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知事定例記者会見(2010年3月23日)

平成22年3月23日(火)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約39分) ※MPEG4形式

  

1 第61回結核予防全国大会について 

●知事

 皆さま、おはようございます。先週末に御来県をいただきました秋篠宮妃殿下におかれましては、私ども鳥取県からストップ結核鳥取大会を開催をするにあたり、ご臨席を賜りました。

 その際に、[県立鳥取]聾学校や、あるいは[鳥取]砂丘[情報館サンドパルとっとり]も訪れていただき、思い出多い旅になられたのではないかと期待をいたしております。眞子様、佳子様のご卒業もありまして、心からお祝いを申し上げ感謝を申し上げたいと思います。




2 2月議会について 

●知事

 先週は、議会が閉会をいたしました。3,345億円にのぼる当初予算を可決をしてもらいました。これを基に、4,100人規模の雇用を生み出すその受け皿づくりをしていくことになります。

 そして、その中に盛り込まれました緊急な対応を要します経済雇用対策470億円規模になっておりますけども、それも年度当初から推進していくように庁内の体制を作ってまいりたいと考えているところであります。

 いろいろとこれから将来に向けた予算が盛り込まれているところであります。大交流時代を睨んだり、環境を睨んだり、そうした予算編成となったわけでありますけども、ぜひその果実をこの鳥取県の中に山陰に根付かせていきたいというふうに考えております。



3 鳥取自動車道の開通について 

●知事

 大交流時代の到来につきましては、いよいよ鳥取自動車道が今週末に開通することとなりました。3月28日には午前9時半から鳥取市の環境大学の方で記念式典を行いますし、また、併せまして岡山、兵庫両県知事も出てきた上で一緒に兵庫県の佐用[町]の方で午後には開通式の式典を行うことにいたしております。

 それを睨みまして、先週末、週末には私も加西サービスエリアの方に出かけまして、関西方面等からの山陰向けのお客様に、私ども鳥取県に向けた自動車道が開通するというPRをさせていただいたところであります。

 新年度なお一層そうした予算も確保しておりますので、関西方面や全国の皆様に鳥取自動車道を活用して大交流時代の鳥取県に訪れていただきますようにキャンペーンを張っていきたいと思います。

 4月からは「大山・鬼太郎キャンペーン」も始まるところでありますし、新しいテレビドラマも始まるわけでありますので、この機会に山陰の情報発信を図ってまいりたいと思います。



4 (株)ナノオプトニクス・エナジーの米子進出について 

●知事

 また、環境の方についてでありますけども、来る3月29日、来週の月曜日になりますが、私どもが兼ねていろいろと折衝をしておりましたけれども、[(株)]ナノオプトニクス・エナジーという会社がございます。

 これは環境についての最先端の技術、例えば超電導で伝送するとか、いろんな技術を持った会社でありますが、そのナノオプトニクス・エナジーに働きかけを、これまで折衝をさせていただきましたけれども、3月29日に企業進出の発表をしようという段取りになってきました。

 今日の段階ではまだ最終的な調整も進めつつあるようでございまして、3月29日に米子の方で発表会を行おうというところまで固まってまいりました。

 私どもが承知している限りで申し上げれば、JT[日本たばこ産業(株)]の米子工場が閉鎖をされるということになっておりましたけれども、このJT米子工場をそのまま活用してもらおうという計画であります。その場所ももちろんでありますけども、出来れば従業員もお雇いいただけるだろうかというようなことも折衝しているところでありますが、この辺は、今まだ全容が明らかになっているわけではありません。

 ここで、電気自動車の生産を行いたいということであります。今、鳥取県では[(株)]シムドライブという会社が行っております未来の電気自動車開発に参入をしようとしております。県内でもこれまでも自動車部品製造工業、あるいはカーエレクトロニクス関連工業が立地をしてきたところであります。

 出来れば県内で、そうした自動業、エコカーの生産拠点があってもいいんじゃないかというふうに我々も考えていたところでありますので、このたびのこのナノオプトニクス・エナジーの計画については、我々としても歓迎申し上げたいと思いますし、積極的にこのたび成立しました予算を駆使しまして支援を図ってまいりたいと思っております。

 新しい生産、どういうことで行われるかと言うのは、今詰めているところらしく、29日に会社の藤原洋社長の方から発表があるというふうにお伺いをいたしております。その同じ3月29日に経済成長戦略について語り合うイベント[鳥取県経済成長戦略フォーラム]も用意しておりまして、ここにも藤原社長にご出席をいただくことにいたしております。

 シムドライブの清水社長もこちらの方に、慶応[義塾]大学の先生、清水先生もご出席いただくようにしておりますし、また、日産フェアレディZをデザインをされました青木先生とか、三菱自動車の常務とか、各種のパネリストも出られるというように、今調整をさせていただいているところであります。

 このセミナーと言いますか、フォーラムと併せて今のナノオプトニクス・エナジー側からの発表があるというふうに伺っております。




5 日程等について 

●知事

 また、これは今年度の予算を駆使してやっていたところでありますが、県庁の中の様々な環境対策も順次オープンをしていくことになります。3月26日にはサンプルとして今やっておりますが、知事室の照明をLED化しようということのオープニングをさせていただきたいと思っておりますし、3月の30日には第2庁舎の隣のところに設置をいたしました年間6万キロワット規模の発電を行います太陽光発電のオープニングをしようということにいたしております。

 あと、国際マンガサミット関係でありますけれども、来週の29日にそれの推進準備を行います。併せてまんが王国とっとりの推進を行いますまんが王国とっとり推進協議会を発足をさせることにいたしております。

 これには、マンガサミットの準備機能も持たせようと考えておりまして、これも関係機関と話し合いをしてまいりましたけれども、29日の会議には韓国にあります国際マンガサミット事務局の事務局長イム・ヒョンテク氏も出席をされると、事務局長も出席をされるということになりました。

 また、日本側の世界マンガサミットの事務局関係からは、先般もお越しいただきましたけれども、立野広報部長、それからその他漫画家のかたもご参加をいただけるということで、今、最終的な調整をさせていただいているところであります。

 これと併せまして、鳥取県のまんが王国を発信をしていく意味で、あさって、3月25日には、国際アニメフェアが東京の方で開かれておりますけれども、この会場で鳥取県からもマンガサミットなどのPRをさせていただこうとしているところであります。

 例えば、[ゲゲゲの鬼太郎に登場する]子泣き爺のそっくりさんとか、鳥取県にゆかりのあるキャラクターなんかも活用させていただきまして、PRをさせていただこうと思っているところであります。私の方からは以上です。


○読売新聞 高山千香 記者(幹事社)

 各社、質問をお願いします。




6 (株)ナノオプトニクス・エナジーの米子進出について 

○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 電気自動車の生産開発、その調印式なんですけれども、県の方から働きかけというふうにおっしゃっておられましたけれども、それは具体的にはいつ頃からとか、どういった狙い、経緯があってという格好になるんでしょうか。


●知事

 これは、昨年からずっと話し合いをさせていただいてきております。私共としては、これからの産業構造の転換を図っていく意味で、コア技術と言いますか、コアとなるような拠点を県内に設置できればというふうに考えておりました。JTの工場が撤退をするという非常に残念な事態もあったわけでありますが、災い転じて福となすというような思いで、これまでも話し合いをしてきたところであります。

 私共としては、シムドライブの方に加入をさせていただくことが年末にできましたので、それも大きな要因であったというふうに思います。ナノオプトニクス・エナジー自体もシムドライブの株主でございまして、当然ながらその要素技術についてはこれから共有していかれる立場だろうと考えております。

 ただ、具体的にどういうように、これから計画を進めていくのかというのは、最終的な詰めをした上で、来週月曜日に何とか発表したいということだそうであります。今日のところは、その場をセッティングをさせていただくというところであります。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 老婆心ですが、このナノオプトニクス・エナジーというのは自動車の製造許可というか、あれは持ってるんですか。


●知事

 そこら辺の話も29日にお話があるんじゃないかなと思います。まず、小さな鳥取県から挑戦していこうと、私共もこれまで話をしてまいりましたけども、環境が良いと、環境が良い鳥取県ということで、それをセールスのポイントにできるんではないかというような目論みもあるでしょうし、併せてエコタウンをこの工場など構想できないだろうかと、そういう考え方も持っておられるようであります。

 今、詳細については、お話をされているそうでありますけども、今現在自動車メーカーということではなくて、電気自動車の時代になりますので、言わばベンチャー系ですかね、新しい自動車会社を立ち上げていくというようなことだろうと思います。


○山陰放送 秦卓史 記者

 雇用の話も出ましたけれども、この工場については、まだ雇用は未定ということでしたけれども、そもそもこのJTの工場に雇用されていた従業員のかたが持っているスキルは、そのままこういう工場に反映出来るというふうに県では考えておられるんでしょうか。そのあたり、今交渉段階でどういう話が出てるか聞かせていただけますか。


●知事

 JTさんとは、ご案内のようないろんなやり取りがございまして、我々としては操業を継続すべきだというふうに訴えてきたわけであります。ただ、秋頃にもう撤退せざるを得ないという話もあったもんですから、我々としては出来る限りJT内雇用をすべきだと。一人ひとりの雇用者に影響が出ないようにするべきだというようにやってまいりました。

 JT側で、配置転換などで吸収していったり、あるいは残存する活動で吸収していったりということの努力を、今、しているはずです。ただ、それとはまた別に、新しいこういう話も生まれてくるわけでありますから、一部こちらの話の方に合流されるかたも、つまり雇用されるようなかたちで、こちらのプロジェクトの方にJTから引き継がれていくかたもあっていいのではないかと我々は思っています。この辺はこれからいろいろと会社側の方でも検討されると思います。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 29日のマンガサミット推進準備協議会の立ち上げですけども、これ会場はどちらになりますか。と言いますのは、29日米子で調印式があるんですよね。同じ西部なんで。


●知事

 29日はどこですか。マンガサミット。ちょっと後で。


○毎日新聞 武内彩 記者

 もう一度、今のナノオプトニクス・エナジーに戻るんですけども、さっき雇用の話も出たんですけども、期待する点と、あと県が誘致しているメリットはどういうところにあるのかということを。


●知事

 私共としては、これから大きく産業構造が転換していくと思うんです。今も我々としていろんな自動車メーカーや自動車部品を発注してくださいと、そういうマッチングを精力的に行っています。トヨタさんだとか、スズキさんだとか、いろんなとこを回りまして、そういう宣伝活動と言いますか、やっているわけであります。

 ただ、これからだんだんと自動車の形態も変わってまいりますし、そういうところに鳥取県のいろんな部品メーカーが参画していくようになってほしいと。その意味で1つの大きなチャンスではないかと思います。

 ここで電気自動車を生産するということが実現をすれば、その中で鳥取県の企業が受注にあずかるということはもちろんありますし、何より技術が変わってまいりますので、新しい技術に対応していく意味で、リーディングケースにタッチできるというメリットがあるんじゃないかと思っております。

 元々、シムドライブに研究参画をする際も鳥取県側の企業がそうしたかたちのメリットを受けられるように契約上も工夫をしてきたところでありまして、今回どういうかたちなのか、今から最終的な詰めだと思いますけども、あまり大きなロットではないかもしれませんが、新しい生産ラインが立ち上がることに県内企業がタッチできるチャンスは非常に出てきているというふうに思います。


○共同通信 広江滋規 記者

 県内での経済波及効果とかって、算出したりして。


●知事

 まだ、我々も、実は、詳細な計画、まだ完全にお伺い出来ているわけではありません。電気自動車の生産に向けたJT米子工場への進出というところぐらいでございまして、29日にどれほどお話が聞かせていただけるかどうか、その具体的な内容を聞きながら、経済波及効果については見込みを考えてまいりたいと思います。


○共同通信 広江滋規 記者

 予算を駆使して支援を図りたいとおっしゃったところは、どういう予算を支援、駆使して。


●知事

 例えば、このたび成立しました当初予算に基づきまして、今日付けで条例が出来ますけれども、企業立地の促進助成を拡充をしました。最高で、特別に認める事業も含めて40億円規模まで助成を出来る、最高の率で投資の20%までというふうに引き上げましたので、こうした支援策も有効に機能するんじゃないかというふうに思います。

 あと、ナノオプトニクス・エナジー側としては、環境にやさしいエコタウンという考え方も持っておられるようでございますので、そちらの方面でもこのたび成立した予算などを応援材料として使うことが出来るかなというふうに考えております。もちろん雇用対策の、各種の新規雇用補助金なども有効に機能するんじゃないかと思います。


○読売新聞 高山千香 記者

 JTの米子工場をそのまま使うというイメージなのか、少しはこう設備投資などをして改装をしたりするような。そこに県が補助などを出すというイメージなのか、ちょっと教えていただけたら。


●知事

 これはちょっと29日にならないと分からない、詳細は分かりません。ただ、常識的なことで言えば、今は、タバコの製造ラインでありますので、当然ながら設備投資がないと自動車の生産ラインにはならないと思います。ですから、そうした設備投資があれば、先程申し上げた最高率で20%までの立地助成が適用されてくるというような支援が考えられようかと思います。


○毎日新聞 武内彩 記者

 シムドライブに参加するために組織を立ち上げられたと思うんですけども、あれとの関わりというのも出てくるんでしょうか。


●知事

 当然ながら、出てくる、今後、段々出てくるんじゃないかと思います。これから、まだシムドライブの方も今、研究開発の途上にありますので、そちらのストレートな動きが最初から出てくるかどうかっていうことはあります。ただ、いずれにせよ、あそこに集まった企業さんとは、シムドライブによる電気自動車開発のノウハウは共有していくことになると思います。

 これとはまた別に、エコカーの研究会も立ち上げていまして、こうしたエコカーの研究組織も、今回のプロジェクトには大きく関連してくると思います。自動車を造るとなりますと部品を調達してこなければいけません。県内から我々としては、出来る限り調達してもらいたいなと思いますけども、なかなか無理な部分もありましょうし。

 ただ、出来るだけ県内企業もそれに適応していくと言いますか、そういう場も必要でありましょうし。その意味で、今、エコカー関係で立ち上げている組織というのは、それぞれ関連してくるだろうと思います。


○山陰放送 秦卓史 記者

 去年から続いていたこの工場進出の話ですけれども、元々、先程言われましたコア技術の拠点をつくりたいんだという話がありましたけれども、元々は鳥取県としてはJTの跡地利用というか、そういう相手を探していたという面はあるんでしょうか。


●知事

 それは、2兎を追ったという面があると思います。我々としては、電気自動車だとか、あるいはハイブリッドカーだとか、そうしたエコカー産業に秋波を送ったと言いますか、是非、鳥取県内でも立地なり、あるいは部品の調達なり、やってもらいたいというふうに働きかけてきました。そういう一つとして、ターゲットしてナノオプトニクス・エナジーさんの方が共鳴してくれて、鳥取[県]だったら環境も良いし、いいじゃないかということだったと思います。

 これとは、JTの話はまた別でありまして、我々としては、JTの雇用や生産が抜ける穴が空きますので、これをどうやって埋めていったら良いだろうかという、危機意識を持ってました。たまたま今回は、それが結果的に結び付く形になったということだと思います。その辺は、先方の方も、先方のご意識があると思います。29日に多分、先方からも進出の理由についてお話があるんじゃないかと思います。


○山陰放送 秦卓史 記者

 もう1つ、40億円規模で助成出来る立地助成ですけれども、これは議会でも40億円という額について、少し議論があったと思うんですが、これはやはり、今回の工場進出を睨んで、マックスこのぐらいのこの規模を助成をしなければいけないなという目算が、県としてはあったんでしょうか。


●知事

 この進出という具体的なもんじゃありませんが、例えば、その自動車関連産業とか、それから、大きな電子部品だとか、大きな食品加工系だと、今までの補助では、競争力が弱かったというふうに思っていました。ですから、我々としては、全国でも、一番高いレベルでの助成をしようじゃないかと。

 ただ、大都市型の青天井で幾らでも助成するっていうのは、我々には無理でありますので、そこそこの規模のところであれば、一番メリットを受けるというふうに感じていただけるセッティングをしたわけであります。

 今回の自動車工場の進出というのももちろん我々の念頭にはございました。ございましたが、これに限らず、競争力という点で、助成制度は拡充が必要だと考えていたところでありました。




7 鳥取自動車道の開通について 

○NHK 宮本知幸 記者

 ちょっとお話変わるんですけど、28日の鳥取自動車道の開通なんですけど、改めてなんですけども、今までさんざんおっしゃられていたと思うんですけど、その期待感と、もう1点、ストロー現象とか、その危惧があると思うんですけど、それに関して今後、どういう対応を取られるかということを伺ってよろしいでしょうか。


●知事

 これは、我々にとって、念願の道路であります。すなわち、山陰っていうのは山陽側、あるいは近畿と閉ざされた関係にあったと思います。少なくとも、人々のイメージで、そういうところがあった。これを打破する一本の大きな、風穴が空くというのが今回の鳥取自動車道ではないかと思います。

 この大交流時代の到来によって、当然ながら来られるかたもおられますけども、出て行くかたもおられるわけであります。これをポジティブに考えていくためにも、ぜひとも、県内での産業立地でありますとか、それから、例えば、中心市街地などの魅力の向上だとか、観光地のPR、ネットワーク化ということは、必要になってくるだろうと思います。

 我々としては、むしろ関西の中に入り込んで、大交流時代を活かした周遊観光なんかを呼び込めば、関西側のお客さんは全然数が違いますので、鳥取県側としては、プラス、マイナスメリットがあるだろうというような戦略を1つには考えています。あと、昨日の「[2009]鳥取・因幡の祭典」がフィナーレを迎えましたけども、結構な賑わいが出て来ます。ああいう努力を地元としてもやっていかなければいけないんだろうと思います。

 今回の自動車工場の進出ということもそうでありますけども、県内に産業立地が考えやすい状況になることは疑いないと思います。だから、今こそ、打って出て行って、むしろ、鳥取県の関西の中と言ってもいい、関西の程近い鳥取県で、産業活動をしませんかというような訴えかけにはなるだろうと思いますし、UJIターンと言われるものも、とりあえずセカンドハウスを持とうじゃないかとか、そういう近接性を活かした誘致も可能ではないかというふうに考えおります。

 ただ、これからは、我々の知恵と行動が試される時期に入っていることは疑いもないわけでありまして、県民の皆さんや地域の団体、各種団体の皆さん、企業さんにも、ぜひ今こそ汗をかいていただきたいと思います。




8 県議会議員の定数改正について 

○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 また、話変わるんですけど、県議会の方で、議員定数の削減の案が出て、ああいう否決の格好になりましたけども、県政を司る立場として、こういった動き等、賛否両論議場でもありましたけども、あの動き、どういう思いで受け止めて聞いていらっしゃったか、お願いしたいんですが。


●知事

 私は、県民の皆さんは、議員の定数、議会のあり方に非常に深い関心があることを、率直に議員の皆さんにも受け止めていただきたいと思います。やや議論がねじれてるのかなというように思えたことは、県民の皆さんにも映ったんではないかと思いますので、そのことは、ちょっと残念な状況ではないかなと思います。

 ただ、私は、まだ幕を引くべき段階でもないと思いますので、議会の方で、ぜひ定数の問題など、議会の機能強化だとか、あるいは効率化とか、そうしたことについて、よくお互いの議論を、まだまだ深めていただきたいと、私は願っているところであります。


○山陰中央新報 錦織拓郎 記者

 ねじれてるというのは、具体的にどういう。


●知事

 結局、定数の問題それ自体というよりも、議論の運び方の議論が、そういう手続論、手続論と実質論が交錯するようなかたちで2月議会が終わってしまったというふうな印象を受けます。ですから、もう一度、中身の問題に焦点を当てて、混乱をほどいていっていただければ良いんじゃないかなと思っております。




9 「まんが王国とっとり」推進協議会の設立について 

○毎日新聞 武内彩 記者

 29日のマンガサミットの推進協議会なんですけど、漫画家のかたも来られるという、里中満智子さんとか、そういうかた。


●知事

 倉田よしみさんというかたで、「味いちもんめ」という漫画を連載されているということで伺っております。いずれ、里中満智子先生も、この代表でございますので、里中先生にも、いずれご来県いただく機会をいただければなと思います。




10 鳥取市長選挙について 

○共同通信 広江滋規 記者

 鳥取市長選挙なんですけど、自公対、民社共という代理戦争みたいな状況になりつつあるんですけど、そのことについてどう思われますか。


●知事

 私は、これは市民の重大な選択でございますので、そういう政策のことだとか、党派的なことだとかも含めて、厳粛にご判断いただきたいと思います。今の、現職の市長の実績をどういうふうに評価をするか、あるいは、これに対するアンチテーゼとして、別の政策選択についてどういうふうに判断するか、それを市民の皆様にも深くご考慮いただいて決断をしていただきたい、1票を投じていただければと思います。

 私は、地方政治と国政とは本来別のものだというふうに、経験的に思っております。国政が、あまりにも今、党派的な対立が先行してるように思います。政権を取るということ、あるいは選挙で勝つということ自体が、自己目的化してしまってはいけないと思います。それで、こういう風潮が今の国政全体にないわけではないだろうと思います。

 私は、現場の市町村だとか、都道府県というのは、もっと地に足が付いてなきゃいけないと思います。党派性がどうだという以前に、住民の暮らしが、どうあるべきだということを有権者の皆様に見ていただき、そして、選んでいただくと。それは党を越えた選挙であっても、すなわち無党派的な選挙であっても、私は当然一つのモデルとしてあり得るだろうと思います。

 最近の地方選挙を見ていますと、党派的な選挙になっているものとそうでないものとが、だんだん分かれ始めてるように思いますけども、例えば倉吉[市]の市長選挙、これは党派的な選挙ではない選挙が現に行われているわけであります。ですから、いろんな形の選挙の形態があって良いと思いますけども、国政が過度に地方選挙に介入してくるというのは、私は若干の違和感を持ちます。

 もっと現場で汗をかいている人間の立場から言えば、目の前の政策のことで本来住民の皆さんに選んでいただくべきだと思いますので、何党何党ということ以前の問題として、一つの公職の候補として、厳粛な判断を下していただきたいというふうに思います。




11 DBSクルーズフェリーについて 

○中国新聞 円山文雄 記者

 DBSクルーズの2009年の決算のところで6億円の赤字という数字が出ていましたけど、大交流時代、それから境港の地勢から韓国側、フェリー会社の方からは鳥取への期待は大きいように感じたんですが、期待が大きいということは負担の大きさにも繋がると思うんですが、この6億円の赤字という数字ですよね、そういう大交流時代等を踏まえて、県も腰を据えてそれに取り組むとか、そういう意味の県の姿勢について改めて聞かせてください。


●知事

 今、東アジアの時代と言われるわけでありまして、その中で鳥取[県]がパイプを海の道として各方向と開いていくという必要があります。そういう意味でDBSクルーズフェリーが継続して運航していくこと、また上海航路とか、釜山航路なども発展していくことが望まれることであります。

 今の体制については、新しく統轄監ができれば、統轄監の方で、こうした環日本海対策というのをしっかりやっていただきたいと、全庁的にも縦割りに陥ることなく、連携を良くして応援をしていく体制を作っていきたいと思います。

 そして、先般、閉幕いたしましたけれども、ロシア・韓国からも実務担当者の責任者に来ていただきまして、環日本海航路を発展させていく方策について話し合いました。例えば、データベースを作っていこうとか、それから、具体的にマッチングをして支援をしていこうとか、数々の方向性の合意がなされたと思います。

 こういうように地域間でも連携して、今はまだ本当のスタートラインのところでございますので、厳しい状況は続いているわけでありますけども、将来的には韓国やロシアにとってもメリットのある話でありますので、日本海を賑わいの海に変えていくための努力を相携えてやっていきたいと思います。

 そうしたことで、DBSクルーズフェリーも、安定的な運航ができる、持続可能な運航ができる体制へ持っていっていただければありがたいと思います。

 先般、実質上のオーナーの、ロシアの会長もお見えになりました。いろいろと話し合いもいたしましたけれども、継続してやっていくという趣旨でのお話もありましたので、我々としても腰を据えて支援を図ってまいりたいと思います。


○中国新聞 円山文雄 記者

 6億円という数字自体は、想定よりも多い、どんな数字ですか。


●知事

 いくばくかの赤字は最初の年、次の年、3年目といった初動のころは起きるだろうと想定はされておりました。だからこそ、韓国側はかなり手厚い支援体制を組んでいたわけであります。金銭的にも支援対策を組んでいた。我々も運航支援を3年間継続してやっていきましょうというふうに申し上げておりましたのは、初動においてどうしても黒字運航は難しかろうというような配慮からであります。

 ただ、この間にジャンプアップしてもらわなければいけないんです。その為の体制づくりを片方でやりながら、我々としてもDBSクルーズを通じた環日本海交流の扉を開いていきたいというふうに考えているところです。


○朝日新聞 井石栄司 記者

 キム・ジンソン知事が退任された後、江原道の方への支援の在り方というのは変わってくるということはないんでしょうか。


●知事

 それは、民主主義ですから、分かりません。ただ、我々としてはせっかく開かれた海の道でありますので、江原道にとっても戦略的な意味がありますので、継続して同じ土俵で応援をしていただきたいと思っています。

 キム・ジンソン知事には、そうした我々の気持ちをまず伝えていきたいと思いますし、選挙が終わって新しい知事さんが就任した後も友好関係、あるいはこうした経済的な共同関係を構築するために話し合いをさっそく開いていきたいと思います。


○読売新聞 高山千香 記者(幹事社)

 よろしいでしょうか。では、これで終わります。


●知事

 はい、どうもありがとうございました。



  

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