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2020年1月 タイ王国及び東南アジア諸国の動向

    タイ王国及び他の東南アジア諸国の経済・産業動向、社会動向報告書

    1. タイにおけるレジ袋の廃止
    2. 2020年3月~5月に行われる主な展示会・見本市

なお、全文版では、2020年3月~5月に行われる主な展示会・見本市の詳細やタイの経済統計を1ページにまとめた「ワンページタイ経済」も併せてご覧いただけます。

  

タイ王国及び他の東南アジア諸国の経済・産業動向、社会動向報告書

 こんにちは。鳥取県東南アジアビューローの辻です。

 日本では今年7月からレジ袋の有料化が義務付けられたそうですが、こちらタイでは今年1月1日から大手スーパーやデパートなど主要店舗およそ25,000店舗でレジ袋の使用が廃止されました。有料化ではなく廃止であるため、一般消費者は買い物する際にエコバッグを持参することが必要となりました。今月は当ビューローのタイ人スタッフによる、タイにおけるレジ袋廃止についてレポートします。

1.タイにおけるレジ袋の廃止

 こんにちは。鳥取県東南アジアビューローのタイ人スタッフ、ニンです。

 環境問題は世界的に問題になっており、特に大量のプラスチック製ゴミ処理の問題は早急な対応が必要になっています。プラスチック製ゴミの削減に向け、多くの国がレジ袋提供の廃止を継続的に実施しております。このような現状を踏まえ、タイ政府は環境保護としてプラスチック製ゴミの削減を目指し、2020年1月1日よりセブンイレブンなどのコンビニエンスストア、ビッグCなどの大手スーパーマーケット、国内の大手小売店などが使い捨てのプラスチック製レジ袋の配布を取りやめました。

 一定期間実施した結果としては、消費者からの反応も良く、皆相応にこの状況に慣れてきたと思われます。実施初期では、レジ袋不提供による迷惑を被る消費者も見受けられました。現在ではタイ人の国民性からなのか皮肉混じりにレジ袋の代わりにバケツ、肥料用のビニール袋、干し野菜を作るためのネットなどを持参して買い物をする消費者がSNS上でその奇抜さをネタに話題となっています。

タイのSNS上で話題のユニークで独創的なエコバッグの写真(バケツ) タイのSNS上で話題のユニークで独創的なエコバッグの写真(肥料用のビニール袋) タイのSNS上で話題のユニークで独創的なエコバッグの写真(干し野菜を作るためのネット) タイのSNS上で話題のユニークで独創的なエコバッグの写真(かご)

タイのSNS上ではユニークで独創的なエコバッグの写真が話題に

 レジ袋の配布中止に対して賛成の声が多かったのも事実ですが、ある店舗運営者が消費者にレジ袋の代わりに不織布のスパンボンド製バッグを販売したり無料配布したりしていたため、新たな問題提起となりました。溶融・紡糸のプラスチックから作ったスパンボンド製バッグは分解されると5ミリグラムほどのマイクロプラスチックに分解されて海の生態系に入り込むため、食を通じて人体にも取り込まれている可能性があるかという様々な疑問が起こり、レジ袋との違いを疑問視する声も上がっております。その上、プラスチック製品の供給量減少によりタイ国内のプラスチック製工場は甚大な影響を受けた上、多くのスパンボンド製バッグは海外から輸入されており、タイ国内の経済を悪化させる悪循環に陥っています。

バンコク中心部のデパートにあるBMW設置の充電スタンドの写真 3時間までの充電は無料の案内 3時間までの充電は無料の案内

スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが販売しているスパンボンド製バッグ

 日本では、多くのスーパーマーケットが以前からレジ袋削減に取り組んでいますが、2020年7月より全ての小売店でレジ袋の有料化を義務づける方向で動いております。タイでは、レジ袋の無料配布取りやめが始まったことにより、消費者の支出は増加傾向を辿ります。一方で、店舗運営者はレジ袋仕入れ時に発生する支出の減少が起こり、結果的に店舗収益は増加する見通しです。確かに、今回の取り組みにおける最重要目的はプラスチック製ごみの削減ですが、今回最も利益を享受する人は店舗運営者である以外考えずにはいられません。私のように可愛いエコバッグを見ると、ついつい購買意欲が噴出してしまう人がいる限り店舗運営者の笑みはとまらなさそうですね。

タイで売られているエコバッグの写真 同左

今年に入ってから目立つようになったお洒落なエコバッグ

2020年3月~5月に行われる主な展示会・見本市

タイ

インドネシア

ベトナム

報告書バックナンバー

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