神谷 麻依(新型コロナウイルス感染症対策推進課/平成28年度採用)

神谷保健師

新型コロナウイルス感染症対策本部事務局 新型コロナウイルス感染症対策推進課のHP

若手職員へのインタビュー

これまでの経歴

平成28年4月~ 福祉保健部 東部福祉保健事務所健康支援課
平成30年4月~ 西部総合事務所 福祉保健局健康支援課
令和  3年4月~ 現所属

 

現在の業務内容

 新型コロナウイルス感染症対策推進課で、妊婦の方のPCR検査の契約や他県とのやり取りなど、新型コロナ対応に関する仕事をしています。最近では、コールセンターでコロナの夜間相談に対応する看護師のマニュアル作成を行いました。

 鳥取県新型コロナウイルス感染症特設サイト

 

森岡主事4

これまでの業務内容

東部福祉保健事務所健康支援課(1年目~2年目)

 糖尿病やがんなどの予防や禁煙に関する仕事をしていました。イベントや学校でのがん予防教室などを調整し、啓発活動を行っていました。
 また、東部地域の関係者に集まってもらう会議も開催し、検診の受診率や関連する生活習慣、死亡の状況など、東部地域の課題に対する今後の取組を検討していました。

 

西部総合事務所 福祉保健局健康支援課(3年目~5年目)

 感染症(結核、性感染症、風疹など)担当をしていました。実際の業務では、結核の患者さんを定期的に訪問したり入院が必要な患者さんへ説明をしたりしていました。また、性感染症の検査も行っており、説明や採血などもしていました。
 感染症担当だったので、感染症の疑いが出たときは施設等へ調査に行くこともありました。

 

県職員を志望した理由

 大学で保健師の実習をしたときに、病気に罹ってからも、病気と付き合いながら地域での生活は続いていくこと、患者さんが最後に帰る場所は家や地域であることを感じ、広く住民の健康を守ることのできる保健師として働きたいと思いました。
 また、働く環境にも魅力を感じました。県では同じ職場に保健師が複数人いるので、個々の担当は違っても同じ職種である保健師に相談できます。
 さらに、生活リズムが決まっているので、働き続けることができると思ったのも県職員を志望した理由の一つです。

 

 

大変だったけど、取り組んでよかったこと

 今の所属でも、前の所属でも携わっているコロナ対応です。特に発生当初はコロナがどんなものかほとんど分かっていない中で、感染者もその家族も病院もみんなが不安を抱いていたと思います。
 私も米子保健所で感染症担当をしており、分からないながらも、日々状況が変化していく中で、目の前のことに一生懸命対応していました。初めは、感染症担当だけで対応していましたが、保健所全体、総合事務所全体と応援体制を整えていただき、多くの職員や関係者の方々とやり取りをして助けていただきながら日々の業務にあたっています。
 大変な時もありますが、やり取りをしていた患者さんが退院され、「お世話になりました。」とお電話をくださった時には、実際に自分が支えになれていたんだとうれしく感じました。

 

印象に残っている出来事

 担当していた結核の患者さんから、「おかげでどうにか頑張ってこれました。」と言ってもらえたことです。
 保健所では、結核などの感染症の患者さんの自宅を定期的に訪問して経過観察しており、2~3年の間一人の患者さんと関わることもあります。訪問する中では、病気のこと以外にも、日常生活のことなど幅広く相談を受けることもあり、1対1で密に対応しながら患者さんと信頼関係を築きます。そんな患者さんが治療を終えられ感謝の言葉をかけていただいたときには、今後もその患者さんが生活を続けていくための手助けになれてよかったなと思います。

 

神谷保健師2 神谷保健師3 

 

 

仕事のやりがい

 今は、主にコロナ対応の業務をやっていて、緊急で対応マニュアルを作成するために短期間で関係機関とやり取りして必要な情報を得るなどスピード感をもって対応しなければならず、大変なこともあります。そんな中でも、自分のやっている業務が、県民の方の安心につながっているというのは大きなやりがいです。直接県民の方と接しない日々の小さな業務も最終的には、県民の健康や安心につながっていると思いながら仕事をしています。

 

 

これからの目標

 経験したことのある業務は、健康づくりと感染症の分野だけですが、保健師の担当する業務には精神保健や母子保健の分野もあります。様々な業務を経験していろいろな分野について学び、視野の広い保健師として、対応ができるようになりたいです。
 また、様々な分野を経験することで得た知識や専門性を施策に活かせるようになれればいいなと思います。今は1対1の対応や目の前の仕事だけに集中していることが多いですが、今後はそれだけではなく、広い視点をもって業務にあたることで課題を見つけ、広く県民の健康づくりや安心な生活につながるような仕事をしたいと思っています。

 

県職員の魅力

 県では、保健師以外にも、薬剤師や獣医師、事務職など様々な職種の方と一緒に仕事をしています。経験豊富な上司や先輩が多く、県職員としての働き方や効率的な仕事の進め方などを教えてもらうことができます。
 保健所だと、特に同じ保健師の上司や先輩が多くおられて、働く姿を見ながら仕事を学ぶことができ、相談もしやすい環境です。一人職場にならず、他の保健師と一緒に働けるところが魅力だと思います。
 私が経験した職場はどこも優しい方が多く、自分の業務で困ったことを気軽に相談できたり、アドバイスをもらいながら、少しずつですが確実に仕事を進めていくことができるありがたい環境だと思います。

 

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県職員を目指す方へのメッセージ

 県の保健師は幅広い分野の担当業務があり、県民の生活を守るためにどんな支援や施策が必要か、多角的に考えることができます。鳥取県民の健康や安心な生活を守りたいと思う方と一緒に働けるとうれしいです!

 
  

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