第64回全国植樹祭基本構想(案)パブリックコメントの結果

 第64回全国植樹祭基本構想(案)について、パブリックコメントを実施しました。結果は次のとおりです。

<実施期間>平成22年12月15日~平成23年1月7日
  

主な意見と回答

受付意見:5件(メール4件、郵便1件)4名

意見

回答

○昭和40年に続く2回目の開催であるので、前回開催時の反省事項、要改善事項等に対する取り組みを、構想に入れる必要があると思う。

  • 昭和40年、「林種転換による拡大造林」をテーマとして大山町で開催された、第16回全国植樹祭の会場地は、緑豊かな森林に育ち、緑化運動発展の原動力として、大きな成果を上げてきました。
  • 48年ぶりに開催される第64回全国植樹祭では、時代に即したテーマでの開催とし、機能の低下した森林が増加する現状を踏まえ、「持続可能な森林づくり」による地球環境の保全や、里山林等森林と親しみながら共生してゆくライフスタイル等、「心癒される森林づくり」の提案を開催理念として取り組む方針を盛り込んでいます。
○鳥取県の森林づくりや緑化運動の取り組みについての発信に欠かせないのは、昭和40年の記念植樹会場の現状紹介。植樹祭は、セレモニーだけの植樹ではないことを発信することこそ、鳥取県の取り組みを広くPRすることになることから、前回植樹祭会場の整備も構想に盛るべきと考える。
  • 前回の植樹祭会場は、鳥取県が県営林として除間伐等適正な整備を行い、所期の目的を達成しています。
  • なお、今回の植樹祭の会場である「とっとり花回廊」では、全国から多くの招待者を集め、皇室のご臨席の下、里山林復活のための森林づくりに着手することで、生物多様性の確保など時代にマッチした祭典として全国にアピールします。
  • また、植樹祭終了後の植樹会場は、子供たちのための「学習の森」や、薪などを採取する「生活の森」、四季折々の美しい花木を観賞する「交流の森」、野鳥や昆虫を観察する「体験の森」等ゾーニングを行い、「里山のめぐみ」体験フィールドとして県民に開放。「とっとり花回廊」の新たな魅力としてPRしていく構想を盛り込んでいます。
○これからの森林整備のあり方や県民としての関わり方が分かりやすくまとめてあることを評価。単なる一過性のイベントではなく、このイベントを通じての様々なアクションが盛り込まれており、ぜひ実現していってほしい。
  • 第64回全国植樹祭の開催へ向けての県民運動は、全国豊かな海づくり大会(平成23年度鳥取県開催)で始めた「白うさぎ大使による新たな国造り運動」を引き継ぎ、「森林を知る集い」「とっとり木づかい運動」「里山林等の再生活動」「ナラ枯れ防除等活動」等の森林保全活動を充実した上で県民総参加により、ふるさとの森・川・海を守り育てていく構想です。
  • また、「とっとり花回廊」や「奥大山鏡ヶ成高原」の植樹地は、森林生態系の健全性を維持・増進しつつ、県民の多様なニーズに永続的に対応できる森林を目標に、地域特性等に合わせた樹種を植栽し、植樹後は、緑の少年団、ボランティア等が手入れを行うなど、全国植樹祭を一過性のイベントとせず、その理念を次の世代につなげて、成功させたいと考えます。
○開催方針・開催概念・県民運動・全国植樹祭とは等、詳しく教えて欲しい。 
  • 全国植樹祭は、国土緑化運動の中心的行事で、昭和25年以降、天皇皇后両陛下にご臨席を賜り、式典行事や記念植樹などを実施してきており、鳥取県では、昭和40年5月9日、第16回全国植樹祭に天皇皇后両陛下をお迎えし、大山町で開催しています。
  • 第64回全国植樹祭の開催理念は、機能の低下した森林が増加する現状を踏まえ、「持続可能な森林づくり」による地球環境の保全や、里山林等森林と親しみながら共生してゆくライフスタイルや就業スタイル等を、「心癒される森林づくり」として提案し、全国植樹祭での交流を図る中で、環境先進県「とっとり」をアピールしていくというもの。
  • その理念を将来に向かって共有し、実現し、次の世代につなげていくための県民運動として、全国豊かな海づくり大会(平成23年度鳥取県開催)で始めた「白うさぎ大使による新たな国造り運動」を引き継ぎ、発展させ、実施していこうとの構想を盛り込んでいます。
○基本構想は、全県民(全国からの参加者)が、力を集結できるプランとして評価するが、実践上の具体的な取り組みについて提案したい。
  • 中高校生(美術科履修の学年の生徒)による、植樹・育樹・森林環境美化等に関する図画・ポスターの作成 他10項目

ご提案いただいた事項の内、

  • 中・高校生(美術科履修の学年の生徒)による、植樹・育樹・森林環境美化等に関する図画・ポスターの作成
  • 公募による植樹祭会場等の案内や標識デザイン等の展示
  • 小・中・高校生希望者による木工芸作品製作
  • 農業・園芸・林業科等県内高校生グループによる、育苗・栽培・生産・加工品等の展示
  • 高校生による植樹祭運営活動へのボランティア参加
  • 高齢者による花づくりや緑化プランター等の植樹祭展示
等については、当方で検討の上、ご意見いただいたことと合わせて、実行委員会の計画策定委員会に提案させていただきます。

お問い合わせ先

 鳥取県農林水産部全国植樹祭課 
  

最後に本ページの担当課    鳥取県農林水産部 森林・林業振興局 森林づくり推進課
    住所  〒680-8570
            鳥取県鳥取市東町1丁目220
    電話   0857-26-73040857-26-7304    
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   E-mail  moridukuri@pref.tottori.lg.jp

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