2019年1月25日

珍しい奇形スルメイカを発見

 胴体 (外套膜)から腕が生えた、珍しい奇形スルメイカを、県内飲食店の方が発見し、当場へサンプル提供して頂きました。概要は下記のとおりです。


1 奇形スルメイカの詳細
 水揚日:平成30年11月下旬~12月中
 水揚港:境漁港 (鳥取県営境港水産物地方卸売市場)
 漁場:12月中に当場で行った市場調査の結果から鳥取県沿岸海域で漁獲
    された個体と推定。水揚げした漁船名は不明。
 外套膜の長さ:20.9cm  重さ:107g
スルメ
2 奇形の内容
  外套膜の縁から、通常個体には無い腕が認められる。奇形の腕には、通常の腕 と同様に2列の吸盤あり。奇形腕の形成要因は不明。

3 その他
  奇形スルメイカの報告論文は、国内において過去4例しか存在しません。非常に 珍しい、ゲゲゲな発見です。

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000