当サイトではIE10未満のブラウザがご利用いただけません。Browsers with IE10 less can not be used on this site.

知事定例記者会見(2014年8月22日)

平成26年8月22日(金)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約64分) ※MPEG4形式

  

1 広島県の大雨被害に対する広域支援体制 

○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 それでは会見を始めます。知事、よろしくお願いいたします。


●知事

 皆さま、おはようございます。この度、広島におきまして集中豪雨による大変大きな災害がございました。亡くなられたかたに対しまして心からお悔やみ申し上げますと共に、また、被災者の皆さまにお見舞い申し上げたいと思います。今のところ報道されているところでは、行方不明者、死者合わせると90名を超えてくるんではないか、こういうようなことになっておりまして、非常に深刻な規模での災害であるということが日を追って明らかになってきております。鳥取県としても全面的にこの行方不明者の捜索等も含めまして災害支援に回ることにさせていただいておりまして、発災当初から湯﨑[英彦]広島県知事とも連絡を取り合っておりますし、隣の溝口[善兵衛 島根県]知事やあるいは山口県の村岡[嗣政]知事、さらに岡山県の伊原木[隆太]知事といった中国各県の知事とも連絡を取り合い、全面的に皆で協力して広域的に支援をしていこうと、こういうことを申し合わせております。

 現実にも、山口県からリエゾン[情報連絡員]の職員が広島県の災対本部に派遣をされておりますし、鳥取県はまずもって防災ヘリを出動させました。この防災ヘリの出動は、いろいろといきさつもあったわけではありますが、私どもとして必要なものではないかということで判断をしまして、広島県と相談の上、広島県の方に駐機をさせ、昨日[21日]は2回にわたりまして上空からの捜索活動に加わりました。このヘリにつきましては、後追いで消防庁の方から緊急援助隊に位置付けられるということにもなったところでございますが、今日[22日]は天候の関係もありまして、鳥取県の方に戻しているところでございます。また、岡山県でも支援物資を輸送していただきまして、ヘリの方も提供をしていただいたり、それぞれの県から警察が出動したり、中国地方の中での協力も生まれてきているところであります。まずは行方不明のかた、急がれるわけでありますが、その捜索が第一だと考えておりますし、さらに時間を追って必要な対策が見えてこようかと思います。臨機応変に私たちとしても対応をしてまいりたいと考えているところであります。

 今、県庁の中でもどういう広島に対する支援が考えられるのか、全庁的にも照会をかけてきているところであります。そういう中から例えば来週に職員の災害応援隊を派遣をするとか、ボランティアを募集をして復旧活動にお手伝いに向かうとか、そうしたこともリストアップされてきております。もちろん物資等も必要なものがあれば、鳥取県からも支援に回りたいと考えております。今、そうした洗い出しもしながら鳥取県の方での応援体制も整えつつあるというところでございます。振り返ってみますと県内にも同様の災害がこれまでもございました。よく似たところだなというふうに思いますのは、先般国道180号が寸断をされました。[南部町]大木屋地区におきまして土砂崩壊が各所で同時多発的に起こりました。このときも時間雨量100ミリといったような、そうした地域も近隣でも島根鳥取両県跨る地域でございまして、大変な雨だということで我々も警戒をしながら、そういう事態が現実に発生したものですから、即刻対処をしたという例がありました。

 このときは土砂崩れの両端に挟まれるようなかたちで自動車が閉じ込められると、数台閉じ込められまして、その復旧をしながらこうした自動車を逃がしたということがありましたし、だいぶ復旧活動にも時間がかかったところでございます。南部町におきましては、民家にわたる被害もありましたし、連続という非常に異例の災害対応を国の方もやったこともございました。このあたりは、いわゆる花こう岩質のあたりです。中国地方にはこういう花こう岩質の一帯がございます。さらに大山火山灰層、大山ローム層というこれもやはり崩れやすい地層も県内にはございます。その地層で起こった災害としては、平成19年の9月3日、琴浦町と大山町に跨るエリアで災害が起きました。これは上中村とかですね、あるいは羽田井とかそうした地区であったわけでありますが、同時多発的に実に220ヶ所で土砂崩壊が起こりました。このときの時間雨量は103ミリと、これも県内でも記録的な豪雨でございました。このように最近の災害というのは、以前のように徐々にこう水かさが増していって、それで河川が溢れて洪水を起こすというようなタイプの災害よりも、恐ろしいのは集中豪雨型で一点集中で降ると、それが支えきれずに土砂崩壊をもたらす、人命に危険を与える、こういう災害が多発をする世の中になってきているわけであります。



2 大雨災害に対する鳥取県の対応状況と今後の対策 

●知事

 これに対しまして、鳥取県でもこれまで対策をその都度、その都度講じてまいりました。先程の琴浦町の災害が起こったあとには、避難勧告の基準なども当地では見直しております。そういう集中豪雨の時間雨量のデータが出てくる、そうしたことなどの場合には躊躇なく対応をしましょうと、そういう集中豪雨型の災害と認められるようなときには、県から市町村にリエゾン[情報連絡員]職員を直ちに派遣をする。さらに避難勧告の基準も見直しをしました。その後、鳥取県では気象庁と協調をしまして、土砂災害警戒情報を出す、そういうデータを備えました。その土砂災害警戒情報とか、あるいはいわゆるイエローゾーン[土砂災害警戒区域]、レッドゾーン[土砂災害特別警戒区域]と言われるものですね、こういうデータを組み合わせながら市町村におきます避難勧告の基準というものも全市町村で策定を働きかけ、現実にそれが進捗をしたところであります。

 ですから、私どもは、今回広島の災害もあったわけでありますけども、それ以前からそうした同様の災害が発生をしておりまして、今までとは災害の起き方が違うということから対応を進めてまいったところであります。しかしながら今回、こういう深刻な事態がございましたし、あちらで今言われているような花こう岩が言わば風化をしまして、真砂土、この地方では「まさつち」ということが多いと思いますが、そういう真砂土がかなりの範囲に広がっている、それと類似したものとしては、当地の場合は大山の火山灰土層というものがある、この辺を重点的に見ながら対策を考えなければならないと思います。全庁的に今、対策の見直しと必要なものがあれば9月県議会への予算提案も含めてやろうじゃないかと、今話を、指示をしているところでございます。

 いろんなアイデアを今、我々は考えつつあるんですが、1つには、今回クローズアップされてきました真砂土ないし「まさつち」と言われる層ですね、これについてさらに大山ローム層、そうしたものについて調査をやる、その調査費を計上してそういう地質調査と併せて危険箇所の調査を十分にやろうではないか、これを緊急上程をして9月議会の方に提案をしていく必要があるかなというのがあります。また、本県の場合、世上言われて広島県でイエローゾーン[土砂災害警戒区域]と言われるようなああいう土砂災害警戒地区ということの指定ですね、区域指定、これは37%と広島が言われて報道されていますけども、当県はこれが98%ということで、全国的にもかなり高いカバー率になっております。今、数パーセントまだ残っているのは、これは広島と事情は一緒かもしれませんが、指定をしようとしたときに権利性が失われるんではないかと、そういうことで住民の皆さまとの話し合いを市町村が続けているところがありますので、若干残っていますが、レッドゾーン[土砂災害特別警戒区域]に至らずともイエローゾーン[土砂災害警戒区域]ではカバーをしているのがだいたいほぼ全域にわたってきております。

 これについて住民の皆さまに改めてその意味をPRをする必要があるだろうと思います。また、分かりやすく啓発活動を行うために、土砂崩れを模擬的に起こさせる装置を導入をして子どもさんにも分かりやすく説明できるような、そういうような体制も整えて、言わば住民にこう説明会というか、そういうことをやっていこうではないか、こういうようなことを計画をしているところであります。併せまして、今回避難の勧告が遅れたんではないか、こういう指摘がなされているわけであります。先程申しましたように、本県は他の県とは違いまして、過去にあった琴浦町の災害などの反省をもとに、この辺の見直しを全市町村で進めているところでございますけれども、改めて今回の事象を踏まえて市町村との話し合いの場を来週にも行ってはどうだろうかと考えております。また、市長会、町村会等、関係機関にも今回の状況について我々としても周知をしていきたいというふうに考えております。

 本日[22日]も九州地方で大きな雨が降っておりまして、[福岡県]筑紫野市の商店街では商店街が水に浸かってしまったということになりました。また、大宰府では時間雨量98ミリを超えるという大きな雨が降っております。本県も今、雷それから竜巻の注意情報も出されるほどに雨の警戒が必要でございまして、住民の皆さまにもよく気を付けていただきたいというふうに考えております。今回、まずは広島の災害からの立ち直り、これをゾーン[地域]として、中国地方としても支えていくことが大切だと思います。併せて、振り返ってみて県内の状況につきましても改めて体制整備を急ぎたいと思っているところでございます。



3 危険ドラッグに対する規制の強化 

●知事

 また、こういうような言わば天災の部分がありますが、人災とも言えるのが危険ドラッグのことでございます。この危険ドラッグにつきましては、かねて記者会見でも何度か申し上げておりましたが、私どもとして薬物濫用条例を改正をしようということで取りかかっておりました。この薬物濫用条例でございますが、この度骨子を取りまとめさせていただきました。昨日[21日]も議会側に考え方を伺う機会を設けましたし、それから今日[22日]からパブリックコメントに附していきたいと思います。日々案は少しずつ変わってきているんですけども、概ねこういうような骨子でやらせていただいてはどうかということでございます。その幾つかポイントがございますけれども、まず第1点としては、危険ドラックは鳥取県では違法であると、これを言い切ってしまうということです。今の最大の問題の核心のところというのは、危険ドラックは違法ではないと、違法ではないけど、危険ドラックとしてキャンペーンをします。ここで止まっちゃっているわけですね。

 これはやはり違法であって罰せられ得るものでありますよと、そういう体制を作らなければなりません。その意味で危険ドラックにつきましては、この製造、販売あるいは所持や使用、そうしたものは条例に反する違法な行為である、このように規定をしまして、それに中止命令をかける。あるいはその前段階としては警告を発する。そうした手続きなども経るもの、経ないものをありますけれども、経ながら罰則を課すると。こういうことで鳥取県においては、危険ドラックだから使ってもいいんだというのは大間違いであって、罰せられるもんですよと、こういうように条例ごとやり替えてしまおうということであります。これは刑法にもあるわけですよね。これも何回か申し上げましたけれども、どうも今までのこの薬物規制というのは化学式に同定しまして、それに当たらない限りは法律違反ではないというところを頑なに、今国全体がそれを踏襲しているわけですよね。確かに取締りの観点ではそれは1つやり易い、取締りをやり易いということはあるかもしれません。しかし、逆に言えば、脱法行為を助長しているという面もあるわけであります。

 日本は古来、いろんな取決めごとがありまして、世界通じてもそうでありますけども、刑事法で罰するということをやるわけでありますが、そこには別に化学式は書いてあるわけじゃないんですよね。例えば刑法144条という条文があります。これは上水に、飲用に供する上水に毒物その他健康を害するものを混入させる場合には罰するという規定であります。上水その他人の飲用に供する、水道ですね、そういう水道に毒物、その他の健康を害するものを入れる、そうすると罰せられますよと書いてあるんです。そこには毒物の化学式が書いてあるわけではありません。健康を害するものというものが全て化学式で書いてあるわけではないわけであります。ですから、1つのドグマ[独断的な説]に、今我が国全体がはまっているんではないかな、そういう問題意識がありまして、従前から1つのアイデアとして、いっそそれを素直に危険薬物は、危険ドラックは違法ですよと書いてしまうというのも選択肢ではないかというふうに申し上げてまいりました。先ごろこれにつきまして住民の皆さまの意識調査、アンケートを電子参画アンケートのかたちでさせていただいたところ、圧倒的にやはりこういうものは規制すベきだと、法律で違反とすべきだと。さらに罰則を課すべきだと。罰則を課するにも95%が賛成をするという状況でございました。ですから、言わばこれが社会常識であって、社会的な規範になっているわけです。この社会規範をそのまま法律規範として法的規範として規定をすると。そういうことに踏み込む段階に至っているんではないかというふうに考えているわけです。

 先程の刑法144条で言えば、判例の積み重ねや実務の積み重ねで、それがどういうものが毒物その他健康を害するものにあたるかというのを決めてきているわけです。例えば昭和の初めに、大審院の、現在の最高裁の判例の中で青酸カリ、これが毒物その他健康を害するものにあたりますよという判例が出たり、その他のものでも、硫酸ニコチンですとかね、そうしたものがやはり最高裁にあたる大審院での判決が出たり、そうやって毒物その他健康を害するものというものを、言わば解釈で規定をしていくわけですね。そういうことは、おそらくできるはずでありまして法的にも、それでまずそれを書いてしまおうというのが1つございます。その規制対象とするのにつきましては、これは国の法律などの文言をある程度引っ張らせていただきながら、興奮、あるいは幻覚、それから陶酔等の作用を及ぼすもの。それであって飲用だとか吸引だとか、そうしたことで接種、吸引というものを行う。そういうものであって健康に被害を及ぼすもの、それにつきましては今の覚せい剤だとか、麻薬そうしたものと同等の健康被害、これを及ぼすというものをそういう薬物を、こうした規制対象のドラッグとする。言わば今世上言っているような危険ドラッグであります。

 それで危険ドラッグと言われているものを全て包括的にこうした条例で禁止をする対象にするということであります。それで、これに言わば実効性の裏打ちをつける必要があります。そういう意味でこれ自体全面的に罰則対象とするわけでありますけれども、あと併せて知事指定薬物というのを作りましょうと。実は鳥取県は既に薬物濫用防止条例で知事指定薬物を作っておりましたが、これは化学式を同定したあとそれで指定をしていくというような手続きになっておりました。しかし、それだけではなくて、例えば世上取引される実態からして、これは危険ドラッグではないかというふうに認め得るものというふうに当方で判断できる場合ですね、もちろんある程度専門家的な意見も聞きながら、ということがありますが、判断を速やかに行いまして、化学式同定前におきましても知事指定薬物として指定をするという範囲を広げようというふうに考えます。

 それについてはおそらく不服があるでしょう。ですから販売をしたりして、これはここにあるような幻覚を起こさせるだとか、陶酔、あるいはそうしたことで健康被害を与える、そういうものではないですよというように証明をしてくれれば、それは知事指定薬物から解除しましょうというその解除手続きも併せて作りながら、私どもの方で指定をするという手続きを作らせていただいてはどうだろかということです。それでこの対象になったものについては、当然こうした危険ドラッグとしての規制はその世上においてかかるわけでありますけども、しかしながらそうで、それ以前の問題として、こういうものの売買等があった場合に譲渡した人、それから取得をした人、そうした人や法人については届け出をしなさいと、言わば流通を監視下に置くということも併せて罰則付きで規定をしようというものでございます。このようなかたちで、新しい条例の骨子を考えました。今、案の段階でございますが、この骨子案に基づきまして今日[22日]から私どもとしてパブリックコメントに付させていただき、それで最終判断をその後させていただいた上で9月県議会に成案を出させていただこうと考えているところでございます。



4 エボラ出血熱対策 

●知事

 健康被害ということではエボラ出血熱というのが最近クローズアップされてきました。前提として申し上げますと鳥取県で特にそういう危険が迫っているわけではないわけでありまして、そこはご安心いただきたいと思いますが、ただ、これが侵入してくるということにならないように、対策を県としても立てていく必要があると考えております。従来も新型インフルエンザ等でそうしたマニュアルを作っていますが、それに準じたものを今後考える必要があろうかなというふうに思います。それで来週にも関係者とも話し合いをしながら、そういう健康被害が起きないように、侵入してこないように、エボラ出血熱が、そうした対策も来週ぐらい話し合うことを今考えているところでございます。



5 中海会議の開催 

●知事

 来週は相次いでちょっと西部の市町村と話をしたり、それから島根県との協議を予定をいたしております。1つは[第5回]中海会議でございまして、この中海会議を25日に行うことにいたしております。この[第5回]中海会議では今大橋川の拡幅事業が行われ始めていますけれども、我々としては護岸整備、鳥取県側の護岸整備が優先課題ですよということを強く主張してまいりたいと思いますし、水質の改善に向けて、これから水質改善計画を作っていくということになりますが、有効な手立てを今後関係者で一丸となって講じていくべきだと、そういうことも訴えてまいりたいと考えております。そのような中で、いよいよ来年はラムサール条約が平成17年に中海、宍道湖圏域を指定してから10年の節目になりますので、その10年の節目に向けて我々としてもワイズユース[賢明な利用]あるいはいろんな啓発活動、こういうものを積極的に進めていきましょうと、そのような話し合いを米子でさせていただこうと考えております。これには溝口[善兵衛 島根県]知事やあるいは国の関係機関も集まりまして話し合うことにさせていただいております。




6 日野地区連携共同・協議会臨時協議会の開催 

●知事

 また、地方自治法も改正をされまして、市町村同士、あるいは県と市町村、そうしたレベルでさまざまな連携協定のような仕組みを導入してもいいということになってまいりました。もちろん従来のような機関の共同設置であるとか、一部事務組合、そうした政策的な枠組みも使うことができます。今、日野郡で、日野郡と県とでそういう連携共同の協議会を作りまして話し合いを進めていますが、例えば教育分野で共同的な事業はできないだろうかとか、それから福祉事務所、これも困難事案をいろいろと各町が抱えているわけでありますが、そうしたものを解決していくための人材の共通化等々、そうしたことができないだろうか、新しい課題に向けて連携共同を進めようということを日野郡と県との関係で考えていきたいと思います。そうしたことを話し合うことが1つの場として、これも26日にセットをさせていただいております。



7 県・市町村広域連携推進会議(西部地区)の開催 

●知事

 それで、併せて西部圏域の市町村と県と集いまして、こういうことをもっと広範囲でできないだろうかということです。もちろん生活圏を一にするところでいろんなその地域振興の課題を話し合ったり、実行していったり、そういうような枠組みとして西部圏域があろうかと思います。そういうことも1つでありますが、さらに今回の地方自治法改正に絡んで、例えば今回の広島の災害のように豪雨など、いつそうした災害が起こるか分かりません。しかし、速やかに住民の生活を回復するためにはいろんな人材が必要でありまして、それは県だとか市町村だとかにバラバラにいるわけですね。それで、そういうところをもっと共同化して復旧にあたりやすくする。これを例えば郡部の町村と県とでそういう連携共同をやってはどうだろうか、そんなアイデアも1つ考えているところでございます。

 併せまして、今、電算システムを、マイナンバー制度の導入もありまして全面的に県も市町村もやり変えていくわけであります。例えば、県で税についてのシステム、電算システム、こういうものもこれから再整備をしていくわけでありますけども、そうしたノウハウを市町村の方でもある程度こうモディファイ、修正しながらでも使えるようにならないだろうか、そんな意味で要はそうした事務と言いますか、システムを共通化をしていく、そうした新しい自治分権のあり方というのもあるんではないだろうか、こんなことを西部の市町村と話し合うことにいたしております。これも26日に、そうした話し合いの場をセットさせていただいております。



8 航空路線の見直しや観光誘客の状況 

●知事

 大交流時代の訪れに伴いまして、航空便の問題があり、先般スカイマークの方に、西久保[愼一]社長に直で訴えさせていただく機会もございました。いずれにせよ、そうしたこともありますが、片方で全日空さんは米子便を6便維持することになりましたし、鳥取便も5便化をしてこの秋からは夜の方、夜や夕方のところを1時間ほどこう遅らすようなかたちで使いやすくする、そうしたダイヤの改善を図っていただけることになりました。今日[22日]、私も全日空さんの方にお礼に上がろうというふうに考えているところでございます。そういうような、いろんなこう大交流が起こってくる中で、今年も香港のEGLツアーズを連続チャーターでお迎えをさせていただきました。明日[23日]がその最終日になります。明日[23日]お迎えするのが最終のツアーということになりますが、合計で今年も2,300人のお客様がここ鳥取に入ってくるということになりました。昨年よりは若干規模は小さいですけども、それに準ずるような規模で、今年も紆余曲折ありましたが受け入ることができたこと、EGLツアーズやあるいはJA[農協]、観光関係の事業者の皆さま、感謝を申し上げたいと思います。

 搭乗率も82%を超えてきまして、まずまずのものではなかったかなというふうに思いますが、来週、担当局長を派遣をして今後の取扱いについてEGLの方に働きかけもしてまいりたいと考えております。評判良かったのは着ぐるみの中で、夏休みということもありまして、境港総合技術高校の生徒さんが、あっ、これネタばらししちゃまずいんですかね。ともかく高校生も協力をしてお迎えをして、そうした鬼太郎のまちなどの演出もできたこと、そんなことも大変に好評だったということもありまして、そういう高校生の皆さんにも感謝を申し上げたいと思います。また、友好交流は我々としても誠実にやっていく必要があると思いますが、この週末からロシアの沿海地方の方に、これは武道の関係でありますが、交流の事業を行いますし、さらに大学生を吉林省に派遣をするというような事業も用意をさせていただいているところでございます。



9 お盆期間中の県内高速道路の交通状況 

●知事

 この連休も人手の方、いろいろ引きこもっている面もないわけではないわけですけども、鳥取道につきましては、去年と同じ1万8,800台の利用というデータがございました。米子道よりも上回るということになりました。米子道や松江道は昨年に比べますと、どうも利用が落ちているんですが、鳥取道の方は、砂丘だとか砂の美術館も含めまして堅調に推移をしたというふうな状況がありました。いずれにいたしましても、次はシルバーウィークが夏の後にやってきます。我々としても観光PR強化をしてまいりたいと考えているところでございます。



10 二十世紀梨の解禁をむかえて 

●知事

 現在やっているあいサポート・アートとっとりフェスタでは、この日曜日[24日]には米子の方で参加型のイベントもあったりします。そういうようないろんな行事もある中で、私どものシンボルでもある二十世紀梨の解禁の季節となりました。これにつきましては査定会を行いましたところ、10.8の糖度が確認をされまして、まずまず例年並みということではないかなと思います。ただ、いろいろと心配なこともありました。霜の被害とかありましたけれども、そういうのも乗り越えて無事、今収穫の秋を迎えております。399gと大玉に仕上がっております。大変にそういう意味では、関係者も期待が高まっていると思いますが、これから我々としても販売コースをかけていかなければなりません。26日が大阪での市場解禁ということになりますし、私も28日に梅田の阪急百貨店の方でPR活動をしたり、その他のキャンペーンを行うことにさせていただいております。今日[22日]も雨が当地では降っておりますけども、天候が不順でありましていろいろとお気をつけていただきたいと思います。



11 天候不順に伴う農業被害防止対策 

●知事

 農業関係では、いもち病が久方ぶりに猛威を振るい始めていると分析をしております。その圃場ベースでいきますと、5割ぐらい程発生圃場があるというような地域があったり、去年の倍ぐらいですね、という総じてではないかなというふうに言われておりまして、20日の日に いもち病の警報を出させていただきました。穂いもち病ということになりますと、収穫が減るということになります。そこで鳥取県としてもこういう天候不順の状況から生まれた穂いもち病の状況に対処していくために、早ければ今日にも予備費を執行させていただいて防除の対策を緊急に取らせていただこうと思います。これはJA等の関係者の皆さまとも急遽話し合いをしまして、総額3,000万[円]の防除対策を組むことにさせていただきました。県は3分の1負担をさせていただこうと、そして、JA[農協]の方で3分の1、市町村が3分の1を想定するということでありますが、そうしたようなことで速やかに来週とかにかかるあたりが勝負どころだと思いますので、緊急防除をこのような天候不順の中でやはり行う必要があるだろうと判断をさせていただきました。早ければ今日[22日]にでも予備費を執行させていただきたいというふうに考えております。

 夏休みも残り1週間となってきました。ご家族等でいろいろとお楽しみもあろうかと思います。最後に夏休みの良い思い出も作っていただき、締めくくっていただければと思います。私の方からは以上です。



12 ゴディバジャパン代表の知事表敬訪問について 

○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 では質問のある社はお願いします。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 じゃあちょっと違う話で恐縮ですが、来週ゴティバのかたに会われるみたいですけども、鳥取県に出店するというような話なんでしょうか。


●知事

 ちょっと微妙な話ですね。事実を申し上げます。[ジェローム・]シュシャンさんっていうゴディバ[ジャパン(株)]の社長さんが来週の27日に平井に面談をしたいということでアポイントが来ています。これが事実です。それで、内容的には鳥取への進出についてというタイトルで私どもの方に申し込みが来ていますが、恐らく詳細はそのときにならないと私も分かりませんし、明らかにもできないのかなあと思います。いずれにせよ、ちょっとそのときを待ってどんなお話か聞いてみたいと思っております。



13 土砂災害に関する9月補正予算での対応について 

○読売新聞 加藤 あかね 記者

 土砂災害の関係ですけれども、9月補正に盛られるということですけれども、だいたい規模とかどれぐらいを考えられているんでしょうか。


●知事

 これは今、急ピッチで今作業を始めたばかりでありまして、ちょっとまだ申し訳ありませんが積み上がっておりません。ただ、それ相当な規模になるだろうというふうに思います。その中で例えば先程申し上げた調査事業ですね、真砂土だとか、それから大山ローム層なんかもある状況踏まえて危険個所の調査、だいたい3,000万[円]とか、ある程今度順番にこう積み上げ始めている状況でございます。鳥取県の場合先程申しましたように今までの積み重ねもある中でのことでございますが、できるかぎり9月だとか、11月だとか次の当初予算だとか、速やかに対応を進めてまいりたいと思います。



14 隠岐汽船の本土寄港地に関する動きについて 

○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 すみません、また違うお話で恐縮ですけども、島根県の隠岐の島町の町長が、本土と隠岐を結んでおる隠岐汽船の船について、本土側の寄港地、今、松江の七類というところと境港と2ヶ所あるんですけれども、境港に一本化すべきだというような意向を表明されまして、それで、鳥取県にも非常に関係が深いことですんで、どのようなご感想をお持ちか伺ってもいいですか。


●知事

 これは鳥取県としてもでありますし、境港、境港管理組合の管理者という立場もありますので、関心を持って今後の状況を見守ってまいりたいと思います。ただ、これ私も報道でしかちょっと伺ってないんです。境港管理組合にも鳥取県にもこういうふうにしたいという打診があったわけではございません。ですから、今おそらく隠岐の島、この間隠岐の島町の町長さんがそういう発言を、市町村長の集まりのときですか、されたという報道だったと思いますが、それ以上のことは我々も聞かされてなくて、恐らくその隠岐汽船の経営に関わる関係者の皆さまで、何らか話し合いがなされておられるのかなというふうに拝察をいたしております。我々としても真摯にご相談に応じて、協議に応じてまいりたいと思います。隠岐の島の皆さまにとりましては、大切な、大切ななくてはならない海の足でございまして、それをどういうかたちで持続可能な体制でやっていくのか、それは地元のかたがたがご判断されるべきことであります。私どもは当然ながらご協力すべきだということはもう大いにご協力申し上げますが、まずもって検討事態は先方の方が判断されるべきでありますので、こちらで口を挟むということではないんではないかなと思っています。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 この地元のかたとか先方っていうのは、隠岐の住民の意向が一番大事なというふうな意味で解釈してもよろしいでしょうか。


●知事

 そうですね、隠岐汽船の経営関係者っていうのは、イコール隠岐のかたがたでございますので、そうしたところでご判断されるべきものだと思います。隠岐の島の皆さまに取りまして利便性だとか、あるいはその他の地域的な繋がりだとかいろんなこと、さらにはもちろん港の特質ということもあるかもしれません。そうしたことをいろいろと考察をされている段階ではないかなと思います。私どもに正直打診もございませんので、ちょっと今申し上げるべき内容が正直あまりないというのが実情です。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 この今知事おっしゃられましたように、隠岐の住民の思いとしては境港がいいということをどうも多くのかたが望んでおられるようでして、おっしゃられたようにその利便性とか地域的な繋がりが境港が深いということだと、あと観光振興という上でも境港の方が都会地とのアクセスが非常にいいということで、そういうこともあって望んでおられるということですので、仮にその方向で話が進んでいくとしたら鳥取県にとってはいいプラスの話ではないかなと思っているんですけど。


●知事

 我々のプラスというよりも、隠岐の島の皆さま、隠岐汽船の関係者の皆さまの意思が優先されるべきだと思います。それで我々は当然ながら今までも結びつきのある地域ですから、もし境港に乗り入れをまとめていくというような方向性が先方で出るんであれば、それはもちろん全面的に協力をさせていただくべきだと思います。ただ、現時点でどっちにすべきだとか、どうすべきだということを私から申し上げるべきではないのかなと、やはり隠岐の島の皆さまのご判断なんだろうなと思っております。



15 境港市長の羅津港視察について 

○読売新聞 加藤 あかね 記者

 すいません。境港市長が北朝鮮を昨日訪問されていましたけれども、改めて港湾管理者でもいらっしゃるという立場もありますし、一政治家としても今回の政治判断なり、訪朝に関してどのように感じておられるのかっていうのを伺わせていただけますか。


●知事

 これは私ども正直あまり中身聞かされていないですね。ですから帰って来られたら当然ながら鳥取県全体にも関わることもありましょうから、境港市長と会って、その趣旨なり考え方をお聞きをしたいと思います。その上でどういうふうに我々として向き合っていくのかということかなと思います。ただ、いずれにせよ、私の頭の中の話から言えば、私の頭の中では、やっぱり拉致問題の解決が今、重要なモーメントに来ていますので、政府を挙げてその拉致被害者の救出に全力を挙げていただきたい。それ以外のことはあまり念頭にございません。


○読売新聞 加藤 あかね 記者

 航路開設というようなことに関しては、知事としてはどのような認識をお持ちなんでしょうか。


●知事

 これは今月初めですかね、やっぱり記者会見でもお話ありましたけども、正直いっさいアプローチはないです、境港管理組合という立場もありますが。だから、現実的課題で市長が行かれたとはちょっと思えないんですよね。ですから、たぶんちょっとこれは憶測になりますけども、環日本海拠点都市会議というのがあります。それで、これ関係地域持ち回りでやっていまして、米子市や境港市でやったこともあるんですけども、それが今回、境港市の友好都市である[中国の]琿春[フンチュン]市で開催をされまして、これが中朝国境地の町なんですね。それで、それの視察の一環で行かれたんじゃないかなと、何かこう意図があって、例えばどっかの航路が開かれる、それを航路開設を目指していくというような何かポジティブの意味よりは、どちらかと言うと今回のその会議の開催地の視察の一環でご覧になっているのかなあというのが正直今までの報道を見ているところの憶測です。昨日[21日]もなんか映像がどこかが配信したんでしょうか、流れていましたけれども、たぶんその視察の域を出ないんじゃないかと思いますけどね、いずれにせよ、また市長からも事情は聞いてみたいと思います。



16 土砂災害防止に向けた調査について 

○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 すいません、土砂災害の細則のことでちょっと戻るんですが、真砂土の調査費を計上するということですけど、もう少し具体的にどういう調査なのかを想定されているのか、エリアとか層とかそのあたり、ある程度は今も把握はされているとは思うんですけど、今回の調査でもう少しどのあたりを調査されて、今後の防災にどういうふうに役立てようと思っていらっしゃるのか、教えていただけませんか。


●知事

 これは今申し訳ないですが、先程申しましたように、今、アイデアを精査中でありまして、最終的なものにはまだ至っておりません。発想はやっぱり危険個所をあぶりだそうということです。今も例えば土砂崩壊の危険個所というのをあぶりだしていますし、鳥取県の場合は先程申しましたようにイエローゾーンは、全国先駆けて98%まで指定が進んでいます。だから、ある程度のことは分かっているんですが、今回の崩落の状況からするとやっぱり真砂土ないし「まさど」と言われるもの、それから我々気にしているのは大山ローム層と言われるもの、これは琴浦の災害がそれにつながりました。そうしたものとのかけあわせで、再点検をして見ると、そういうことで調査をして危険個所を改めてあぶりだすということであります。それで何か対策が必要になれば次の対策ということに我々入っていこうということでありまして、そうした意味での調査をさせていただこうということです。


○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 では、その調査で緊急的にでもそういうハード面での調査が、整備が必要だというところにその後対策を打ったりとか、そういうことにもつなげていくということでしょうか。


●知事

 それは当然つなげてまいりたいと思います。それでここは特に急がれる、今回の災害に鑑みて急がれる箇所であるということが判明すれば、その対策を速やかに計上してまいりたいと思います。



17 エボラ出血熱の侵入防止について 

○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 それから話変わりますけども、エボラ出血熱の侵入防止対策で来週関係者と協議を行うということがありましたけども、現時点でどういうようなマニュアルというか、対策を打っていこうというふうに思われていらっしゃるでしょうか。


●知事

 現在私どもは関係先に通知を行うというかたちでの指導をしています。それは対処方法とかいうようなものであります。ただ、エボラ出血熱の恐ろしいのは、今、世界的には新薬が導入されて、それで効いているんじゃないかと言われる事情があるという報道が世界的に始まっていますけども、基本線としては、治療方法がないと、未だ確立されていない病気であるということでありまして、侵入を防止することが大切でありますし、また接触ですね、これはぜひ県民の皆さんも誤解ないようにと思いますが、空気感染するものではありませんので、新型インフルエンザのように飛沫でどんどん飛んで感染するということはありません。むしろ血液にさらされる、暴露される、そうしたことが感染の原因になります。ですから、それは医療的な対処の仕方として注意すべきことだとかもございます。そういうようなことで私どもでは受け入れるべき病院というのもある程度特定はしているんですが、今一度ですね、ちょっと手順を明らかにする必要があるのかなと思います。

 例えば新型インフルエンザで言えば、発熱をしたら、いきなりお医者さんに行かないでくださいと、そういうマニュアル思い出していただければと思うんですが、それで事前に保健所だとか、そういったところに問い合わせて、それで何処どこの病院に行けという指示をもらって、そこに発熱外来というのがある、そこで受けて言わば特別のルートで診察を受けていくというようなことで感染の拡大を防ぐということをやるわけです。今回のも同じようなことでありまして、どこのお医者さんにもすぐに適当にかかってくださいでいいのかなという問題意識があります。今はそういうことはあんまり特にルールがないんですけども、やっぱり何処どこにまずは連絡してもらって、何処どこの病院に行くがいいじゃないですかと、例えばこうした地域への渡航歴があって発熱があるとか、そういうような場合には、この電話番号に先ず電話してくださいとか、何かそういうような特別のルートづくりだとか、対処方法は必要なんじゃないかな、そういう意味で言わばマニュアルのようなものを新型インフルエンザ等と同じように、エボラ出血熱についても考える必要があるかなと思います。ただ、医療関係者のいろんなご事情とかありましょうから、来週にでもそうした医療関係者等と話し合いを始めてみて、最終的にはそうしたマニュアル等の取りまとめに向かいたいと思っております。


○日本海新聞 北尾 雄一 記者

 そうすると、今想定されているのはどこか、もし患者さんが出た場合に特定の医療機関を決めて、それでその医療機関での適切な処置の方法とかを定めて、あとは住民への適切な周知とかそういったことをマニュアルに盛り込むというイメージでしょうか。


●知事

 そうです。ええ、だいたいそういうことになろうかと思います。例えば厚生病院等にはそうした対応する能力はあるわけでありますが、そうした場合でもやっぱり事前に連絡をして体制を取った上で受け入れた方が良いのかもしれません。これはやっぱり医療関係者のいろんな考え方も聞きながら、まだどこもそういうマニュアルを作っているところはないですけども、本県としては、少し丁寧な対応を考えてみたいということです。



18 スカイマーク社の冬ダイヤについて 

○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 違う話ですいません。改めてになりますけども、スカイマークの冬ダイヤについてちょっとお尋ねですけども、羽田便とそれから札幌便が神戸経由という格好になるんですけども、そうすると今まで現状の直行便よりも時間も余分にかかりますし、程度の大小ありますけども、運賃もようけかかったりすると、現状より。そういうことになりますと現状の直行便よりも魅力は減ると思いますし、利用も減るのでないかと思うんですけど、まずはそこをどういうふうに認識していらっしゃるかということと、もう1つはそういう中で、県民にと言うんですか、何と言って利用を呼び掛けられるのかというところを伺えたらと思います。


●知事

 これにつきましては、スカイマーク側ともいろんな話し合いをしてまいりました。今回の冬ダイヤの設定は経営の非常に不透明になった状況から、ある程度やむを得ないものではないかなと思いますが、ただ影響が最小限になるように、我々としてもスカイマーク側に申し入れを重ねてまいりました。それをかなりスカイマーク側も今回受けていただいているんですね。それが今回冬ダイヤ設定にも見えるところがありまして、厳しいながらもその面でのスカイマークの気持ちは出ているというふうに我々は読みとっています。実は羽田―米子鬼太郎便については、これは単純な休止というのが当初の提示だったです。ただ、我々としてはそうではなくて、せめて乗り継ぎ便ということで、料金設定も従来のものでやってもらえないだろうかと、そういうことを申し入れましたところ、[新]千歳それから羽田、そうしたところの乗り継ぎ便について、そういう特別な割引制度が、米子鬼太郎空港向けに今回作られています。ですから料金設定としては、特に今おっしゃる羽田便について言えば、従来とあまり大差ないというかたちになっているわけでありまして、その辺はもちろん時間的に1時間ちょっとぐらいかかるのは増えますけども、そこをまた値段をとるか、あるいは時間をとるかということも含めて選択肢に利用者のかたも入れていただければいいのかなと、そういう状態になったと思います。

 この辺もだから、神戸ハブ[拠点]で利便性を増したネットワークもあるということを周知させていただきたいと考えておりまして、これは先般は神戸に行きましたし、その他の地域でも同様に訴えかけをしていきたいと思います。問題は米子鬼太郎空港の拠点が残されるかどうかというところだったわけでありまして、私どもとしては、これで一応残る目途がたったと思います。それで、西久保[愼一]社長も私が神戸の方にキャンペーンに行くと言いましたら、急きょご本人がセレモニーに出席をされるというふうに予定を変えられたわけでありまして、それは裏返して言えば、米子鬼太郎空港を拠点として維持していくというスカイマーク側の意思表示だというふうに受け止めております。

 実はその西久保[愼一]社長が急きょお見えになるということになったものですから、こちらでお願いをしまして、要請をさせていただく時間を朝方、西久保[愼一]社長にとっていただきました。それで私の方から率直に米子鬼太郎空港と羽田を結ぶ便は搭乗率もそこそこ上がってきていますし、本来はこれを残しながら展開するということもあっていいんじゃないかと、改めて強く申し上げたところでございます。西久保[愼一]社長としては、私どもの主張にも理解を示されまして、真剣に検討をするというかたちでその日は引き取られました。また、後日その答えを持って鳥取県庁にお伺いをしたいということもおっしゃっておられまして、すぐにちょっと今、スカイマークの中、ごたごたしていますから、すぐにということではないと思いますが、しばらく経てば、そうした私どもの方で今強くお願をしている米子鬼太郎空港と羽田便の復活について、直通便の復活について、なんらかお答えがあるのかなというふうには思っております。

 ただ、いずれにせよ、やっぱり利用されなければ、スカイマークも経営判断が働かないわけでありまして、私どもとしても利用の促進に理解を得ていきたいと思っております。先般は米子鬼太郎空港の利用促進懇話会の坂口[清太郎]]米子商工会議所会頭もお見えになりまして、キャンペーンに参加をされました。今後地元とタイアップをして努めてまいりたいと思います。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 すいません。あえてすいません。当初の提示というのはいつごろの話ですか。


●知事

 ですから、このごたごたの最中ですね。ごたごたの最中に、急にそういう廃止というような話も出てくるわけで、休止というような話も出てくるわけでありますが、やっぱり神戸経由での乗り継ぎというような考え方もあるんじゃないだろうかと。その際の料金設定なんかでも工夫をしてもらえないかと、そういうようなこうやり取りも、本県側ともさせていただいたわけでありますが、スカイマークがそこはきれいにこちらの意図にのってきたというような経緯があります。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 当初の提示では、羽田については単純な休止だったということですが、札幌もそうだったんでしょうか。


●知事

 ちょっと覚えてないですけど、札幌も、札幌もそうですね。札幌もそうだと思います。


○山陰中央新報 桝井 映志 記者

 じゃあ、その当初の提示ということを考えてみると、まあ良い方だという、良い方だと。


●知事

 良い方だというか、だからスカイマークも単に、もうとにかく経営が厳しんで切ってしまうということでは必ずしもなくて、ある程度米子鬼太郎空港を尊重しながらやっていきますよという意思表示だと我々は受け止めています。そういう特別の乗り継ぎ割引の設定をしていただけたということは、私の方としては羽田便復活の芽もないわけじゃないんだろうと、そういうように踏んで強く復活を今申し入れたというところですね。


○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 その他質問ありませんでしょうか。ないようでしたら、



19 開発された県産品の試食について 

○山陰放送 秦 卓史 記者

 すいません。知事すいません。このあと日程では県内で開発された商品を、食品を知事の方にお披露目があって、その試食会などもあるというふうに聞いておりますけれども、知事、いろんな食品、県内の開発された食品などを試食される機会があると思うんですが、もちろん美味しいから食べられる、いっぱい食べられるわけですけれども、ほぼだいたい完食されます、ですね。いろんな商品があってですね。これは何か商品開発で試食に臨まれるときは、お気持ちとしてやっぱり全部食べてやろうというような気持ちをお持ちなんでしょうか。


●知事

 これはちょっと世代が古いのかもしれませんが、目の前に出されたものは全部食べなさいと、給食でも家でも躾けられた方でありまして、反射神経ですかね。出たものはやっぱり食べないと失礼かなとか、ルールに反するかなというのが多分あるんだと思います。あと、やっぱり作られたかたのいろんな長い時間かけて言わば知恵を絞って、そして技術を駆使して手間暇かけてやっておられますので、やっぱりその気持ちがうれしいというのも当然あります。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 やっぱりカメラもあったり、いろんな報道人も来ます。やはりそのパフォーマンスとしてやらなきゃという義務感というか、そんなのはあるんでしょうか。


●知事

 いや、それは特にないですね。食べることはやっぱり「食のみやこ」なんで、向いている土地かなと思っています。


○山陰放送 秦 卓史 記者

 じゃあ、この後も完食されますか。


●知事

 え、ちょっとどんな量なんですか。基本的にはいただきたいと思いますが、はい。ともかく今回は野花豊後という梅がございますが、これはやっぱり今の健康づくりというトレンドからして、非常にフィットする商品素材だと思います。しかしそれを上手にこうプレゼンテーションできてないと思うんですね。そういう意味で6次加工ということで、新しい商品開発を地元の商工会関係者のかたがたなどが一生懸命になって、それぞれの持ち味を出してやっておられるわけでありまして、そうした取組みは評価されるべきじゃないかなと思います。食べてみなきゃ美味しいかどうかというのは分かりませんが、多分美味しいんでしょう。それでそういうものが出来上がって自慢の商品が出来るというのは、非常に我々としても「食のみやこ」のポリシーにも合致していると思っております。ですから、そこは別に意欲的にいただけるものはいただきたいというスタンスです。


○山陰中央テレビ 山中 一高 記者

 では、質問の方よろしいでしょうか。ないようでしたら以上で会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。


●知事

 どうもありがとうございました。


  

 ※広報課編集
  [ ]については、広報課で補足説明しています。