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知事定例記者会見(2008年5月22日)

平成20年5月22日(木)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約49分) ※MPEG4形式

  

1 5月補正予算案について 

●知事

 皆さん、おはようございます。来週から議会が開会をすることになります。それについて議案の調整を今している最中でございますけども、補正予算は14億円余、私どもとして提案をさせていただこうかなと思っております。その主な内訳は、先般の道路事業の内示など、国の動きも踏まえて我々の方での組み替えがまずは1つございます。

 それから現在の厳しい状況の中で操業が危ぶまれている漁業者に対しまして、我々としてのできる限りの支援の手を差し伸べようということでありまして、例えばイカ釣りの明かりを落として、その分、油代を浮かせようと、その分は全部が、皆さんが協力して、これやらないと意味がないことになりますので、そのことがもとで減収になったりだとかあった場合に補てんをしようという国の措置があるわけでありますが、これを我々も、県としても応援をしていこうとか、あるいはその航海に当たっての妨げとなるような障害の除去を船体からやっていくとか、いろいろとメニューも作らさせていただきまして、漁業者の現在の燃油の高騰対策に充てさせていただきたいと思っております。

 1バレルが 130ドルを突破してきているという異常な原油の状況でございますので、こうしたことに対する支援ということを考えさせていただいた次第であります。

 また、自給飼料をさらに充実をさせようということで、国と連携してこれもやっていく手はずにさせていただいておりますし、来年行います「日本のまつり・2009鳥取」のための債務負担行為、予算上の準備をさせていただこうと考えております。

 なお、かねて課題になっておりましたバスの支援につきましては、今年度いっぱい改めて十分検討を市町村と一緒になってやっていこうということにさせていただきまして、ただ、あわせてNPOの過疎地での有償運行の支援だとか、今思い当たるところは手はずをいたさせていただきまして追加支援も入れながら、組み替えながら、もうしばらく検討期間をとろうということにさせていただいております。アドバイザーを受け入れて路線の組み替えを行う市町村を支援をしたり、そういう取り組みも入っております。

 それから、条例では安全安心のまちづくりを行うために犯罪というものに対する耐性の強い地域づくりをやっていこう、そのために県としても協議会を設けたり、市町村や民間の皆さんと一緒になってそうした取り組みを推進していこうという、こういう条例[鳥取県犯罪のないまちづくり推進条例]なども用意をさせていただいております。




2 近畿ブロック知事会への加入について 

●知事

 それから、あわせまして我々の方で加入を申請をしておりました近畿の知事会の事務局の方から、現在の動きについて私どもに返答がございました。近畿[ブロック]知事会として6月6日の近畿[ブロック]知事会の議題の中に鳥取県の加入を正式に議題として提案する、そういうことの運びになったという連絡がありました。私どもとしては歓迎すべきことだと考えております。

 現在、鳥取自動車道や、それから鳥取豊岡宮津自動車道などの大動脈が通じてくる動きの中で、近畿地域とのつながりというものは、この鳥取県にとって非常に大きなものがあると思います。ですから、近畿の中の、グレーター近畿の中の鳥取県として、観光だとか経済交流などを地域間で促進していく必要があるだろうと考えております。

 もちろん中国地方の中の鳥取県という従来どおりの私どもの立場は変わるわけではありませんので、来週の28日の中国[地方]知事会にも当然参加をさせていただきまして、私どもとして共通に中国地方で抱える課題について話し合いたいと思っています。中国地方知事会は今回、民間の経済界の方々も入れる会議も新たに発足をさせる運びとなっております。




3 不適切経理防止に向けたコンプライアンスの再徹底について 

●知事

 それから、[県立]鳥取盲学校をめぐる課題が急浮上してきておりまして、私は非常に今回、残念な事態だと思っております。遺憾に思っております。これは教育委員会の中でのことでありますので、私の直接手が下せるところではありません。そういう意味で、教育委員会で今、いろんな対応策をとっておられると思います。

 しかし、これを他山の石といいますか、同じ穴の中のムジナのようなものでございますから、教育委員会の問題ではありますが、これを機会に庁内のコンプライアンスの確立を再度、私は徹底する必要があると考えております。

 したがいまして、去年秋に示させていただきましたコンプライアンスの指針を再度徹底することが必要であります。そういう意味で、早ければあしたにでも、私はちょっと出席はできませんが、幹部会を招集をするような形でコンプライアンスの確立の連携会議をさせていただきたいと思いますが、従来の手法に加えて、今回の[県立]鳥取盲学校で浮上した課題を私は加えなきゃいけないと思っています。

 これは鳥取県だけのことではなくて、全国どこもそういう問題を持っているんですが、私どもの公会計がありますね、公金を管理する、これ当たり前のことでありますけども、歳入歳出の予算を持っています。その歳入歳出の予算に基づいて資金を執行するという公金の管理を各課がやっているわけでございますが、それ以外に今回、[県立鳥取]盲学校で明らかになりましたのは、例えばPTA的なお金だとか、いろいろとあるわけであります。

 そういうもの、いわば公金の外ではありますけども、事務局的に役所が管理をする、そういうことはあるんです。これは、私はこれ自体、否定できないと思うんです。例えば学校の中でPTAのお金をどうやって管理するかとか、これは当然必要なことだと思います。

 今回問題になりましたのは、さらに実行委員会で、実行委員会形式で全国のイベントを学校の事務局の方でやっていた。これは公金とはまた別の世界ですから、県や市町村、県から補助金が出るような格好になっていました。これが余っているにもかかわらず返さないで、別の預かり金の中で、公金ではない、管理しているお金の方に回すことをしようとしたら問題になったということであります。

 このように公金以外で経理をしているものが役所の中にはどこにも、どこにもというか、ある程度の課には存在します。これは鳥取県の問題ではなくて、自治体どこもそうであります。恐らく国も似たようなことはあるのかもしれませんが、自分たちで管理すべき公金以外に、頼まれて実行委員会だとか、あるいは何とか協議会とか、そういう事務局を預かっていて、そちらの方で管理するお金というのがあるわけであります。

 ここが今の、どこの地方自治体でもそうでありますが、その実態がよくわからないという問題があるのではないかと、私は今回の[県立]鳥取盲学校の事態を見ておりまして自分なりに考えたところであります。

 ですから、このように公金以外で管理をしているお金、もちろん私の財布とか、それから本当に職員がお金を出し合って親睦会をやっているとか、そんなのは対象とする必要はないと思うんですけども、何ちゃら実行委員会だとか何ちゃら協議会とか、そういう意味で、公金ではない、預かって経理をしているお金のどんなものがあるか、あるいはそれについてどういう経理方法をしているかとか、それは役所として事務局をそれぞれに預かってやっている以上は、県民の皆様にも公開をすべきではないかと。

 公開をすることによって、これはあなたがたは協議会のお金と言っているけれども、これは実態は裏金じゃないんですかと、いわゆる裏金じゃないんですかと、こんなことは経理せずに一般会計、県の公金の中で経理をした方がいいんじゃないですかということもあるかもしれません。

 ですから、私は全国の自治体でそういうことをやっているわけではありませんけれども、鳥取県では今回こういう事態が発生しましたので、それぞれに管理をしている公金以外のお金でどんな会計といいますか、こういうものがあるんでしょうか、中身の微に入り細に入りはちょっと、これはそれぞれの私的なものもいろいろとかかわってくるかもしれませんので、どこまで明らかにすべきかというと、恐らくどういうものを預かって経理をしていますかとか、その経理の方法がこういう方法で行われているので、適切かどうか。

 要は皆さんに見ていただいて、まあまあこれは仕方ないなと、こんなものだなというふうに言っていただけるのか、判断の材料を提供しなければいけないのではないかと思います。ですから、全国に先駆けてそういう報告をこの際、県庁の各部局に求めること、これを新たなコンプライアンスの対策として出させてもらってはどうだろうかと思っております。

 これを今回臨時的に求め、さらに例年ベースで毎年1回求めるような、そういうルールも作ることで、県庁の中の裏金を一掃させていただきたいと思います。今回、こうした公金以外に経理しているものというものを明らかにしていただく際に、一切不適切な経理などは行われていないということを各所属長の方から誓ってもらうといいますか、宣誓をしてもらうとか、そんなことも考えるべきではないかなと思います。

 いずれにいたしましても、今回の[県立]鳥取盲学校の事態、ちょっと教育委員会の中のことで、我々として手の及ぶところではないですけども、そういう事態が発生したということから、県民の皆様にとってより一層信頼してもらえるクリーンな県庁づくりにこのようなことで努めてまいりたいと考えております。




4 貨客船の就航について 

●知事

 次に、貨客船の航路のことでございますが、昨日、夜遅くなって、まだ今朝まで若干幾つか入ってきましたけれども、夕べ、私どもの青木出納長がソウルに立ち寄りましてDBSクルーズフェリー社、これは現在、環日本海航路の創設を目指している会社であります。その幹部と接触をいたしまして、現在のところの状況を説明を受けたところであります。

 内容的には、何度もこの記者会見の場でも質問いただきながらお話ししていることと、そう大きく変わることではないかもしれませんけれども、一歩一歩前に向けて事態を前進をさせているというのがDBSクルーズフェリー社側の説明の大要であったということであります。

 その中で、5月の14日に日本から船を調達をする契約を結んだということが伝えられてきました。このちょっと詳細の内容は、これ私的な会社同士のお話なので、我々もあまり詳しいところに立ち入っているわけではないんですけども、それ相当の規模の貨客船の調達を日本国内からやろうと、そういう契約を結んで、既に手付を払っていると。ですから船を調達する意思を明確に表示をしているという状況だということが一つありました。

 それから、現在のコンソーシアムですね、会社の成り立ちのところについては、まだ未決着といいますか、中でいろんな協議を重ねたり模索をしている最中でありまして、会社としての資金の成り立ちは、まだ今、これからまだ一月かかるか、若干時間を要して検討したいと、まとめていきたいというお話であったそうでありますが、ある程度自分たちとしてはめどをつけながらやっているんだと、こういうことだったようであります。

 それは基本的にこれ、韓国の会社の動きでありまして、我々もコントロールできるところではありませんので、彼らの方の状況としてはそういうことだということでありました。

 それからあと、その話し合いの中で役員が替わったこともわかりました。役員が従来、パク社長さんというかたがおられましたけれども、このかたが副社長になられて、新しくチェさんというかたが社長として就任をされたというふうに伝えられてきております。

 このチェさんというかたは、国際航路をこれまでも手がけてきたという実績があるというようなお話を伺っております。そのパク副社長でございますけども、今回、その話し合いの中で訪ロ団が我々の方で編成をされて、火曜日には沿海地方政府と協議をさせていただく手はずになっておるもんですから、その沿海地方政府との協議など、訪ロ団に一部同行したいというお話がありまして、一緒に同席して沿海地方政府の協議などにDBSクルーズフェリー社も入ることになりました。

 以上が夕べから今朝までに伝えられてきた進展の状況ということであります。私の方からは以上です。


○日本経済新聞 斉藤徹弥 記者(幹事社)

 質問をどうぞ。




5 貨客船の就航について 

○山陰中央新報 太田満明 記者

 貨客船の件ですけれども、きのうの話から進展している部分と、あまりそうでもない部分と見えるようなんですけれども、コンソーシアムの部分というのは、何かまだ入っていませんか。


●知事

 コンソーシアムのところは、まだ詳細はわかりません。ただ、海運会社が絡んでコンソーシアム、あるいはコンソーシアム的な何か資金の調達なのか、そこは今、調整をDBSクルーズフェリー社として関係会社と一緒にやっているという話であったそうです。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 コンソーシアム云々というのは、要は出資金の50億ウォン、日本円にして約5億円ですよね、集まるか集まらないかというところなんだろうと思うんですけれども、1社であろうと2社であろうと集まればいいわけですから、そのめどというのは立っているということなんでしょうか、それともまだ。


●知事

 向こう側のお話としては、自分たちなりのめどは立てているということだったようです。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 めどは立てている。


●知事

 めどは立ちつつあると。ただ、これは韓国側の話なので、我々も詳細はわかりません。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 要は資金は集まるということなんですね。


●知事

 ええ。そういうことと並行して船を調達をしているということだろうとは思うんですけども、ただ、これは民間ベースの話なので、我々としてそれ以上はわからないところはあります。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 それと、船で手付金を払ったということは、いつごろの入手になるか、それと就航がいつごろになるかということは大体。


●知事

 大方のスケジュールとしては11月の末ぐらいに入らんだろうかという契約だと伺っています。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 契約内容が。


●知事

 契約で、引き渡しの時期が年末ではなく、年末というよりは11月の末か、要は年末ですね、そういう意味では。広い意味での年末までに船を動かすと。ただ、中をやはり改装したりしなきゃいけないもんですから、それに期間がかかると。ですから2月に就航時期がずれ込むのではないかという、こういう見通しです。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 そうしますと、11月の引き渡しで2月就航というめどがついているとしますと、境港の仮設ターミナルの着工ですね、きっと2月の就航で逆算する必要が出てくるのか、あるいは確実に就航という段階を見据えるのかということがあると思うんですけども、これはどうですか。


●知事

 私は、ここはある意味、我々として皆さんと協議を、県民の皆様との対話の上にこういうこともやっていかなきゃいけないと思っていますので、ドライに考えるべきだと思っています。ですから、船を調達したということはすごく歓迎すべきことでありますけども、実際に就航させるためには、まだ幾つかクリアしなければならない課題があると思います。

 例えば境港側は今、それは大体めどが立っているわけでありますが、東海側のCIQとか、これは恐らく機器が必要になるようでありまして、そういう機械なんかを入れないといけないとか、いろいろと向こう側の事情もあるようであります。

 そういう韓国側の準備のことだとか、今問題になっている、めどがつきつつあるとおっしゃっていますが、コンソーシアムがどういう形で組まれるか、コンソーシアムに代わる何らかの資金調達がどういう形でなされるか、こうした経過はもうしばらく、私どもとしては見た上で、実際に工事に着手するかどうかを考えるのが、私は今はまだそういう選択肢でいいと思います。

 就航時期が2月ということになると一応見込まれるんであれば、まだ今慌てて着工する必要はありませんので、韓国側の動きをまだ一月、二月ぐらいは十分見る余裕はありますので、それを見ながら仮設ターミナル整備については考えればいいと思っています。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 その判断材料というのは、何がありますか。


●知事

 それは、我々としてそのターミナルを造って、そこを使っていただける確信というか、確度ですね。それはまだ、船は確かに調達はされていますけれども、それを動かす会社の方の体裁がまだ十分とは言えないと思いますので、そこを見なきゃいけないと思います。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 それと、これまでのお話の中で、試運転ということがあったと思うんですけども、ウラジオの側も船が、姿が見たいという話があって、この話は、その11月の引き渡し、あるいは2月の就航、こういったことと関連して出てまいりますか。


●知事

 きのうの話し合いの中で向こうから言われたのは、韓国側のCIQが、結構向こうは真面目に動いているところだと思うんですが、韓国側のCIQの都合で、例えば夏に試験運航させようかとしても、機器などのCIQ体制が間に合わないんだそうです。ですから試験運航の可能性はなくなったというお話でした。もういっそ本格就航からいくというのが今のDBSクルーズフェリー社の考え方だそうです。


○山陰放送 山本収 記者

 関連してパク副社長が例のウラジオの訪問のときに同行されるということですけれども、この沿海地方政府との会談というのは、具体的にはどのような話を鳥取県側、あるいはパク副社長側からされるという見通しなんでしょうか。


●知事

 私どもとしては、こうした航路計画にウラジオストクの沿海地方政府から理解ある協力をしてほしいということをもともと申し上げに行こうと思っていました。さらに経済交流ということを考えますと、これは実際、貨客船が就航するか否かに関わらず、日ロ貿易というのは当然あるわけでありますから、この日ロ貿易の推進を沿海地方も協力してほしいということを我々としては申し上げるはずでありました。このことはパク [副]社長も一緒でありますので、それじゃあ一緒に行きたいと、こういうことだったんだと思います。

 あと、パク[副]社長側の方でも、岸壁の使用権がウラジオストクの沿海地方政府の方からもらっているそうなんですけども、このことを確保してもらうという要請もあるんじゃないでしょうか。それはちょっとあちらのパク [副社長]さんの考え方なので、それ以上はわかりません。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 それと知事、もう一つですけれども、チェ新社長のことですが、具体的に何か御存じというか、入っている情報があれば。


●知事

 今、私どもは詳細は正直、あまりありません。ただ、夕べ遅くの協議の中では、日本との航路も含めて国際路線の創設にこれまでも関わってきた人物だと伺っています。それ以上はちょっと私も今わかりません。もしあれだったら商工労働部の方でさらに追加的に把握しているものはあるかもしれませんけども。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 日本との航路といいますと、今、7つか8つございますよね、臨時的というか、定期的でないものを含めて。そういうもののことなんでしょうね。


●知事

 そうですね。計画ベースのものを含めた日本航路だと思いますけど。


○朝日新聞 北村有樹子 記者

 関連で、補正予算に計上されている貿易関連のコーディネーターの 500万円くらいなんですけど、これに変更はないんですか。


●知事

 これは、我々としてはこれまでも繰り返し申し上げてきておりますが、期待を込めて今回のこの就航計画を見守っていきたいと思っています。当然ながら就航する前提として貿易とか人の行き来が行われるということがないと就航の方も頓挫しますので、そういう意味で今回の予算に計上しておるアドバイザーについては、変更はしません。


○日本海新聞 小谷和之 記者

 先ほど5月14日に日本籍の船を調達して契約もしたということなんですが、その船の規模ですとか、そういった船の船名ですよね、そういったものの説明は受けておられませんでしょうか。


●知事

 それは、ちょっと民間ベースの話でして、私どもも詳しいとこまでは承知できないんですけども、ざっとしたお話の中でおっしゃられたのは、今、国際的な何トンという設定がない船なんだそうです。ですから、それは改修してみた上で正式にこれは何トンの船というのは出るんだそうです。ただ、規模は実際の船のスケールからいいますと、従来言っておったような1万 3,000トンとか1万 5,000トンとか、そうした規模の、それ相当の船であるという情報です。




6 不適切経理防止に向けたコンプライアンスの再徹底について 

○読売新聞 北島夏記 記者

 裏金の関係で、県庁内に公金以外を扱っている会計がどれぐらいあるか、この件ですが、大体めどはどのくらいまでに調査をしていくというお考えでしょうか。また、所属長の宣誓といいますか、そういうものはいつごろに行うというお考えでしょうか。


●知事

 そうですね、調査には速やかに入りたいと思っています。その意味で、あしたにでも関係部局を集めて調査を依頼するとともにコンプライアンスの従来の指針の確立を求めるということです。我々知事部局としては現在、裏金と言われるものはないと、それは片山[前知事]さんの時代にそういう整理に既になっているところでありますけども、それが、それを確認しなきゃいけないと思うんです。

 ただ、私はいわゆるかぎ括弧つきの裏金ですね、裏金というのの判断基準というのはどこにあるかという、それは役所だけで判断すべきものでもないだろうと思うんですね。ですから、ほかの都道府県や市町村ですとこういうことはやっていませんけども、公金以外で管理をしているものを他の自治体とは違って明らかにすることで、県民の皆様にも我々の経理のあり方についての信頼性を高めていただく一助とする必要があるんじゃないかと思います。

 皆様から、こういうものはかぎ括弧つきの裏金と言えないと役所は言っているけれども、ただ、性質からいえば公金の中で、一般会計で歳入歳出予算を立てて経理すべきものじゃないかというのはあるかもしれません。

 そうしたら、それはこの際、区切りを改めていく必要があると思うんですが、何せちょっと県庁の中にどういう状況があるのか調べてみないといけないと思うんですけども、ただ今回、幾つかの会計が見つかりましたよね、[県立鳥取]盲学校で。そういう財布が幾つか別に、公金とは別にあるというのが明らかになりまして、私もはたと思ったんですが、こういうことは私ども県庁の方にもあるかもしれないなと思いますので、そのことを調査する必要があるだろうと思ったわけです。

 めどとして、それは若干時間かかりますので、5月いっぱいというわけに多分ならないと思いますが、できるだけ早い時期に調査をまとめたいと思いますし、その宣誓書もその中で出してもらうようにしたいと思います。5月、6月ぐらいの見当だと思いますが、今からですと。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 こういう問題というのは、片山知事の時代に県庁内ですべて調べて、もうないことになっているはずなんですよね。今回、盲学校で問題が出てきた場合に、実はこれは盲学校の事務長の資質の問題なんだというふうに片づけられようとしている側面があるように思っているんです。もし個人の資質の問題だとしますと、今、知事がおっしゃるように、どんなに調べてみても、資質の問題で片づけられてしまうんであれば、こういう問題というのはいつまでも残るんじゃないですか。


●知事

 ですから、私もそういうふうに思うんですね。結局主観で判断して、これは裏金なのか裏金でないのかというのを担当者が判断しているだけではいけないと思うんです。ですから、それを私たちは、よその自治体では一切そういうことはやっていませんけれども、あえて報告を出させるようにして、その報告内容も県民の皆様に明らかにすると。これで結局衆人環視の中で私たちの役所を透明性を高めて運営するのが一番再発防止策としては有効ではないかと思ったんです。

 これは我々の実験的な取り組みではありますけども、こういうことをやれば、今回の[県立]鳥取盲学校のケースであれば、こういう何々全国大会実行委員会経費の預かり金がこういう形で存在しますと、これについてはこういう経理をやっておりますと。PTA関係ですね、こういう経理をやっています、あるいは[鳥取県立]盲学校として実際に収入している、マッサージだとかの収入があると、その預かり金の経理がこういうふうにありますと。

 ただ、こうしたマッサージだとか、そういうものは本来、公金の方に入れるべきじゃないですかと県民の皆様に指摘をしていただいて、そうか、これは我々は裏金と考えていなかったけれども、それは裏金的だなあと、じゃあこれは公金に入れてやろうということになれば、自ずから正されていくんじゃないかと思うんです。

 闇の中に葬ってしまっている今の実態が是正を妨げている原因かなあと思いますので、形だけありませんと宣言するのでは意味がないので、ありませんと宣誓してもらうのとあわせて、我々のところでこういう公金以外のお金も扱っていますけれども、それはこういう実態ですというのも言ってもらって実効性を高めようという取り組みなんです。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 2点教えてください。先ほど事務長の資質の問題という話をしましたけれども、それ、教育委員会の中のことですから、知事の方がどうこうということは言えないんでしょうけれども、これがもし事務長個人の資質の問題だと片づけられてしまうのであれば、本当にどこまで公金管理というものができるのかという疑問が残ってしまいます。そこのところをどういうふうにされるのかという問題が一つと、それと、先ほどから知事がおっしゃっていますそれぞれの部署で扱っている公金以外のものですね、これはよその例を挙げて失礼なんですけれども、鳥取市が、同じ問題がやっぱり去年、一昨年ございまして、鳥取市は県に比べてちっちゃいといえばちっちゃい規模ですので、すべて洗い出しまして 1,000[万円]幾らだったかな、出したと思うんですよ。県がもしこれをやろうとすると相当な規模になるのかもしれませんけれども、やっぱりどういうものがあるかということをそれぞれ担当課ずつで抽出というか、文字にしておく必要があるんだろうと思うんです。それについてどうでしょうか。


●知事

 まさに後段おっしゃったとおりのことを今しようとしているんです。それをさらに県民の皆様にも公開をする、そういう仕組みがいいんだろうと思うんです。役所の中でいろんなお金は預からざるを得ないことがあります。多分市の方で、じゃあ実態調査をされて、多分我々もやったんだと思うんですね、片山[前知事]さんの時代にも。その上で裏金はもうなくなったということの結論を出されたんだと思うんですけども、私はそれをさらにオープンにすべきだと思うんです。

 それで皆様にも見ていただいて、こういう経理の部分については、やり方を変えるべきじゃないかという御意見もあると思うんですね。それを私としては新しいコンプライアンスの鳥取県型のやり方として導入してみてはどうかと思っているんです。

 あと、個人の資質の問題で私は片づけるべきでない問題点が、いろんなお金が実は職場にはあるということ、これが源泉だと思います。私は今存在する必要性を否定できないと思うんですね。これは県民の皆様も当然御理解あると思うんですが、例えばPTAのお金を学校が、PTAの会計の人が一々預かってチェックをするよりも、どこかの金庫に保管をして、それを帳面つけてもらうというような仕事を、実際、職員が代わってやっていたとして、それはけしからんということには多分ならないんだと思うんです。

 ただ、そういうものが段々と増えてきて、今回でいえば実習に当たって得た収入なんかもそうした別会計の経理としてしてしまったこと、これは適切だったかどうかというのは、私は疑いがあると思っていまして、こういうものを気がつかないけど漫然と、もう何十年もやっているけれども、こういう実態ですよというのを出してもらって、考え直してもらう、再考してもらう機会にしなければいけないと思います。

 これで単に個人の問題ということではなくて、組織として正していく方途が初めて生まれるんじゃないかと思いますので、確かにおっしゃるように随分たくさん出てくるのかもしれません。ただ、それは正々堂々と出してもらえばいい話でありまして、それで裏金の一掃ということを自信を持って宣言できるようになれば、これほどの値打ちはないだろうと思います。


○NHK 雁田絋司 記者

 今の公金以外の調査と公表という新たな仕組みというのは知事部局で始めるということですけども、ほかの部局に対しても行ってはどうかという提案を積極的に行うというお考えでしょうか。


●知事

 それはしたいと思いますね。私どもとしては、教育委員会、手が届かないところではありますけども、それぞれの学校現場なんかでもそうした考え方でやっていただければなという気持ちはあります。ただ、指揮命令系統がありませんので、我々としてはこういう仕組みを考えて導入しますというのは当然お知らせをして、参考にしていただいて、一緒にやりませんかということだと思います。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 今回、県の方で数字を出されるということですけども、それこそ片山さんのときに徹底的に調査をしたという、もうそれこそ新聞もマスコミも連日報道して、結局2回の調査で黙っていた職員さんが降格になったりとか減給になったりというような、かなり厳しい調査を知事部局の方はしたというふうな記憶があるんですけども、そういう意味では教育委員会の調査というのは甘かったという気がするんですけども、それについてはどうお考えでしょうか。


●知事

 今回の結果を見れば、[鳥取県立]盲学校の事象というのはそのときに明らかになっているべきだったと思います。その意味で、教育委員会の調査の欠陥があったんだと思います。ただ、その原因が漫然とこれ当たり前だと思っていたことだからじゃないでしょうか。これはいわゆる裏金の調査といって当時やったんですか。裏金調査と言っていたんですか。これは裏金だと思っていない、担当者は裏金だといって申告するはずもありませんので、ですからそういうことが残ってしまったんだろうと思うんですね。

 だから私は、そうして経理をしている、これはもちろん善意で経理をしていると私は信じておりますけども、その経理をしているお金というものを、こういうものがあるんですと、使途とか会計の額の細かいところまでは、それは公文書ではありませんので出すべきじゃないかもしれませんけど、少なくとも職員が関わってこういう仕事をしているという部分は、私は明らかにしてもらえば、それで県民の目線の中で正していける、自ずから透明性によって正していくことができるんじゃないかと思います。

 前回は裏金といって、裏金を出せという調査をしたんですか。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 裏金というか、裏金というよりも、何かわからない、ふだん使っている公金以外の、ある通帳とか、そんなものがあったらすべて出すようにということで、実際、裏金として常に使っていなくても、そういうものが残っとって、机の中に入っていたりすると、必ずすべて出すようにということで呼びかけがあったって、ちょっとありまして、だから、それを考えればちょっと考えられない。


●知事

 それはだから何か不明朗なものがあったら出せという呼びかけでしょう。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 そうですね。


●知事

 私が今申し上げているのは、明朗であっても、正々堂々と出してもらったらいいんじゃないかと。それは役所の仕事ですからいろんな団体と関わったりしまして、地域とか、あるいは業界とか、いろいろと事務局を持たされている場合というのはあると思いますし、そこで管理をしているようなお金というのは存在すると思います。それは私は否定すべきじゃないと思います、潤滑油ですから。

 ただ、そういうものがいずれ段々と風化していって裏金的になっていくことがないように、私は明らかにすることが防止策になるんではないかと思うんです。前は不明朗なものがないか、出せといって、不明朗じゃないと考えたら出さないわけですから。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 その点で、教育委員会にある[教育行政]監察担当というのがやはりちょっと機能できていないんじゃないかなという気がしますね。それこそやっぱり盲学校問題で、裏金問題じゃなかったですけども、相談申し出みたいな話もありましたけど、第三者機関として教育委員会をチェックするような、そういうところが必要なんじゃないかなと思ったりするんですけども、どうでしょうか。


●知事

 そうですね、それは教育委員会と話し合ってみたいと思います。教育委員会も問題意識があるんじゃないでしょうか、そういうことであれば。


○日本海新聞 小谷和之 記者

 宣誓書を所属長には提出してもらうということをおっしゃられたんですけど、課長級の以上の職員には、これ何を宣誓してもらうことになるんですか。


●知事

 ですから、こういう経理が今、当課でなされていますことは間違いない。それからあと、コンプライアンスの確立指針を去年出しているんですね。さっき言った、多分、前やったものの延長線の話かもしれませんが、不明朗な経理なんかは一切ありませんと、そういうことを責任をそれぞれの部局できちんと出してもらうと。それはできると思います。私は裏金的な経理を別にやっているわけではなかろうと思いますので、別にどの所属も問題なくそういうことはされると思います。ただ、それを通じて、いわば公に対して地域の皆様一般に対して自分が誓うということで、コンプライアンスを。


○日本海新聞 小谷和之 記者

 もうおかしなお金はありませんよということを誓うわけですか。


●知事

 おかしなお金がありませんよということを誓いますし、あと、今出させようとしておりますけども、調査内容ですね、こういうふうに公金以外でこうした経緯で扱って経理しているお金がありますと。そういうものの内容も出してもらって、それも誤りはありませんと。


○読売新聞 北島夏記 記者

 所属長に宣誓書までという、そこまでの必要というのはあるんでしょうか。それは、公金というのはきちんと使うべきもので、それは当たり前で、それを信頼しているから公務を預けているというところがあると思うんですけど、かなり厳しくないでしょうか。


●知事

 それは、だからおっしゃるように当たり前なので、別にこの内容に間違いありませんということを一筆書いておくことは問題ないんじゃないかと思っているんですけどね。それで何か責任が発生するようだったら、やっぱり直すでしょう。それを期待するんですけど。もちろんちょっと今のはアイデアですから、綱紀粛正が過ぎて、あまりにも硬直的になるということであれば、それは私は改善していけばいいと思うんです。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 宣誓書というのは、だけどどうなんでしょうね。


●知事

 ちょっと大げさですかね。だから確認書というかな、そのぐらいですかね。そうかもしれないですね。ちょっとそれは考えてみます。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 新聞の紙面に宣誓書と。


●知事

 確認書というぐらいかもしれませんね。ちょっと言葉がきついかもしれません。気持ちとしては、ここにこういういろんな経理をしていると、これは県民の皆さんの関わりの中で出てきたことがあるかもしれませんから、書いてもらったらいいと思うんです。こういう内容ですということを確認してもらう。また、我々はコンプライアンスの確立をかつてうたっていますし、皆さん、実は徹底を一応していますので、それに基づいて不明なところはないということを確認を出してもらうと、こういうことかもしれませんね。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 確認ですけども、要はそれぞれの課なり室なりで扱っている公金以外の、何というんでしょうか、経理をそれぞれこういったものがあって、こういう経過でこれを預かっています、それは幾らありますというふうなことを、出入りまではあれだけど、経理するということですよね。


●知事

 私も今度、教育委員会での発表の書類を見させてもらいました。それで公金以外に幾つか経理がなされていることがわかりました。これはこういう実態があるんだと思うんですね。それを各課でこの際出してもらえばいいんじゃないかと思うんですよ。もし誤っていれば、我々の行財政改革局と協議して正していけばいいですし、あるいは県民の皆様にも公開をすることで御意見をいただくこともあると思うんですね。

 別に役所は正々堂々と、後ろめたいことをしているわけじゃありませんので、それを明らかにすることで、その例外的な不適切事案を排除していこうという趣旨です。


○山陰中央新報 太田満明 記者

 それは、範囲は出先の機関もすべてということですか。


●知事

 ええ、そうです。例えば自分のポケットの中の、このお財布だとか、あるいは課でグループで親睦会をやっているとか、そんなのまではいいと思うんですけど、純粋に職員の私的なものではないものですね。


○読売新聞 北島夏記 記者

 あれですけど、県教委の盲学校の件は、知事としては裏金というふうにとらえているんでしょうか。


●知事

 あのうちの実習に伴って出てくる収入がありますよね。あれは私は一般会計に入れるべきものだと思います。


○読売新聞 北島夏記 記者

 収入は。


●知事

 歳計外で置いておくものではないと思います。裏金というのはちょっと、定義によると思うんです。不適切な経理をやっている部分ということであれば、実際に県から補助金が行っていたのに、実行委員会方式で余ったお金を返さなかったというのも不適切な経理であろうかと思います。




7 近畿ブロック知事会への加入について 

○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 近畿知事会ですけど、加入の見込みはどんなもんでしょうか。


●知事

 もう議決のめどが立ったので、提案を正式にするという連絡だと思います。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 で、もう加入できそうだということ。加入できそうだということでよろしいですか。


●知事

 正式加入へ。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 大体メンバーには大体働きかけて、同意を得ているというような。


●知事

 ええ、もうそれはもちろん働きかけています。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 同意を得ているというような認識で。


●知事

 私が話しすればということもあるかもしれませんけども、嫌だよという人はいないですね、知事さんの中で。


○日本海新聞 荒木隆宏 記者

 大半から同意を得ているということ。


●知事

 ええ、それはもう同意は得ていると思っています。もちろん提案して、否決されるということは可能性はありますけども、私はもう加入がほぼ確実になったと思っています。




8 不適切経理防止に向けたコンプライアンスの再徹底について(再質問) 

○読売新聞 北島夏記 記者

 先ほどの裏金の関係ですが、不適切、補助金を得ていたのに余っていて返さないというのは不適切だという、不適切な部分は裏金だという。


●知事

 いや、裏金の定義に、かぎ括弧裏金の定義によると思いますね。不適切経理ということでおっしゃるんでしたら、その分は裏金的だと思います。ただ、普通、役所の人が裏金というふうに言った場合、何か例えば名目もないのに使ったことにしてお金をプールすると、これが典型的なかぎ括弧裏金だと思います。割とそういう文化ですね、役所文化の裏金というお金は、それは多分ないんだと思うんですね。

 今回の教育委員会のケースも、そこまでやったということでは多分ない、意識としてはないんじゃないかと思うんですけどね。ただ、一般の目で見れば、一般会計に入れて経理すべきであったとか、それから当然余った補助金はPTAのお金に回すんではなくて、ちゃんと県なりにお返ししてもらうというのが筋道だったと思います。


○日本経済新聞 斉藤徹弥 記者(幹事社)

 よろしいですか。じゃあ、終わります。ありがとうございました。



  

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