平成28年5月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨
これより、本議会に提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
本議会に提案いたしました議案は、
予算関係 1件
条例関係 3件
その他の案件 1件 の 合計 5件でございます。
それでは、議案第1号 平成28年度鳥取県一般会計補正予算について御説明いたします。
まず、熊本地震被災地支援及び防災対策の強化であります。
鳥取県は熊本県、益城町と協議し、先導的な被災地支援を県民・企業・団体とともに精力的に実行してきており、予備費に加えて補正予算措置を講ずることとし、熊本県及び益城町へのふるさと納税事務代行も実施することといたしました。また、熊本地震を教訓として、本県の救援物資の備蓄・輸送対策、避難所の生活環境や福祉分野の要支援者避難対策等について検討し、住家被害認定等の人材育成や県内民間企業のBCP策定を進めることといたします。
次に、元気づくりの展開につきましては、米子香港便や国際チャーター便の就航に備えて海外での広報宣伝強化を図るとともに、日本遺産の認定を活かし大山のPRや誘客対策を展開し、北栄町「コナンの里集合店舗」整備支援、境港中野岸壁の大型クルーズ船受入れに向けた機能強化調査に乗り出します。政府関係機関の地方移転に関し、県技術人材バンクの機能強化、梨育種研究拠点設置に向けた環境整備を進めることといたします。
また、女性のストレスオフ第一位を活かしたアピールや活動支援、移住・定住ファイナンシャルプランナー配置、シェアハウス等の整備支援、専門機関等と連携した学生・生徒向けの情報発信強化を図ることといたします。
このほか、強風被害文化財復旧対策、東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者芸術文化振興キックオフイベント開催、ドクターヘリ格納庫整備などを計上いたしました結果、一般会計補正予算の総額は、89億3千万円余となり、補正後の予算総額は、3,580億円余となるものであります。
次に条例関係について御説明申し上げます。
議案第3号 鳥取県児童福祉施設に関する条例及び鳥取県認定子ども園に関する条例の一部改正につきましては、国が定める児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、保育所及び認定子ども園の職員配置基準について弾力化を図ることといたします。なお、これらは平成32年3月末までの時限措置とし、新たに保育業務に従事する者に対して研修を行うことといたします。
議案第4号 鳥取県基金条例の一部改正につきましては、鳥取県未来人材育成基金への寄附金が企業版ふるさと納税制度の対象となるよう、基金設置目的を改正するものであります。
以上、今回提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明申し上げました。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。