教育DX推進課12月号

令和5年度 学校CIO※「ICT活用、ICT活用指導力に関するアンケート」
(3回目調査:12月実施)の結果について

 ※学校CIOChief Information Officer)とは、学校で教育の情報化を推進する統括責任者のことで、本県では、学校長が各学校単位でICT化の取組をマネジメントし実行する役割を担う。

 

 令和5年12月に県内全ての学校(全校種)の学校CIOに対し、学校における教員のICT活用とICT活用指導力について、今年度3回目となるアンケート調査を実施しました。

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 ほとんどの学校で、5割以上の教員が日常的(週に半分以上)に授業でICTを活用しています。特に中学校では、8割以上(青部分)の活用が前回調査(18%)と比べて40.8%と大幅に増加しました。ただ、5割未満(黄部分緑部分)の学校もあり、次年度に向けなかなか活用が進みにくい要因等を分析しつつ、実践例の紹介や共有など、ICTの活用が日常の当たり前の姿となるよう取り組んでいきます。

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 前回調査で8割以上(青部分)の学校が1割程度であった小学校と中学校で増加しており、他の校種もあわせて全県で少しずつICTの校務活用が進んでいます。ただ、まだ3割未満(緑部分)の学校も多く、活用がなかなか進まない要因等について聞き取り等も含めたデータを分析しながら、学校での校務負担軽減に取り組んでいきます。

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 小・中・義務教育学校の端末の持ち帰りと、県立学校における端末を利用した家庭における学習について、前回調査に比べてほぼ横ばいの状態となりました。

 小・中・義務教育学校では校内で検討中の学校もまだ多く、持ち帰りによって日常的に学校と家庭での学習が繋がるような活用方法について県内外の好事例の共有を図るなど、学校が取り組みやすい方法について検討していきます。

 県立学校においても、小・中・義務教育学校と同様に、さらに家庭における端末を利用した学習と、学校での学習とのつながりを意識した活用のための授業改善に取り組んでいきます。


 今年度から調査をはじめた「個別最適な学び」「協働的な学び」の場面でICT活用について、3回目調査の結果は以下のとおりです。

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 「個別最適な学び」について、前回調査に比べて、特に特別支援学校で8割以上(青部分)、5割以上~8割未満(赤部分)の学校が増加しました。その他の校種についてはほぼ横ばいとなりました。「協働的な学び」については、小・中・義務教育学校で5割以上の活用が増えています。

 ただ、それぞれの学びについて活用している教員の割合が3割未満の学校(緑部分)も多く、学校間での活用に差が見られるなどの課題があります。県教育委員会では、引き続き効果的な活用例についての共有、学校訪問型研修の活用や教育DX推進員、ICT教育指導員の派遣や相談などで学校をサポートしながら、ICTを活用した子どもたちの深い学びの実現のため、取組をさらに推進していきます。


最後に本ページの担当課
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