならなかったようですけれども、どのような取組みをお考えでしょうか。


●知事

 これは地道にやっていくものかもしれません。今回は県内各地で、食材、県民、県の県産食材を用いてそれで給食というかたちで子どもたちに県民の日を感じてもらう。それから県内の施設の無料化でありますとか、それから協賛いただける量販店において県民の日の特別展示と言いますか、そうしたものであるとか、そういうことを今年は展開をしようということにいたしております。これは県民の日で一気に鳥取県変わるというものではなくて、むしろ鳥取県という故郷をもう一度考えてもらう、そういうきっかけになればいいのかなと思います。たぶん、前の棚卸しではそれにしては事業費は過大ではないかとか、そういうことがあったんだと思います。その意味で予算的にはだいぶ抑制されたものになっていると思っております。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 実際、学校を休みにできないかというような持ちかけと言いますか、教育委員会の方ですけど。


●知事

 それはしました去年、ただそれについては学校現場側から抵抗感があったということですね、はい。



17 地方創生の取組ポイントと石破大臣との連携について 

○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 すいません、よろしいでしょうか。地方創生についてなんですけれども、先程提言もかなり広い分野に亘っているということで一口で地方創生って言いましてもさまざまな分野に関わることかと思うんですけれども、知事としてまず、どのあたりがこれから取組みのポイントになるのかというお考えがあれば教えていただきたいのと、あと地元出身の担当大臣が誕生したということで、石破大臣に特にどの分野での連携と言いますか、取組みと言いますか、期待されるのかというところを2点教えていただければと思います。


●知事

 昨日[3日]の安倍[晋三 内閣]総理[大臣]の演説は、まず経済最優先、経済を第一の課題としてやっていくということで変わりないと言いました。その流れの中で地方創生という言葉があったと思います。ですから、アベノミクスが今地方に届いていない、地域の経済の活性化に必ずしも役立っていないんではないか、例えば鳥取県で言っても足元の消費のことで言えば個人消費、例えば自動車の販売だとかそれから量販店もそうでありますけども、そういうところでデータが必ずしもよくはないんですね、思ったほど落ちていないというのもありますけども、そういうようなことで果たしてアベノミクスということになっているのかなという実感がありますので、経済の実相を地方レベルでも変えていく、これが1つの焦点であろうかと思います。

 あと、先程少子化対策等も申し上げましたけども、人口減少が今クローズアップされる課題になりました。日本創生会議の提言があった以来でありますけども、これは、地方はずっと気づいていたんですね、分かっていた課題ですがなかなか手が打てなかった。それは問題がすごく大きくて難しいからであります。ただこれについて道筋をつけることができるかどうか、これもその地方創生の大きな焦点になるのかなと私は考えているところでございます。石破[茂 地方創生担当]大臣も、地元の鳥取出身でいらっしゃいまして、ご実家で言えば郡家の方でございます。そういうことから鳥取のことは皮膚感覚として感じておられる、体得しておられるわけでありまして、ご自身の経験でこの政策は本当に地方の役に立つのかなというフィルターをかけたり、この政策があれば、地方が変わるなという、そういうインスピレーションを働かせたり、それができるではないかなと期待をいたしております。だから、地元の鳥取から地方創生のど真ん中に担当大臣がいらっしゃるのは、鳥取県のようなところがこれから反転攻勢をかけていく、その力と成り得ると期待しております。

 また、非常に多分ややこしいのは、今、地方分権改革などもそうでありまして、先般の我々皆で提言したのを8割がた切られているということからもお分かりいただけるように、なかなか中央省庁のそれぞれの都合で動いているんですね、国の政治行政は。それでその部分を打破していかなければなりません。自[由]民[主]党の幹事長という、言わばこの国のナンバー2ポストとでも言っていい役職をされたかたが、そのかたが今度調整役に入る。これはもちろん総理官邸とも相談をしながらやっていくんでしょう。そこで各省庁が自己都合で言っている主張を論破してもらったり、また調整してもらったり、そういうリーダーシップを期待させていただきたいなと思います。そういう言わば一徹さが石破[茂]さんというかたにはあるんではないかと日頃感じておりますので、そういうリーダーシップ、一徹なリーダーシップにもご期待を申し上げたいと思っております。


○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 その意味でいきますと、地方と国がより連携しやすくなる環境ができそうという、そんな期待もあるんでしょうか。


●知事

 そうならなければ地方創生はできないと思いますね。やっぱり国と地方との間で、言わばその地方の実情はそのまま国の政策に反映されていくようなことにならなければ、結局霞が関の都合で自分のところの予算分取りにはこういうストーリーが取りやすいと、財務省とも話がしやすい、ゆえにこういう政策にしたけれども役に立つかは分からない、それの集合体では地方創生は成り立たないと思います。やっぱり地に足をつけて、それで政策を考え、現実にも実行してもらうと、これがないと大きな岩盤であるものは崩れていかないと思います。


○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 ありがとうございました。



18 学校給食用牛乳の供給に係る制度の見直しについて 

○共同通信 江森 林太郎 記者

 すいません。給食牛乳の関係なんですけれども、農水省から現行制度の中で、対応が可能というような回答があったというふうに伺ったんですけれど、今後の見通しについて教えてください。


●知事

 今回は分権のことで、我々としてはちょっと変化球を投げたわけですね。地方分権改革の中で、もう農林[水産]省が持っている権限を鳥取県の方に任してもらって、県の好きなようにやらせてもらったらいいじゃないですかということで変化球を投げていったんですけども、それに現行制度の中でも対応が可能ではないかというコメントが向こうから返ってきたと。それで、この主旨がまだ分かりません。ただ、今までとだいぶ空気が変わってきたなということで、解決の道筋、解決に向けての光が見えてきたと思っております。それでまたこれ事務当局の方でさせていただきますが、農林[水産]省と最終的な折衝をさせていただいて、じゃあそこのペーパーに書いてある現行制度で対応可能というのはどういうものなのか。本当に大山乳業[農業協同組合]の牛乳が飲めるようになるのか、これはちょっと、その考え方を確かめてみなければいけません。今までは我々は違う説明を聞いていましたから、できないという説明。だからそのできるというふうに判断していただいたのは大いなる前進なんですけども、これについては、今月[9月]中にでも道筋がつけばいいなと期待はしております。


○日本経済新聞 舩越 純一 記者

 他はいかがですか。



19 道州制のあり方について 

○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 すいません。石破大臣の関係ですが、石破大臣所感に道州制ということも入っているそうですけども、道州制については、県内の自治体からも慎重な声が根強いわけですけども、これについて今後石破さんとお話されたり、何か意見交換されたり、鳥取県の思いを伝えたりされる予定とか、知事のお考えをお聞かせください。


●知事

 今のこの道州制は、これまでも石破[茂 地方創生担当]大臣とも県内市町村を交えて話もしてまいりましたので、度重ねて、我々の状況はよく認識されているんじゃないかなと思います。もし石破[茂 地方創生担当]大臣からこれについてのコメントを求められれば、鳥取県なりの考え方は申し上げたいと思います。ただ、これは今までも申し上げたことですけども、連邦制国家のように抜本的に地方政府を解体をして、都道府県の集合体である道州に渡すというのであれば分権改革の前進になると思うんですけども、今のような中央省庁の存在を前提として、単に数合わせだけで都道府県をまとめるというのであれば、これは弊害の方が大きいと思います。そうしたようなことは今後も申し上げてまいりたいと思っております。



20 石破 茂 代議士の地方創生担当大臣就任について 

○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 それから、今回の石破さんの入閣に関しては、いろいろと紆余曲折があったと伝えられていますけども、結果として今回のポストを得られたことについては、石破さんの政治家としての将来に向けてどのような効果なり、影響なりがあると知事としてはお考えでしょうか。


●知事

 これは分かりません。多分いろいろとその辺もあって、石破[茂]さんと石破[茂]さんを支えようという国会議員の皆さまが、いろんな議論をされた。それがまた報道で全国的にも伝わったという状況があったと思います。ですから、これが石破[茂]さんの今後の政治家として歩んでいく上で、どういう意義を、意味を持つのか。どういうステップであったと評価されるのかというのは、振り返って考えることではないかなと思います。ただ私は今地方創生という安倍[晋三 内閣]総理[大臣]も昨日、こういう大事なポストに石破[茂]さんを据えるんだと強調されましたから、その期待に応えてポイントを上げることが、石破[茂]さんにとってはプラスになるというふうに思います。そんな意味でやはり地方創生で結果を出すこと、これが難しいハードルなんですけども、ただ、石破[茂 地方創生担当]大臣の今後の政治家としての道筋の上でも重要な意味を持つと思います。



21 ALSアイスバケツチャレンジについて(その2) 

○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 すいません。ちょっとアイスバケツチャレンジの話に戻って恐縮なんですが、これはまた次にバトンをどなたかに受け継ぐ予定なのかとか、それからメッセージをどのようなスタイルでカメラに向かって知事がずっとお話をされるような演説のようなスタイルなのか、そういうことと、それから募金を今回呼び掛けたり、挑戦するかたが自らされたりすることもあるようですが、例えば知事としてこれを機にポケットマネーを募金したりとかそういうこともあるんでしょうか。


●知事

 これはいろいろと法的な制約もあって、できることとできないことがあるんです。その意味でさっき申しましたように、大いなる愛で支えていきましょうと、そういうオールラブサポートみたいなメッセージを出すことを中心にしたいと思っております。寄付については実は公職選挙法で禁止をされていますので、それはバトンを回した人もそうでありますが、皆さんできない仕組みになっておりますので、そこのところは若干私の方としても制約があるというところかなと思っています。それで次に、このバトンをつなぐかどうかは、今いろいろと思いも巡らせているんですけども、ちょっと従来のアイスバケツチャレンジとは流れをわざと変えることになります、批判もあるかもしれませんけれども。ただそれをやっぱり私の純粋な思いを理解してもらって、受け継いでいただける人がいるんであれば、私は渡していきたいと思っております。



22 ポルフィリン症の難病指定について 

○山陰放送 秦 卓史 記者

 すいません。難病指定に関しては、県もポルフィリン症を要請活動を行っておられましたけれども、先月国の新たな枠組みによる指定難病に110選ばれましたけれども、この中には入っていません。これについては知事の受け止めをお聞かせ願いたいのと、今後どのように県としては取り組まれるのか、お聞かせ願えますでしょうか。


●知事

 これについては、先回第1次のフィルターでかけて入ってなかったのは、まことに残念であります。我々としても署名活動も含めて、また理論的にもご説明を申し上げてきたつもりでありますが、政府の方で受け入れられなかったのは残念であります。ただこれがすべてではなくて、その次の枠がまだございまして、今それに向けて私どもは要望活動を再開しております。厚生労働省に事務ベースで早速要請活動にまいっております。今後も状況をみて、ポルフィリン症の難病指定実現に向けて、患者の皆さんやそれを支える皆さん頑張っておられますので、県としても協力をしてまいりたいと思います。


○日本経済新聞 舩越 純一 記者

 他はいかがでしょうか。なければ終わります。知事ありがとうございました。


●知事

 ありがとうございました。


  

 ※広報課編集
  [ ]については、広報課で補足説明しています。