獣医師 稲垣 文弥

若手職員へのインタビュー

基本情報

写真_稲垣技師

衛生技師 稲垣 文弥 
生活環境部 食肉衛生検査所 
令和2年度 採用

現在の業務内容

 食肉衛生検査所では、日々食肉となる家畜に病気がないかどうか判断すると畜検査を行っており、肉眼所見のみでは判定できない場合には試験室で精密検査も行っています。また衛生指導のため枝肉のふき取り検査を定期的に行っています。ほかにも食肉衛生のための調査研究も行っています。

仕事のやりがい

 と畜検査は限られた時間の中で担当の検査を行うので、短い時間で牛や豚の病気の有無を判断することが求められます。迅速かつ的確に病気を発見する力は大学の獣医学部で培ってきたもので、それをまさに生かすことができていると日々実感できるところにやりがいを感じています。また、スーパーに行くと、目に見えて人々の食生活に関われていることを実感でき、そういうことなどもやりがいに繋がっていますね。

入庁して驚いたこと

 想像以上に現場が暑いところですね。と畜検査では一頭検査する度に作業着を熱湯のシャワーで洗うので夏の現場はより一層気温が上がり暑くなりますから、想像以上に体力が必要な仕事だと感じました。体力をつけるために休みの日には積極的に運動を行うようにしています。また、想像以上に休みがとりやすく驚きました。周りの職員との調整や自分の仕事の進め方次第では休みが取りやすい環境だと感じています。

鳥取県職員を志望した理由

 もともとは動物病院の獣医師を目指して獣医学部に進みましたが、大学の研修で食肉衛生検査所を見学する機会があり、そこで獣医師がと畜検査を行い、消費者に安心・安全に食を届ける仕事に携わっている様子を見て、獣医師でもこんな仕事に携わることができるんだと大きな衝撃を受けました。そこから、小動物を助ける獣医師から、消費者に安心・安全に食を届ける仕事に携わりたいという思いに変わり、地元である鳥取県職員を目指しました。

職場の雰囲気

 今の職場は世代が幅広く、年齢の近い職員はいませんが、周りには獣医師の先輩方がたくさんいます。皆さん非常に気さくで和気あいあいとした雰囲気なので、わからないことがあれば何でも相談できる大変心強い環境だと感じています。どんな時でも職員同士でフォローし合うことができる強いつながりがある職場なので、一つのチームのように感じています。

県職員を目指す人へのメッセージ

 獣医師といったら多くの方が小動物を助ける動物病院の獣医師をイメージし、それを目指して獣医学部に入る方が多いかもしれませんが、県職員の獣医師は全く違います。牛や豚の病気の有無を判断する検査を行い、消費者に安心・安全に食を届ける役割を担っています。人々の食生活に密接にかかわっていることを日々実感できる、県職員の獣医師としてしかできない仕事です。ぜひ一度、興味を持っていただけたら幸いです。

ある1日のスケジュール

8時30分

勤務開始 

8時45分

豚のと畜検査 
11時30分 データ入力
12時00分 昼休憩
15時30分 ふき取り検査 
17時30分 退庁 
  

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