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知事定例記者会見(2010年9月2日)

平成22年9月2日(木)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約38分) ※MPEG4形式

  

1 9月補正予算について 

●知事

 皆さん、おはようございます。この度、9月の県議会に向けまして、補正予算案の概要を固めました。総額では15億5,600万円程度を今のところ予定をいたしております。これをやりますと大体[平成22年度予算総額が]3,300億[円]台ということでございますけども、そうした補正を組む中で当面必要な対策について盛り込んでいきたいと思います。

 例えば、公立化という、そういう報告が出ました鳥取環境大学でありますが、この関係では、鳥取環境大学公立化の協議会を鳥取市と共に設置をすることで予算を計上しようということにいたしました。

 また、小児医療費[助成額]の引き上げとか、様々な議論、これまでの議論を引き継ぎまして、9月県議会で提案をいたしていこうと考えております。

 いよいよ、まんが王国に向けて[国際]マンガサミットが本決まりになる局面が近づいてきました。そうした状況も考えて、「アニカルまつり」という、アニメカルチャーのお祭りをやってみようじゃないかと、県庁の中の若手の職員の発案もございまして、そういう事業も計上させていただいております。

 アニソンというのが、アニメのソングが大変に巷でブームだそうでありまして、これも地域づくりの1つの切り口になり得るかなと。とりあえず、そうした将来の[国際]マンガサミット誘致を睨んで、事業化に進んでみようかということも始めたところであります。




2 関西広域連合の設立準備について 

●知事

 こうしたことと関連をいたしまして、先般、大阪の方で開かれました関西広域連合の準備に向けた協議がございました。これに、関西一円の知事が集まりまして、私も参加をさせていただいたところであります。そこでの議論として、9月の県議会に向けて、関西広域連合の提案をしていこうではないかと、そういう努力をしていこうということが申し合わせとしてなされたところであります。

 今、各県で9月県議会の提案に向けて準備作業をしているところでありまして、私ども鳥取県としても、その横並びで9月県議会への提案を考えていきたいと思っております。

 内容的には限定的な参加に留めるべきだと、コストパフォーマンスの関係も考えまして検討をいたしたところでございまして、観光文化関係、すなわち、海外からの誘客を共同で、関西一円で行っていくとかですね、また、広域医療の関係。これ、ドクターヘリがすでに飛び始めておりますが、このドクターヘリを広域連合に移行していこうという考え方がございます。

 ただ、気になっていた経費についてでございますが、これも、その席上でも主張をいたしましたけれども、取りまとめとして、私どもは総務関係の経費を他の府や県に対して半分に抑えると。半額での参加を認めるという、そういう特別な配慮を引き出しました。

 これもございますので、今回提案に向けていきたいというふうに考えているところであります。県議会での議論を待ちたいと思っております。




3 鳥取県緊急雇用経済対策本部の開催について 

●知事

 現在、まだ円高が止まりません。今日も84円台を付けております。株の方は寄り付き少し高めに出てきたようではありますけども、ただ、まだまだということだと思います。緊急の経済雇用対策を敷かなければならない。その考え方で今日、緊急雇用経済対策本部を県庁内に設置をすることにいたしたいと思っております。

 そこで、先般打ち出しました円高の金融支援の他ですね、どういう策を講じていくのか議論をしていきたいと思います。これについては、現在政府の方で雇用対策、経済対策を検討中でございます。

 まだきっちり固まったわけではございません。しかも、民主党の代表選挙が同時になされております。そうした状況も横睨みしながら、我々として、盛り込める内容をどんどん国の対策の中からも引き込んで、取り込んでいきたいと思っております。

 場合によっては、9月県議会で当初提案はさすがにもう、日程的に無理でありますけども、なるべく早く効果を引き出すために追加提案も視野に入れて今後、対策案を練っていったり、また、議会側と折衝をしていったりして、できるだけ早く雇用経済対策を当県としても本格化させていきたいと考えております。




4 第1回政策戦略会議の開催について 

●知事

 こうした予算編成作業でありますが、次年度の当初予算編成の時期から、従来多段階型で査定をしておりました、課長査定、部長査定、知事査定という、これはどこの都道府県も市町村もそうでありますけども、これをもっと簡素化しようというのを始めたいと思っております。

 すなわち、政策論議を始動させて、政策論議の中から次年度の予算を段階的に練り上げていくという手法を取っていきたい。査定というものは、1回で終わるようにいたしまして、ただ軽微な予算につきましてはその査定をした後、最終的な調整を行う局面を念のため考えておくとか、そういうようなことも工夫をいろいろと入れて、今年度、試行的にでもやってみたいと思っております。

 そのための政策立案の会議を来週開きたいと、第1回まず開いていきたいと考えております。そこで新しい予算編成方法を議論をしたり、それから当面次年度に向けてやるべき政策課題について、各部局の意見を棚卸してもらうと、すべて見せてもらいながら、それで方向性を掴んでいきたいと考えております。




5 梨の販売状況について 

●知事

 梨は今のところ好調に推移を、値段的にはしてきております。私も30日の初競りに出かけて行きました。おかげさまで、初日10キロあたり3,869円という高値を付けました。その後も4,000円前後で推移をいたしておりまして、だいたい昨年の2割3割増しという状況であります。

 新しい品種の「新甘泉(しんかんせん)「なつひめ」という品種も世の中に出始めたとこでありまして、これも昨年キロ当たり500円切っておりましたけれども、今年は500円を上回る、510円とか、そうした推移でございまして、これも好調であります。しかも、新甘泉は特に製品率、糖度14度を超えてくるというものは7割でございまして、出来がいい感じになってきております。

 ただ、収量面で圧縮されたスタートになっております。二十世紀梨、だいたい3割程度、収量減かなというようなこともあり、今年、緊急対策を6月[議会]でも考えたところでありますが、今議会でも入れてきたいと思っております。

 例えば、小玉になったもの、従来ですと、これは出荷を見送るというようなことがありますが、それを出荷をさせていくという支援を行ったり、それから[農業]共済関係の支援を行ったり、いろいろと農家、農業団体の要望もお聞きしながら、この9月議会で追加提案をしていきたいと。それで、6月のものと合わせまして、債務負担分なんかも含めれば、8,000万円ぐらいの対策予算ということになろうかと思います。

 そうした対策を梨について組んでまいりたいと思います。ただ、値段がこれに大きく影響しますので、今後是非、その値段面では好調に推移するように応援をしていきたいなという気持ちでございます。




6 「ロシアの柱」の境港支部事務所開設について 

●知事

 昨日はロシアの柱という中小企業団体がロシアからやってきまして、ザヴィノフ会長だとか、それからザハロフ氏、クシナリフ氏がお見えになりまして、[事務所]オープニングの式典を行いました。その前は輸入にあたっての評価基準を司るGOST局というところのコチキナ局長が来られていましたし、また、来週は9月8日にゴルチャコフ沿海地方議長が初めて鳥取県に来県をすることになりました。

 このように、対岸との貿易経済交流を是非とも活発に進めていきたいと思います。非常に厳しい経済環境にはございますけども、未来を見据えてロシア側、あるいは韓国・中国なども挑戦していこうという気持ちがございますので、私たちも積極的に打って出ていきたいと思っております。

 その一環として、中国に木材を輸出をしようというそういうプロジェクトがあります。これもテスト輸出を鳥取県としても応援をしていきたいと考えておりまして、9月議会に関係予算を提案することにいたしております。




7 週末のイベントについて 

●知事

 今週末、まだ暑い日が続きます。是非、熱中症にご注意をいただきたいと思います。産業技術関係のフェアを3日・4日と行うことにいたしております。また、4日・5日には大山皆生のSEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)が実施をされます。今シーズンは韓国でもこのSEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)が実施をされておりまして、国際的なニュースポーツになり始めております。

 そういう意味で、スポーツ、あるいは健康づくりをテーマにした鳥取県の観光にも寄与するんではないかと期待をしておりまして、私もオープニング式典に出席をさせていただくことにいたしました。私からは以上でございます。


○毎日新聞 宇多川はるか 記者(幹事社)

 各社、質問がありましたらお願いします。




8 国際マンガサミットについて 

○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 マンガサミットに関連した「アニカルまつり」ですか、詳細は決まっているんでしょうか。


●知事

 まず年明けに、口火を切るようなことをやってみたいということで、ご提案申し上げようと思っております。巷では、そういう漫画関連で、今、例えば、[県]中部では中華コスプレの大会なんかやったりしておりますけども、アニメソングもブームを呼んでいるようでございまして、オリコンチャートなどでも、上位に入ってくるということでございます。

 ですから、そうした動きを捉えて、まんが王国の1つの柱のようなかたちでそういうアニメ関連のカルチャーにも挑戦をしていきたいという気持ちであります。これが上手く軌道に乗ってくれば明年度以降も続けていくことが出来るかもしれません。

 そういう中で、世界マンガサミットを実施をするということになれば盛り上がっていくんではないかというふうに期待をいたしております。




9 9月補正予算について 

○NHK 月岡信行 記者

 補正予算の関連なんですが、10億[円]あまりということですが、改めて包括的にちょっと伺いたいんですが、どういったところに力を入れたと言いますか、予算編成で、改めて。


●知事

 1つ、緊急に必要だったのは梨対策でございました。これは6月にすでに対策を組んでおりましたけども、それに、さらに加えて、生育状況が今、はっきりしてまいりましたので、それを踏まえた対策に大幅にバージョンアップをさせていただいたということが一番大きなことかなと思います。

 それから、今回の議会に向けまして、ずっと作業をしてきましたけども、市町村ともようやく協議が整いまして、先週も申し上げたことに関連しますけれども、小児医療の引き上げの際に市町村側から条件として出されていたことが幾つかございました。

 そういう中で、システム開発の経費につきましては半額、県が持つという予算を計上いたしておりまして、同時に小児医療費[助成]を中学卒業時まで引き上げるということですね、無料化対象を引き上げるということで、条例提案も併せてさせていただこうといたしております。

 [金]額的には多くはないですが、先程申し上げた[鳥取環境大学]公立化協議会、これも100万円程度計上させていただいております。これは事務費のようなものでございますけども、ただ、そうしたことで、議論の決着をこの議会で目指してまいりたいと考えております。




10 鳥取環境大学公立化について 

○日本海新聞 田村彰彦 記者

 環境大学の公立化の件なんですけども、検討委員会からの報告を受けたあと、竹内[鳥取]市長と直接お話する機会はありましたか。


●知事

 今、直接はしておりませんけども、私の方で、もう先週問題意識を申し上げまして、その議論を先方[鳥取市]には伝えたところで、今回、この協議会の予算計上ということになってきております。ですから、きちんと[鳥取]市側と協議をしながら、現在、9月議会に向かって備えているという状況ではございます。

 結局、公立化すればすべて解決するとは思っておりません。大切なのは魅力がある大学として県民の皆様に愛していただき、そして、ここに入学してみたい。また、入学させてみたいと思っていただけるような大学に生まれ変わらせなければならないと思います。

 ですから、学科再編だとか、あるいはシンクタンク機能との統一とか、そうしたいろんな改革をこの際、やっていくべきだと考えております。

 経営のイニシアチブは、今度は公の方にくるわけでございますので、市側と対等な経営者としてよく協議をして、いい大学に作り変えていきたいと思います。そのためには準備組織を、まずは第一に発足させる必要があると考えておりまして、そういう意味で協議会を設置したいと思っております。




11 政策主導型予算編成について 

○共同通信 仲嶋芳浩 記者

 この予算編成作業の簡素化の話なんですけど、これ、これまで課長とか、部長とか、何段階もの過程を経て決めていたものを、もう1回で済ませてしまおうという話なんですか。


●知事

 おおまかに分けて、二通りの予算編成のやり方をやってみたらどうかなと思っているんですが、政策的に非常に重要なものと、それから極めて事務的な経費とあると思うんです。

 それで、極めて事務的な経費の方はわざわざ3段階やっていくのではなくて、財政課長段階、すなわち県庁全体として整理をまずしてしまうと。それに不都合があったり、いろいろと気がつく点があれば、あとでそれをモディファイ(修正)する権能は、最終的な知事査定、従来の知事査定のような段階まで留保して持っておくと、こういうふうなやり方をしてはどうだろうかと。

 そうすると、年内で概ねそうした諸々の予算は、ある程度片付くわけであります。さらに、政策的な経費は、そちらが一段落付いたあとで本格化させて、それを総務部長段階ぐらいでよく整理をした上で知事査定という段階に臨んでもらうと。これも、だからそういう意味では知事査定一発で決まってしまうと。

 今までは三段跳びのような格好になっていまして、その度に、大作業をしているということがありますし、どんな政策的経費でも全部10月からスタートして、だいぶ議論を積み重ねたり、資料づくりをやったりということになっていました。

 これが非常に組織の中で負担感があると思いますので、そのスタート時期を合理的に設定をして、集中的に、短期的にその予算というものを決着できるようにしてはどうだろうと。ただ、それに至るまで、むしろ政策論議をきちんとしようじゃないかと、庁内で。それは資料作りということではなくて、我々で良く議論していけばいいと。

 その間、出前してもらって、各部局も、それでいろんな団体だとか、地域のご意見を聞く機会をきちんと持ってもらうと。それにむしろ時間を使っていただいて、最後は年明けに政策経費を一発で決めていくというような仕組みにしてはどうだろうかと思っています。

 これはどこの県でもだいたい夏の終わりから秋にかけまして、およそ半年かけて予算編成作業というのをやるわけでありますが、その労力は結構大変なものでありますし、それに注意も集中するんですね。

 そういうことよりも現場での仕事、大切にしてもらいたいなあという気持ちもありまして、県庁全体を改革していく意味で、他県にはない手法を我々で編み出していきたいと思っております。


○共同通信 仲嶋芳浩 記者

 極めて事務的なものはというふうにおっしゃったんですけど、その重要なものについては、これまで通り、多段階での査定。


●知事

 それは、課長査定とかやらないということです。部長査定はやらない。それで、知事査定一発で終わらせましょうと。ただ、その予算編成自体は短期集中でやらなきゃいけませんから、総務部長ぐらいがリーダーになって、どういうことを、従来の知事査定というような段階で議論するか、そのへんの整理はよくした上で、効率良く意思決定していこうということであります。




12 三洋電機(株)代表取締役との面談について 

○毎日新聞 宇多川はるか 記者

 来週、三洋CE関係で佐野[三洋電機]社長と面談されるご予定がありますけども、その際はこの従来のような事業継続の要望をされるんでしょうか。


●知事

 はい、おっしゃるとおりです。私の方でお会いするということでありましたが、鳥取市長も同席したいというお話がありましたので、一緒に佐野社長に面談をして是非ともこの鳥取の地で事業を継続し、声をしっかりと受け止めていただきたいと、これをお願いしたいと思います。

 パナソニックと三洋とが完全子会社化されて、三洋はパナソニックの100パーセント資本の下に入る、今そういう資本の整理をやっている最中ではありますけども、ただ、三洋とパナソニックとの間で事業関係を整理していく中で、三洋側の、従来からの主張もあったし、働きかけもあったと思います。今後も当然、佐野社長をはじめとして、三洋本体のご意見ともいうのも、これからの事業統合の中で盛り込まれていくだろうと思っております。

 ですから、先般、パナソニックの関西代表竹花さん、それから、三洋CEの方にもお願いをいたしたところでありますが、併せて佐野社長にも我々の思いを聞いていただく必要があると判断しました。


○山陰中央テレビ 勝部正隆 記者

 今回の佐野社長との意見交換っていうのが、これはどういう経緯で実現することになったんですか。


●知事

 これは、盆明けぐらいにパナソニック、三洋[CE]、佐野社長、全部アポイントをいただこうとしたんですけども、それが、いろんな日程の都合でかなわなかったもんで、むしろ、鳥取に来る機会があるので、その時に、お会いして協議しようじゃないですかと。先方から、この時期を提示されたということです。




13 関西広域連合の設立について 

○読売新聞 野口英彦 記者

 関西広域連合の話が出ましたけども、知事として12月に発足するようになった見通しについての感想と、これによって、県のメリットですね、あるいは、県民生活がどう変わるかというところを説明いただきたいんですが。


●知事

 私も席上申し上げたんですけども、今回の広域連合のいろんな議論の中で、例えば、道州制に結び付くんではないかということの懸念とか、様々な論議がありました。道州制の問題で言えば、道州制とは全く違うものですと。今回は事業、事務の共同化を図ろうというものであって、別物だということは、お互いの合意の中で明記をされました。

 また、その費用負担の関係でも、これは当県が主張していたんですけども、一部参加をするような場合に、当然ながら全体参加のところとは、一定の合理的な差もつけてほしいと。特に鳥取県の場合、地理的な問題もありまして、共同した方が良いようなものもあれば、そこに至るにはちょっと躊躇するのもあります。

 ですから、共同化したら良いものに限って参加をするような場合に、配慮すべきだという議論をしておりましたが、このたび、その論も受け入れられまして、井戸[兵庫県]知事の方から、副本部長、事実上の座長でありますけども、井戸知事の方からも、皆でこれでいきましょうということがあり、賛同が得られたわけでありまして、この点は高く評価をしたいと思っております。

 席上で私申し上げたんですけども、これはそうなってきますと、連合というよりは、それぞれの小さな県であっても、そのところどころの事情を十分に尊重する「連邦」のようなもんだと。しかも、広域連合というのは、権能はある程度高いものでありまして、国からの事務移譲を求める受け皿ともなり得るものであります。

 そういう意味からしますと、これは新しい地方自治のステージを開くものでもありますし、大義としても、賛成できるものがあるだろうと思っております。県民の皆様のメリットを考えると、特に、観光と医療は重要だと思いました。

 観光については、今中国でのビザの緩和がなされまして、多くの中国のかたが入ってきておりますけども、例えば、関[西国際]空[港]で入ってそのまま東京に抜けてしまうと、こういうルートがゴールデンルートと呼ばれて、大変多くのかたがそれに従っているわけであります。

 ただ、むしろ、たくさん入って来られる中国のかたを関西の中で回してもらうと。その関西の中に、鳥取県も入ることになれば、そういう意味では、観光振興にも長い戦略の中では重要なインパクトを持ち得るだろうと思います。

 また、医療も広域的に処理をしていかないと、特に高度な医療、救急の医療は大変になってくると思われます。鳥取県内だけで全てをまかなうことは難しい面もあります。また、経費が掛かるということもあります。ですから、ドクターヘリをはじめとした連携事業を、この広域連合を受け皿として実施をしていくことは県民の命を救うことにもなります。そういう意味で、コストパフォーマンスもよくよく分析した上で、参加するのにメリットがあると判断をいたしております。

 ただ、これは議会で最終判断をもらわなきゃなりません。しかも、先程申しました連邦国家のような広域連合でございますので、各府県が全て賛成して可決をしなければいけません。これは皆で一斉にやらなきゃならないものですから、それぞれの府県ごとに努力をしていこうということになっておりまして、我々も他の府県と同じようにそうした努力をしていくことにいたしたわけであります。




14 来春の知事選について 

○毎日新聞 宇多川はるか 記者

 来年の知事選に関連した報道も出てきているんですけども、現時点で知事はどのようにお考えなのか。


●知事

 私は、まだ、当然ながら任期の中でやらなければならないこと、例えば[山陰海岸]ジオパークとか、[国際]マンガサミットの誘致を初めとして、多くの課題をまだ抱えて走っているところです。[韓国テレビドラマ]アテナも今、ようやくロケ地が見えてきた段階であります。これも将来に重要なインパクトを与えると思いますので、精力的にやっていかなきゃならないと。

 ですから、足元の、自分として現場としてやるべきことをすることに精力を傾けているところでありまして、これから次年度に向けて私の個人的な問題をどうするかというのは、まだ熟慮中でありまして、自問自答をしているところであります。ぜひ、県民の皆様のお考えも、それについてのお考えも、謙虚に耳を傾けさせていただいて、自分自身の心を決めてまいりたいという段階です。


○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 今月の半ばには9月定例県議会が始まるんですが、議会中に出馬か否か判断するというふうな一つのタイミングにはなり得るんでしょうか。


●知事

 それは先程申しましたように、私もいろんな懸案を抱えて、今、走っている最中でございますので、そうした状況を見て、その時その時で判断していきたいと思っています。今、9月議会でどうこうという、そういうところはございません。




15 電気自動車の急速充電器整備について 

○時事通信 京正祐之 記者

 話が補正に戻るんですけれども、電気自動車の充電器の関係で、部長査定では保留になっていたと思うんですけれども、総務部長ですね、前日の[県・市町村]行政懇[談会]でも、市町村側からは、結構大きなお金が掛かるということで県が主導してやってほしいということだったんですが、結局、知事査定でその部分を盛り込んだのかということと、あと、知事としては今回の補正で、その対策としては十分に、充電器が普及すると考えられておられますか。


●知事

 今回の9月補正予算の中で、従来150万[円]限度ということでセットしてありまして、これを倍の300万円に、引き上げることにいたしたいと思います。また、市町村からお声がありましたら、民間でやる場合の支援とか、そういうので民間でやる道も開いてみてはどうかと、この辺も整理をさせていただきました。

 また、県が率先垂範して、何もやらないということでは、これはちょっと私も実は気が付いてなかったんですけども、よくよく話を聞いてみますと、県庁に置いてあるのは急速ではなくて緩速充電器、時間の掛かる充電器でありました。これも県としてのやはり責任も、応分の責任もあるでしょうから、当然、率先垂範してやっていきたいと。それは既定経費もございまして、既定経費の中でやっていきたいと、このように方向転換をすることにいたしました。

 今後、さらに市町村だとか、それから、充電器を設置していただけるような企業・団体、そうした先にも働きかけていって、県内、電気自動車が走りやすい環境に持っていきたいと思います。

 何となれば県内でも電気自動車の組み立て工場を作る計画が熟度を増してきております。そうした生産が始まる前に、ある程度、電気自動車の県だと言えるような環境は作っていきたいと思っております。




16 民主党代表選について 

○NHK 月岡信行 記者

 ちょっと全然話が違うんですが、民主党の代表選で、小沢さんと菅さんの一騎打ちになりましたが、どういうふうに捉えていますか。


●知事

 私どもは首長の立場、現場の立場でありますから、コメントすべき立場ではないだろうと思います。ただ、ぜひ早期にきちんと決着をつけていただいて、今、我々が当面しているのは円高だとか、景気・雇用の問題が非常に大きいと思います。

 これは急速に今、動いている時でありますから、そうしたところに精力を政府与党としても傾けていただきたいなという切実な気持ちがあります。

 昨日論戦の火蓋は切られましたけれども、ぜひ政策論争をきちんとやっていただきたいと思います。単なる派閥争いだとか、権力闘争を国民が望んでいるわけではないと思います。むしろ、これからの日本はどうあるべきなのか、それをこの代表選を通じてお互いに切磋琢磨して議論して高め合って、それで本当にいい未来の日本の像をその代表選の中から導いていただけるように願いたいものだなと思います。

 その具体の公約とか、政策もお伺いしましたが、よくよく聞いてみないとよく分からないなというのが少なからずございます。例えば、小沢さんの方で地方に重きを置いた政策を打ち出しておられます。

 都道府県が高速道路を造ればいいじゃないかとか。じゃ、そのための財源はどうなるのかなというのがちょっと心配なところもありますし、それから一括交付金にあたっては首長のアンケートの結果70パーセント、3割カットしても大丈夫だと言っていると。だから、そういう一括交付金化をやって、財源を出せばいいというお話が昨日の会見でも出ていましたけれども、私はこれはもっと冷静に事実をみていただきたいと思います。

 私どものような、まだインフラストラクチャーがしっかりしていないところは、3割カットされたらたちまち、これは、実は補助金の中には、社会保障の補助金だとか、教育の補助金だとかいろんなものが入っています。

 そういうところは削れませんので、おそらくそうすると、がっさり削られるのは社会保障以外の遅れた公共投資の方に回る可能性があるなというふうに思えるところもございまして、全体のパッケージでどういうふうに、何というのかよく見えないものですから、注目して議論の行方を見守っていきたいという気持ちです。




17 来春の知事選について(再質問) 

○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 ちょっと知事選の方に話が戻って恐縮なんですが、今の民主党代表選、当然総理を決める選挙になるんですけれども、知事ご自身の進退を決める上で、この代表選の結果も見ながら、というふうなお考えというかイメージはあるんでしょうか。


●知事

 それよりもむしろ私は、県民の皆さまとか、地域の課題を見つめながら考えていきたいと、むしろそういうふうに思っています。こういうふうに国会がねじれるとか、政治が混沌とする中で、県民の皆さんはむしろ足元のしっかりとした現場の仕事をしてもらいたいという気持ちが強いんじゃないかと、私は思っていまして、その中で自分自身が役割を果たせるかなと。

 向こう4年間自分に託してくれと自分で、今言える内容をやってきただろうかとか、今後のビジョンだとか、その辺をよく考えてみたいと、そのための時間がいただきたいという気持ちです。


○山陰中央テレビ 勝部正隆 記者

 年内には態度表明をされるというふうに受け止めてよろしいんですか。


●知事

 県民の皆様にご迷惑がかからない時期には私としても腹をくくらなければならないと思っています。


○山陰中央テレビ 勝部正隆 記者

 迷惑がかからないというのはやっぱりなるべくもう時間はかけずに。


●知事

 年内なら年内とか、あんまりぎりぎりで、例えば年明けぎりぎりで、そういうようなことで混乱させるようなことは本意ではないので、自分としてもけじめはしっかりつけていきたいと思います。


○毎日新聞 宇多川はるか 記者(幹事社)

 他はよろしいでしょうか。ありがとうございました。


●知事

 ありがとうございました。