新鳥取県史編さん事業に伴う古墳の測量が、今年度もいよいよ始まりました。
今年度の対象は、馬ノ山4号墳(湯梨浜町)、北山古墳(同)、向山6号墳(倉吉市)です。前方後円墳という古墳の形を、3次元レーザーを使って図化します。10月7日(金)には、現地で測量範囲の確認を行いました。今後、除草作業等を行い、本格的な測量作業へ向かいます。

(写真1)北山古墳での現地確認の様子

(写真2)向山6号墳(中央に見えるのは石室入口)
県史編さん室
平成23年度の第2回新鳥取県史編さん専門部会(近世)を、10月7日(金)に開催しました。近世部会は、平成23年度事業の進捗状況、次年度以降の事業計画などについて協議しました。
また近世部会は、翌10月8日(土)に『新鳥取県史資料編 近世 西伯耆』のための資料調査として、鳥取県立博物館所蔵及び寄託の近世文書を実見し、掲載候補資料を選定しました。

(写真1)平成23年度第2回専門部会(近世)での協議の様子

(写真2)県立博物館での資料調査の様子
県史編さん室
新鳥取県史編さん古代中世部会では、平成23年9月26日(月)から29日(木)まで、東福寺・石清水八幡宮・京都国立博物館において史料調査を実施しました。
このうち、東福寺では、東福寺領であった因幡国古海郷に関する南北朝~室町期の古文書を、石清水八幡宮では、因幡国滝房荘・宇治蒲生荘などの荘園や因幡・伯耆にあった石清水八幡宮の別宮関係の中世文書を調査しました。
また、京都国立博物館では、戦国時代の因幡地方に関する「末永文書」や因幡国日野田保に関する「長福寺文書」を調査しました。
貴重な原文書の調査・撮影を許可していただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

(写真1)東福寺での史料調査の様子

(写真2)東福寺の風景

(写真3)石清水八幡宮での史料調査の様子

(写真4)石清水八幡宮の風景
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県史編さん室
平成23年8月29日(月)から9月1日(木)の4日間、13名の調査委員が参加し、共同民俗調査を実施しました。
民俗部会では、今年度、日野町、日南町を中心とした西部山間部を調査地域に設定して、信仰、人生儀礼、家族・親族、生業など各分野の聞き取り・資料調査を実施しました。また、今回の調査に合わせて、調査委員が参加して『新鳥取県史 民俗編』の編さん方針に関する協議も実施しました。

(写真1)日南町における水神についての聞き取り調査の様子

(写真2)日野町における観音堂調査の様子

(写真3)「民俗編」に関する協議の様子
県史編さん室