1.概況
平成24年12月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は64.9で前月比0.5%の低下、出荷指数は61.1で3.6%の低下、在庫指数は85.5で0.4%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、輸送機械工業などが低下し、電気機械工業、金属製品工業、木材・木製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、輸送機械工業などが低下し、電気機械工業、木材・木製品工業、プラスチック製品工業などが上昇した。
在庫は、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが上昇し、木材・木製品工業、プラスチック製品工業、一般機械工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、健康食品、ブロイラー加工品、その他の食料品などが低下し、前月比4.3%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比13.8%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、内燃機関電装品などが上昇し、前月比30.6%の上昇となった。
一般機械工業では、その他の一般機械、金属工作機械などが低下し、前月比0.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は3か月連続、出荷は2か月連続で低下、在庫は2か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は11か月連続、出荷は10か月連続で低下し、在庫は9か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
64.9 |
▲0.5% |
69.2 |
▲24.5% |
食料品・たばこ |
92.5 |
▲4.3% |
105.1 |
0.3% |
電子部品・デバイス |
53.0 |
▲13.8% |
53.9 |
▲25.4% |
電気機械 |
53.8 |
30.6% |
58.3 |
▲4.3% |
一般機械 |
67.5 |
▲0.1% |
68.0 |
▲31.1% |
出荷指数 |
61.1 |
▲3.6% |
64.4 |
▲33.6% |
在庫指数 |
85.5 |
0.4% |
86.1 |
16.8% |