鳥取市民大学特別講座「麒麟獅子舞」

鳥取県東部に広く分布する麒麟獅子舞は、春や秋の地域のお祭りに、地域の人々の幸福を願って舞うのはもちろんのこと、学校の郷土学習の教材に取り入れられたり、地域のイベントに出演したりと、因幡の人々にとっては非常に親しみのある存在です。

鳥取県教育委員会文化財課では、平成26年度から29年度の4年間にわたり、文化庁の協力を得て「因幡の麒麟獅子舞」調査事業を実施し、29年度末に調査報告書を刊行しました。

※報告書は鳥取県庁本庁舎1階県民室でご購入することができます。
 (平日のみ、数に限りがあります。)
 詳細は下のリンクをクリックしてください。

国選択記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財「因幡の麒麟獅子舞」調査報告書

その調査成果を報告する会を、下記のとおり鳥取市民大学の講座として開催しています。

  

概要

会場

    鳥取市文化センター2階 大会議室(定員180名)
    鳥取市吉方温泉三丁目701番地

受講料

    無料

対象

    鳥取市に在住の方、もしくは鳥取市内で働いておられる方ならどなたでも

お申込み方法

お問い合わせ先

    鳥取市民大学事務局 (鳥取市文化センター内)
    〒680-0841 鳥取市吉方温泉三丁目701番地
    電話:0857-27-5181
    ファクシミリ: 0857-27-5154
    メールアドレス shidai@tottori-shinkoukai.or.jp

内容

学習日 テーマ 講師(敬称略)
6月12日(火) 午後6時~7時30分

麒麟獅子舞のはじまり

-全国東照宮祭礼と獅子-

国立米子工業高等専門学校
名誉教授  永井 猛

6月19日(火) 午後6時30分~8時 麒麟獅子舞の囃子いろいろ

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

准教授 田鍬 智志

6月26日(火) 午後6時~7時30分 麒麟獅子頭の成立と展開

シマネスクくにびき学園
主任講師  三宅 博士


      第一回講座「麒麟獅子舞のはじまり~全国東照宮祭礼と獅子~」の概要

      日時

        6月12日(火曜日)午後6時から7時30分まで

      講師

        国立米子工業高等専門学校 永井 猛 名誉教授

      演題

        麒麟獅子舞のはじまり-全国東照宮祭礼と獅子-

      参加人数

        45名

      内容 

         麒麟獅子舞がどのようにはじまったか、全国の東照宮祭礼に登場する獅子と比較しながら江戸時代の文献や絵巻を検討しました。
          また、江戸時代には単に「獅子舞」で「麒麟」と呼ばれておらず、江戸中期くらいから獅子頭の形状が現在のような面長で金色となり、明治になってから「麒麟獅子」と呼ばれるようになったのではないか、そしてその礎は、鳥取東照宮の祭礼に獅子と猩々という祝言能の双璧を組み合わせたことにあるのではないか、との考察をお話ししていただきました。

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