こんにちは。鳥取県東南アジアビューローの辻です。
1．中国地方5県とタイ投資委員会（BOI）の共催によるネットワーキングイベント
先日開催されたMETALEX2019期間中の11月20日に、中国地方5県（鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県）とタイ投資委員会（BOI）の共催によるネットワーキングイベントがBITEC国際展示場内イベントルームにて開催されました。このイベントは中国地方各県の担当者とBOI大阪事務所により企画・運営されました。
イベントはセミナー、交流会、商談会の三部構成となっており、地元のタイ企業や日系企業だけでなく、BOI主催の「タイ・メタレックス・ビジネスミッション」に日本から参加した企業の方も会場を訪れていました。
午前中に行われたセミナーでは、BOIからタイへの投資奨励政策についての説明や、タイへ進出して20年以上という日系製造業会社の社長から、タイでのビジネスについてのアドバイスなど、これからタイへ進出する企業に必要不可欠なテーマで講演が行われました。そのほかBOIからタイ政府が強く推し進める東部経済回廊（EEC）の最新状況の説明があり、今後5年間に約1兆7000億バーツ（約5兆円）のインフラ整備が予定されているなど、これからの開発計画についても詳しいプレゼンテーションが行われました。
セミナーの様子
昼からは立食形式の交流会が開催され、多くのタイ企業、日系企業が一同に会し、名刺交換など企業交流が行われました。BOIのChokedee副事務総長は冒頭の挨拶で「今回このようなビジネスマッチング・企業交流の場を提供することができて嬉しい。現在、タイではタイランド4.0構想の下、東部経済回廊の開発に力を入れて、新しい次世代の産業の確立が急務となっている。今後も両国のビジネスマッチングに力を入れていくので、力を貸してほしい」と語りました。
BOIのChokedee副事務総長
午後からの商談会では共催各自治体から出展した17社の出展企業との商談を希望する、在タイ日系企業・タイ企業の担当者が会場を訪れ、業務提携や売買契約、販売代理店契約などの取引の可能性について、熱心な商談を行いました。
（左）主催者を代表して挨拶した岡山県産業労働部の近藤統括参事
（右）交流会の様子
日本の5自治体による共催に加え、タイ投資委員会の協力を得ることにより、各自治体ごとの単独開催に比べ規模が拡大し、また、ASEAN域内で最大規模の機械分野展示会である「METALEX」の開催に合わせたことから、METALEXと商談会への同日参加が可能となり、ビジネスマッチングを行ううえで出展企業、商談希望企業の双方にとってより良い相乗効果をもたらす結果となりました。
今回、当ビューローでは商談会と交流会運営をサポートを担当いたしました。限られた時間の中で商談先を探すのに苦労いたしましたが、鳥取県から出展された参加企業の方から「商談した2社のうち、1社とは具体的な取引につながるような商談ができた。その他の商談相手とも意見交換や情報収集など充実した商談ができた。」といったお声をお寄せいただきました。東南アジアビューローではこのようなイベントなどを通じて、今後も鳥取県企業の皆様の東南アジア進出をサポートさせていただきますので、ぜひご参加ください。
商談会の様子
2020年2月～4月に行われる主な展示会・見本市
タイ
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ベトナム
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