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知事定例記者会見(2013年11月7日)

平成25年11月7日(木)午前10時~
 県政記者室(県庁3階)

録画配信 知事記者会見動画(約71分) ※MPEG4形式

  

1 11月補正予算編成に向けて 

●知事

 皆さん、おはようございます。
 昨日は倉吉のほうでろう者の皆さんも楽しめるような、そういうデフ・パペットシアターのほうに行きました。〔デフ・パペットシアター〕ひとみという劇団がされていましたけれども、全国の皆様に〔鳥取県〕手話言語条例が伝わりまして、大変に来られた劇団員の方も興奮して鳥取に来ている様子が非常によくわかりました。これからもぜひ鳥取から障がいとともに生きていく、障がいを知り、ともに生きるという社会づくりをつくってまいりたいと思います。

 11月22日には東京のほうで、これは全日本ろうあ連盟の主催によりますが、手話言語法制定を目指そうではないか、そういうシンポジウムをやることになりました。与野党の国会議員も参加をされまして、衛藤〔晟一〕先生とか、あるいは枝野〔幸男〕先生だとか、さらに全日本ろうあ連盟の理事の方々等々、出席をしてやることになりましたが、鳥取も手話言語条例の経験を話してほしいということで、私も参加させていただくことになります。

 こういうような9月議会の成果を踏まえながら、11月議会の〔補正〕予算編成がスタートします。きょうから私自身も本格的に中身の査定に入っていくということになります。いろいろとテーマがありますが、障がい者の関係でいえば芸術・文化祭が来年開かれる前に、とりぎん文化会館のバリアフリー化を進めるとか、鳥取空港に障がい者の方向けのひさしといいますか、屋根ですね、雨のときに車をとめてもとめやすいように、そういう施設整備など、合わせて4,000万円弱ぐらいになるかと思いますが、これから見積もりますけれども、そういうような事業を予定をさせていただいています。あるいは子供たちの校舎の耐震化ということに向けまして、例えば八頭高とか鳥取西高とか、本格的に着工に向けていく、そういうような予算どりも必要かと思います。



2 島根原発周辺住民の安全確保等に関する覚書の締結と原子力防災訓練の実施 

●知事

 先般は、オークさんの食品加工業の竣工祝いが週末ございましたけれども、食品加工、これは鳥取も大事な産業分野になります。食品加工の研究開発施設を境港に新たにつくるということにいたしまして、3億円余りにはなろうかと思いますが、これも予算どりをしていく必要があろうかなと思います。

 災害関係もそうです。実は先般、島根県で大雨が降ったことがございまして、海岸漂着ごみ、これも結構流れ着いていまして、かなりの額になるんではないか、それも補正〔予算〕がこれから増枠という意味で必要だと思いますし、また治山事業であるとか道路事業であるとか、その辺も現計予算で、現在の予算でやっておりますが、それに加えて予算どりをしていく要請がなされようかと思います。これからよく精査をして、そうした予算編成に当たってまいりたいと考えているところでございます。

 先般は、溝口〔善兵衞島根県〕知事とお会いをさせていただきました。米子市の野坂〔康夫〕市長、境港市の中村〔勝治〕市長と一緒に島根県庁を訪ねました。それで原子力対策、これから非常に重要な判断を地域全体で迫られる時期になろうかと思いますが、立地自治体であります島根県が鳥取県側の意見も聞くように求めたところであります。その後、詰めをやってまいりましたが、今日〔11月7日〕付で両者に覚書ができる運びとなりました。昨日〔11月6日〕も向こうの小林〔淳一〕副知事から、明日〔11月8日〕行けますというお話もありまして、今日も確かめましたが、覚書が今日できるということになりました。

 内容的には、私どもが求めていたことが反映されている明文化になりまして、中身としては安来市、また雲南市、出雲市と島根県が締結した中身とパラレル、同等のものとなっています。この覚書ができたことで重要な判断を島根県がやる、そういうときには私たち鳥取県側の意見を聞き、理解し、誠実に対応するということになりました。まだまだこれから国からの意見聴取であるとか、そうした必要性などを訴えていったり、中国電力のほうとの折衝がどうなるか等々、不透明なことはありますが、一つの道筋として立地自治体が周辺自治体の意見を聞きながら判断に当たっていくと、そういうツール、パスウエーといいますか、そういう道筋ができたというのは非常に大きなことかなというふうに思います。地域の安全と安心を図るために最大限の努力をしていかなければならないと、こういうふうに思っております。

 また、あわせまして先般、11月に入りまして、たび重ねて訓練をすることになりましたが、この10日にはJRの列車による避難、これもJR〔西日本〕の絶大な協力を得させていただきましたが、そういう全国でも初めてではないかと思いますけれども、JRを使った避難、あるいは船を使った避難、あるいは境港というか、米子鬼太郎空港から鳥取空港のほうに患者さんを運ぶ、そういう空の訓練等も含めまして、スクリーニング〔放射線量調査〕、あるいは避難所の設営、また住民の方々の避難の実践等々、実動訓練を行うことにいたしております。こうしたことを手順よく今後も重ねながら、我々としても安全を確保していくように努力をしていかなければならないと考えております。



3 鳥取看護大学への支援に関する倉吉市長との協議 

●知事

 昨日〔11月6日〕は、倉吉市の石田〔耕太郎〕市長とお会いをいたしました。それでお互いお話し合いをさせていただきましたが、私ども9月議会でも大きな議論になりました看護大学の設立支援、このあり方について協議をいたしました。お互いの話し合いとして、これからそれぞれに議会等とやっていくということになりますが、11月議会への提出を県議会、それから倉吉市議会で目指していこうということになりました。これから詳細はまだ詰める必要がございますけれども、その際にはお互い1対1の割合で支援をしていくことでありますとか、それからその支援の額につきましても精査をしてみようじゃないかと、こういうことになりました。これは現在、大学法人も交えまして、倉吉等の地元と、それから鳥取県、経済界も加わる、そういう検討組織、ワーキンググループを設置して、今、検証しているところでございます。イメージとしては、文部科学省が標準的な工事としてこういうようなお金がかかりますねというのが大学の設置について計算できるものがあります。そうしたものをベースにして必要な費用というものを積み上げながら、それで対象額を確定をしていこうということでございます。

 実は、大学側は16億4,000万円の支援を地元市町村と県に対して合計額で求めてきておりますけれども、この算定自体は、要はかかる経費から大学側が負担できる額を差し引いたような、そういう出し方でありまして、やはり説明責任を果たしていく意味では、対象経費をきちんと特定をして、その中で我々として負担割合に応じた支援をしていくというやり方がいいのではないかというふうに考えておりまして、この考え方でも市長さんと一致をしました。これから最終形、急いでやらなきゃいけません、11月議会ですからあんまり日がないので、もう毎日走りながらということになろうかと思いますが、16億4,000万〔円〕よりは恐らく縮小した規模になろうかと思いますが、きちんと説明責任を果たせる額というものを算定した上でお互いやっていこうと。これは市長さんも強調されていましたが、大学の運営が立ち行かないようなことにするのも、これは意味がないわけでありまして、大学側ともある程度すり合わせをしながら、最終額というのを見つけ出していこうと、こういうようなことでございました。これからよくよくその辺の精査をやっていきたいと思います。



4 第18回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットに参加して 

●知事

 先週は、私自身、〔ロシアの〕ウラジオストクに参りまして、それで北東アジアの各地域とサミットに参加させていただきました。会場はAPEC〔アジア太平洋経済協力会議〕の会議が開かれた極東連邦大学の敷地内で行われたわけでございますが、お互いに意見交換をする中で、DBSクルーズフェリーというような重要な海の交通路を維持、発展させていこうと、関係地域の合意がとれたと思います。個別にも沿海地方や江原道と話し合いをしまして、この航路が持続可能な形で発展していくように、我々地域としても連帯して支援をしていこうと。実は沿海地方のミクルシェフスキー知事は顔ぶれが変わったわけでありますけれども、その点については合意をされました。

 それとあわせて、10月30日にモンゴルの外務省におきましてグレーター・トモン・イニシアチブ〔GTI〕、図們江開発拡大版といいますか、そういうUNDP、国連開発計画のプログラムの会議が開かれました。その場におきましてGTIのローカルレベルですね、地方政府の協議会、この地方政府の協議会を鳥取県で来年開催をするという方針が了承をされました。このことは、同時に私どもロシアで集まっていましたので、ロシアのコミュニケの中にも盛り込まさせていただきまして、鳥取県におけるGTI、国連開発計画の地方政府協議会、この開催を関係地域で支援をしていくことが了承をされました。これからもそうしたゲートウエーとしての役割、私たちとして果たしていきたいというふうに考えております。

 北東アジアゲートウェイで、我々、今、地歩を固めてきました。さらに今の国際情勢や経済・社会情勢を見ますと、それにプラスアルファをつけていかなければなりません。北東アジアゲートウェイプラスと言うべきステージを目指す必要があります。したがいまして、来週はタイのバンコクに鳥取県のセンター〔東南アジアビューロー〕を開設することになりました。それと関連しまして、タイの工業省を訪ねまして、工業大臣を初めとして工業省の幹部の皆さんと話し合い、覚書、メモランダムを調印することになりました。これで地元で活動している私どもの企業のサポートであるとか、我々からすれば鳥取県と東南アジアとの物流を開いていく、それはこちらのほうでは生産活動や、そういう企業マネジメントも当然くっついてくることになろうかと思いますが、そうしたものをトータルで発展させていく覚書を結ぶことになりました。また、向こうの量販店におきまして鳥取フェアを開催をしたり、旅行業者の皆さんとも会合を持ちまして、鳥取県の観光プロモーション、鳥取県にとどまらず、近隣地域も含めて売り込んでいくということかもしれませんが、鳥取県のプロモーションをさせていただきたい、こういうように考えております。



5 県外初の鳥取県企業立地セミナー開催 

●知事

 それから、初めて中京圏で鳥取県としての経済セミナーを企業向けに行うことにいたしました。これは22日に名古屋において地元の放送局のトップにも御登壇いただきまして、我々として鳥取県の、例えば地震等の自然災害に対するリスクの低さであるとか、また地域の優秀な人材や生産資源、それから県としての企業立地の場合の支援メニューであるとか、そうしたものを訴えかけたいというふうに考えております。そういうような企業との交流の場を、これは初めて中京圏で持つことにさせていただきました。



6 今後の国への要望活動の予定 

●知事

 国の予算編成も本格化してまいります。特に税制であるとか、それから最近いろいろと社会保障の関係であるとか、農業関係でもTPP〔環太平洋パートナーシップ協定〕をめぐる問題であるとか、いろいろと取り沙汰される報道が目立つようになってきました。年末に向けて政策が締め切られる、そういう節目があるわけでございます。地方側としても物を申していかなければなりません。8日に、これにつきましては我々知事会が集まりまして、全国知事会と〔内閣〕総理〔大臣〕を初め閣僚との意見交換会、全国知事会議が官邸で開かれることになります。地方側で団結をして、これからの課題について物を申し上げていきたいと思います。

 また、鳥取県の個別の課題もございます。これにつきましては、15日に県選出の国会議員の皆さんでありますとか関係省庁向けに要望活動を予定をさせていただいております。こういうようなことで、これから予算編成時期に入る国の政策づくり、ここに地方の目を注入してまいりたいと思います。



7 とっとりグリーンウェイブ活動の状況 

●知事

 〔とっとり〕グリーンウェイブの、ことしもいよいよ締めくくりに向かい始めました。〔第30回全国〕都市緑化〔とっとり〕フェアが10日までということになりましたし、エコツーリズムの国際大会でありますとか、あるいは国立公園50周年の山陰海岸のイベントでありますとか、また〔第64回〕全国植樹祭でありますとか、多くのセレモニーやイベントが花盛りのシーズンを重ねてまいりました。これを来年以降にもつなげていきたいと思います。

 そういう中で、私たちの〔とっとり〕グリーンウェイブを全国へ伝えていく活動の一環として、11月1日には〔岩手県〕陸前高田市に私たちの米子市の車尾小学校の生徒さんが出かけまして、苗木を植えるプレゼントをいたしました。また、11月9日に東北のほうに私も参りまして、郡山から須賀川市のほうに向かいまして、須賀川市におきます第11回うつくしま育樹祭という福島県のメーンの植樹行事がございます。そこに全国植樹祭でお披露目をさせていただきました苗木を、これをお持ちをして、天皇皇后両陛下の前でこれを被災地の森の復興に役立てますと全国に宣言をしましたが、その木を植えに参りたいと思います。これも東部、中部の子供たちと一緒に行ってまいりたいと思います。



8 ワールドマスターズゲームズ協会による県内査察 

●知事

 また、その日のうちに〔宮城県〕岩沼市にございます、これも海岸沿いを、森を復興させようというプロジェクト、そこで植樹をいたします。これは宮城県、仙台市の郊外ですね、あの津波被害のあったところです。

 それから翌日には〔宮城県〕女川町の植樹イベント、こちらのほうに鳥取県側も参加をしまして植樹をするということにいたしております。鳥取県で始まった〔とっとり〕グリーンウェイブ、これが来年、さらにそれ以降の未来に向けて、また全国に向けて伝わっていく、そういう口火を切っていきたいというふうに考えているところでございます。

 また、エコツーリズムの中で注目をされたのは、スポーツの親和性のある地域だということだと思います。関西広域連合で共同で取り組んでおりますワールド・マスターズ・ゲームズの日本誘致、関西誘致もいよいよ最終盤を迎えることになりました。現在、カイホルム会長を初め査察団が、インスペクションがこちらに来ておられます。メンバーとしては、例えばトライアスロンの国際連合の会長さん、この方はIOC〔国際オリンピック委員会〕委員でもいらっしゃいます。こういう方も入っていますし、それからバスケットボールの国際連盟の元会長さん、こうした方々など、著名な世界的スポーツ関係者が同時に今、関西へ入ってきています。その一行が丸ごと、今日〔11月7日〕神戸でレセプションが予定されていますけども、明日〔11月8日〕、鳥取入りをしまして、明日の昼から鳥取県内を御視察いただくことになります。実は関西を全部見て歩かれるほど時間がないものですから、選ばれた地域として鳥取県を見ていただくわけであります。特に自然のアウトドアスポーツ等の親和性の高い地域であると、そうした環境を見ていただきたいなというふうに考えております。例えばグラウンドゴルフは発祥の地でありまして、このグラウンドゴルフは今、海外にも伝わり始めていまして、熱烈なプレーヤーがヨーロッパも含めて、アジアが多いですけれども、広がってきております。そうしたものの発祥の地のグラウンドゴルフの会場を見てもらうとか、あるいはトライアスロン、湯梨浜町の東郷湖畔で今、トライアスロンをやっています。鳥取県はもともと〔米子市〕皆生のトライアスロン、日本の発祥の地でもあります。そうしたものを感じていただくだとか、ゴルフ場であるとか、それから〔鳥取市〕布勢のスポーツ施設であるとか、そうしたたさまざまなスポーツの親和性を持った地域が関西の北、西のところ、鳥取にあるというのを体感していただきたいと思います。

 アスリートやスポーツ等の関係者にも協力していただくことにいたしておりまして、小原工元オリンピック選手でありますとか、やはりオリンピック、アテネ等に行かれました大部〔由美〕選手、今、境港のほうにいらっしゃいますけど、こういう方にも説明の輪に加わっていただこうと考えております。

 また、ニール・スミスさん、グリーンスポーツを愛好し、芝生化でスポーツのフィールドをつくろうとされておられる方でありますとか、そうした多彩な地域のスポーツ関係者等にも出会っていただいて、印象を深くしてお帰りいただければありがたいなと思います。これは関西の共同事業でありますので、ぜひとも誘致をかち取れるように、鳥取県のパートの役割を果たしたいと考えております。鳥取県内の視察は、明日〔11月8日〕の午後いっぱいということになろうかと思います。



9 ふるさと納税におけるクレジットカードによる寄付手続きの簡素化 

●知事

 さまざま、これから我々としても体制づくりをしていくことになりますが、最近、我々も実はびっくりしているんですけれども、調査が一部でされていまして、その中で都道府県では鳥取県が最もふるさと納税が集まっているんだそうです。実は10月末段階で4,000件を超えました。それから金額的にも5,800万円レベルまで達してきております。非常に鳥取がそういうふるさと納税の対象として全国的に認知をされてきているようであります。したがいまして、今日〔11月7日〕からインターネットのサイトで全てのふるさと納税の手続が終えられるようにシステムを変更いたしました。これは県内では既に米子市や境港市が手がけておられます。我々としても、そういうような形で子供たちの未来づくりを初めとしたふるさと鳥取の振興に全国の皆様にも御協力をいただければと思います。あわせて鳥取県のさまざまな食のみやこ、物産の魅力がございますので、そうしたことを知っていただくチャンスにも、このふるさと寄附というツールが役立てばというふうに感じているところでございます。これからいよいよ食のみやこ鳥取の本番の季節を迎えるということになります。ズワイガニ漁が解禁をされました。きょう初競りが立ちました。鳥取港では10万円の値段がつくという、そういうなかなか手応えのあるスタートになったと思います。味覚の秋、スポーツの秋、行楽の秋、ぜひ全国あるいは海外の皆様にも鳥取を体験していただきたいというふうに考えております。
 私のほうからは以上です。


○産経新聞 坂下芳樹 記者

 それでは、御質問をどうぞ。



10 食品開発研究所の概要とねらい 

○読売新聞 加藤あかね 記者

 すみませんが、予算の関係で、境に食品加工の研究開発施設をつくられるということなんですが、もう少し詳細ですとか狙いを教えてもらえますか。


●知事

 だんだんやはりお客様のニーズも高まってますし、それからさまざまな商品展開、特に鳥取は食材が新鮮です。今、偽装問題とかがございますけれども、県内では10月30、31日で施設を回りまして問題ないということを確認しましたが、安全性なんかを求められているわけですね。そういうニーズの多様化、高度化に対応していくためには、現在のいわゆる「食研」と我々が呼んでおりました食品加工の研究所のスタイルだけでは十分でないだろうと。それを打ち破って6次加工による新商品開発、これを丸ごとできるような、そういうような施設としてつくっていこうじゃないかということです。それは今年度で全部つくり切れないので、新年度にかかってまいりますが、この施設をつくりたいということです。例えばにおいとか味を数値化して判定できるような、そういうハイテク技術も入れまして、食品加工品の開発が効果的、効率的にできるように、我々として機材も含めて体制を整備したいと考えております。


○読売新聞 加藤あかね 記者

 具体的には、それは水産物ですとか農産物とか、何の食品加工を意図しておられると言ったらいいんでしょうか。


●知事

 そうですね、衛生系じゃないです。衛生系につきましては、衛生環境研究所のほうで食品衛生等の判定権は持っていまして、これは規制行政、警察行政としてさせていただいています。新しい食品加工品をつくり出すと、そちらの研究開発のほうに重点があります。


○日本海新聞 北尾雄一 記者

 すみません、今の施設は県直営でされるということでしょうか。それともどこかと一緒にそういうことをされるというイメージでしょうか。


●知事

 これは〔地方独立行政法人鳥取県〕産業技術センターです。産業技術センターで今持っている棟がありますけれども、これを潰して組みかえるということでの新規整備ということになります。研究所を丸ごとやりかえるというよりは、その一部の研究施設をやりかえて、今の時代のニーズに合ったものにしていくということです。


○産経新聞 坂下芳樹 記者

 それは仮称なりともお名前は何か決まっていますか。


●知事

 今、特にはございませんが、全体としてはそういう食品開発研究センターのようなイメージのものです。



11 11月補正予算の規模と主要項目 

○NHK 林久美子 記者

 11月県議会の一般会計補正予算案の総額というのはどのぐらいの規模になるんでしょうか。


●知事

 ちょっときょうから私も作業に入るので何とも言えないですが、ざっと20億〔円〕は超えていくと思いますね。


○NHK 林久美子 記者

 その中で一番重点的にメーンとして盛り込まれているのが、先ほどの食品……。


●知事

 前回の記者会見でも言いましたけど、例えば教育であれば土曜日授業を実現するために、その準備経費をある程度入れようじゃないかと。これは今、教育委員会と折衝しているところでありますし、あるいは災害関係、これも例えば治山関係で2億円ほど既に必要なのが見えていますし、さっきの海岸ごみも、積み増しとして3,000万〔円〕ぐらいは積み増さなきゃいけないかもしれませんね。そういうようなことを順次これから精査をしていく必要があるかなと思います。




12 島根原発に関する島根県との覚書の締結と今後の取組 

○日本海新聞 井上昌之 記者

 すみません、島根県さんに求めておられました例の重大な決定のときの、その範囲の申し入れですけども、今日付で覚書を結んだということでいいでしょうか。


●知事

 溝口〔善兵衞島根県〕知事ともちょっとお話をこの間させていただいて、溝口知事からその場で我々にペーパーが示されました。それは〔島根県内〕周辺3市の覚書でありました。その内容を見せて、こんなスタイルでいかがかという話がありまして、〔米子・境港〕両市長とその場で拝見させていただきましたが、3市と、島根県内でこの協定でやっているということでありますので、それをベースにするということで、当方としては進めましょうというお答えをさせていただきました。ですから大枠はそのときにでき上がっていましたので、スピーディーに今日付で策定できたということになりました。特にセレモニーをすることも必要ないということで先方はおっしゃっていますので、事務的に公印を押して施行するということに、今日付でやることになりました。


○日本海新聞 北尾雄一 記者

 今の協定に関連してですけども、最終的な局面で両県の意見とかが割れたり、それからまとまらなかったりした場合に、どれだけ周辺地域の意見がどういう形で反映されるかということがあると思うんですが、そのあたりを知事はどのように観測していらっしゃいますでしょうか。


●知事

 その場でもやりとりもさせていただきましたけれども、我々としては、当然ながらコンセンサス〔合意〕をつくって臨んでいただきたいということです。これは多分島根県内の周辺3市もそういうことをおっしゃっていたんだろうと思いますが、その周辺3市との覚書でもその趣旨が入っていたと読めました。誠実に島根県側では対応するし、周辺地域の意見を理解するというような文言が入っていたと思います。こういうようなことをやるということ自体が今までなかったことでありまして、今までは、我々は要は指をくわえて見ているしかなかったわけでありますが、立地地域として、周辺の意見を踏まえて判断をするというふうに、これは180度方針転換したと言ってもいいんだろうと思います。それは、私は単なる格好づけだけじゃないと思います。溝口〔善兵衞島根県〕知事もおっしゃっておられますけども、要は周辺の合意を得ながら進めていくというのが基本戦略だろうと思いますので、我々もコンセンサス〔合意〕を求めていきたいと思います。

 ただ、ぎりぎり意見が異なる場合もあり得るわけでありまして、その場合には今回、覚書の中に周辺3市と同様の書き方になっていましたが、我々の意見も付記をするというふうに書いてあります。ただ、そっちは私は例外だと思うんですね。基本はやはり理解をし、そして判断をするということに置かれているというふうに思います。


○日本海新聞 北尾雄一 記者

 今回の島根県との覚書が周辺地域の意見を最終局面で反映させる一つのチャンネルをふやしたということでおっしゃっていると思うんですが、ほかのチャンネルについて、中電との関係、それから国への申し入れをされてますけど、そのあたりは今後どのように進めていくおつもりでしょうか。


●知事

 中〔国〕電〔力〕につきましては、私はもう他の地域とは違って、うちは意見反映の土台はつくったと思っています。すなわち全国で初めての安全協定を結びました。また、昨年度末、大騒ぎをしまして、その結果として立地〔地域〕並みに、立地〔地域〕と同等に取り扱うという明文での返書をもらったんですね。その意味で、我々としては重大な判断の場合に鳥取県側にも説明があってしかるべきだと思っています。ただ、ここは〔記者〕会見でも重ねて申し上げていますが、実はその立地地域の安全協定でも、そこが実は書けてないところでありまして、法的にその義務があるかどうかは明文ではわからないところがあるんです。ただ、慣習で立地地域には再稼働等の場合には必ず意見照会をして、同意がないと動かさないと、こういう実務になっているもんですから、ただ、その実務が周辺地域との間でできるかどうかは、これはやってみなきゃわからないという世界だと思うんですね。ただ、我々として保険を掛ける必要があるので、立地地域である島根県での意見反映を求めるという手段もとったわけです。当然ながら中国電力とは引き続き、これは折衝しますよと、これはお互いやっていますし、立地〔地域〕並みに扱いますよという文書の中でも、協議は引き続き受けますというふうに先方も言っていますので、今後とも交渉を続けていくことになると思います。

 あと、国に対しては、先般、原子力規制庁のほうにも参りましたが、国としても周辺地域の意見も踏まえた上で対応してもらいたいと、そういう新ルールをつくってもらいたいと、これを申し上げております。このこともまだ大飯原発以降は動いたケースがありませんので、今後も引き続き求めていく必要があるかなと思っています。


○日本海新聞 北尾雄一 記者

 じゃあすみません、その前段階として、安全審査の申請というのは島根原発はまだ提出はされてませんけども、知事としては、この時期としてはいつごろに報告がされるというふうに見とられますでしょうか。もし、そういうことがあった際は、どのようなプロセスで県民の意見というのを集約されるおつもりでしょうか。


●知事

 これにつきましては、我々も中国電力に時々、実は問い合わせをしていますけども、そういう適合性申請といいますか、〔原子力〕規制庁に安全基準に適合しているかどうかを審査してもらうと、そういう申請を出すわけであります。その適合性申請の時期については、まだ決めていないという話しか今のところ入ってきてないんです。正味これだけなもんですから、いつ動き出すかというのは、我々、正直わからないところでありますが、動き出すときには、これは安全協定にひっかかるもんですから、必ずうちに協議が来ると思います。その際に、我々としては〔県〕議会側と取り扱いの相談をさせてもらう必要があると思います。権限関係からいえば、これは回答を即答してもいいのかもしれませんけれども、私はやはり地方自治のフィルターにある程度かけながらいく必要があるかなと思っていまして、〔県〕議会と相談をした上で、さらに米子市、境港市、こちらの意見も見ながら回答を考えるということにいたしたいと思っています。



13 北東アジア地方協力委員会の鳥取県開催 

○中国新聞 川崎崇史 記者

 すみません、先ほど国連開発計画の地方政府レベルの会合が来年ちょっと鳥取県でというお話がありましたけれども、大体どのぐらいの規模で、果たしてどんなお話をされる会合になるのか、ちょっと現時点でわかっていることがあれば教えていただけますか。


●知事

 これは、中国にありますGTI〔グレーター・トモン・イニシアティブ〕の事務局が仕切られるものでありますから、今、完全に見えているわけではありません。ただ、今までのやりとりの中である程度考えられるのは、来年の夏から秋にかけての時期ぐらいの開催のイメージで今、協議を始めたところです。

 それから中身としては、地方政府レベルで、このGTIというのはどういうものかといいますと、日本海を使いながら、それを人流、物流のルートにしようということなんですよ。モンゴルにせよ、それからロシアの内陸地域にせよ、それから中国の東北部にせよ、海への出口が十分でないわけですね。その海への出口をつくって世界につなげていく、そういうルートをつくろうということでありまして、従来、図們江開発計画とも言われていましたが、むしろもっと大きな、大図們江地域ということで、いわば北東アジア全体の日本海を活用した物流、人流の促進というプロジェクトなんですね。ですから、それに地方政府レベルでどういうふうに協力をしていくのか、また、地方政府レベルで話し合って、実はいろいろ隘路があるわけです。今回も北東アジアの地方政府サミットをウラジオストクでやりましたが、通関の問題であるとか、いろんな許認可ですね、中央政府が持っているそういう権限であるとか、いろいろとハードルがあります。そうしたものを緩和してくれとか、やめてくれとか、そうした申し入れもそれぞれの地方政府から中央政府にやろうじゃないか、こんなようなことも話し合いのテーブルの中で出てこようかなと思います。こういうことを今の、国〔際〕連〔合〕ですから、国をまたいだ活動としてやっていこうとしていまして、それに中央政府が入った会議がこの間モンゴルであったんです。そのときに地方政府レベルのものを鳥取で来年やることはゴーサインが出たわけでございまして、それを我々は地方政府レベルですから、地方政府レベルの協力だとか、それから中央政府への働きかけだとか、そうしたことなどがテーマになろうかなと思います。



14 ワールドマスターズゲームズ協会の査察と関西広域連合の対応 

○山陰放送 秦卓史 記者

 すみません、ワールド・マスターズ・ゲームズについてお聞きします。
 先ほどあしたのプレゼンテーションなどについて説明がありましたけれども、そこでエコツーリズムにおいてスポーツとの親和性もあったりというようなこと、それから協力される元選手の方々のお名前の中にも大部選手だとか小原工選手だとか、鳥取県西部、あるいは大山周辺のスポーツなどを感じさせるキーワードもあったわけですけれども、あしたの視察先というのは中部、東部が中心となるんでしょうか。


●知事

 結局、今、我々が考えているのは関西広域連合エリア、プラス奈良県をどうするかという議論があるんですけども、それでの広域誘致なんですね。ですから、本当は隅々まで見てもらえればいいんですけども、ちょっと行程が、一行の時間的制約がありまして、お忙しい世界的スポーツ関係者であるもんですから、神戸から入ってきて、それで鳥取を見て、その後、京都方面へ抜けていかなきゃいけないもので、どうしてもちょっと行程が限られます。したがいまして、中部、東部を今回は見ていただくということになりますが、説明自体は大山の写真などを交えて御説明を申し上げたいと思っております。


○山陰放送 秦卓史 記者

 そうしますと、誘致については全県でそれぞれ会場とか競技とかを想定したものにしていくということですか。


●知事

 そうですね。今は、ちょっとオーバーに言えば、この間、東京オリンピックの招致を決めたような、ああいうまだタイミングでありまして、どこで、どの会場を使って競技をやるというのは、現段階では全く確定してないんです。したがいまして、日本で、それも関西でやるということを決めるかどうかまでなんですね。ですから、我々としては地域の魅力をアピールすると、それが今の戦略かなと思っています。ですから、そういう意味で重要なポイントを回れば、鳥取のイメージは持ってもらえるんじゃないかなと思っています。


○山陰放送 秦卓史 記者

 当初、このワールド・マスターズ・ゲームズについては関西広域連合の自治体の中でも少しその誘致に関して、あるいは開催の費用などに関して少し温度差があったようにも聞いておりますけれども、現時点では関西広域連合のほかの自治体の反応などはどういうふうにお感じになっていますでしょうか。


●知事

 これにつきましては、関西広域連合の名において誘致活動をすることは、これはメンバー全員同意しています。ただ、それの参加の度合い、濃淡は当然あろうかと思います。したがいまして、一部の自治体で資金面を含めたかかわりを否定しているところもありますが、誘致を否定しているわけではありません。ですから、そこはコンセンサス〔合意〕の中で動いていると思っています。



15 米子-ソウル便の搭乗率向上対策 

○日本海新聞 井上昌之 記者

 米子-ソウル便の搭乗率が低迷してきてますけれども、これについて何か対策を考えておられますでしょうか。


●知事

 これは〔搭乗率が〕40%を切るということになりまして、危機感を持っております。今、正直申し上げると、厳しい環境だと。これは別に鳥取県がつくったわけではなくて、どちらかというと鳥取県とは別の要素が働いている面がありますが、米子-ソウル便という地方路線を日韓で維持することへ逆風が吹いている状況であります。しかしながら、交流の意義は地域として理解をしていると思いますし、また、鳥取県の持つ魅力、これも十分に理解され得るものだと思います。現にDBSクルーズフェリーも11月の1日に入った船は370人ぐらいですかね、満船状態で入ってきてます。ですから、決してそういう需要がついえたわけではないと見ています。
 したがいまして、今、3カ月連続でテレビを活用した韓国での韓国人をこの山陰に引っ張ってくるプロモーションをかけようということになりましたし、それから日本側でも〔搭乗者〕25万人達成という節目がありますので、それを契機として、そのお祝いツアーといいますか、キャンペーンツアーを、これはエアラインと協力をしながらやろうということを決めておりますし、それから御家族旅行等も含めて団体ツアー、団体で行かれるツアーについての応援の額も、利用促進協議会と、いろいろツールがございますけども、そういう促進の額も3,000円から5,000円に引き上げるとか、また海外でのブロガーの活用であるとか、それから韓国の人たちにも、鳥取のグルメ、B級グルメも含めた「食探」というのがあるんですが、その韓国語版をつくって知ってもらおうとか、いろいろ今、実はアイデアを凝らして反転攻勢をかけるようにしています。これから冬場は、どちらかというと少し旅行需要が冷める時期でありますので、だからこそ米子-ソウル便の存続に向けて、地域として取り組んでいきたいと思っています。


○日本海新聞 井上昌之 記者

 わかりました。インバウンドの対策はいろいろと考えてはいるんですけども、一方で日本人のお客さんも減ってきていると思うんですが、旅行会社さんなんかにお聞きすると、今は日本から韓国に出かける旅行客の旅行需要が、単にもう安いだけじゃいけなくて、もう価格が安いツアーを使っていってソウルに二、三泊して帰るだけじゃ、もう満足しなくなってきているという御指摘があるんですけども、そういう意味では、これは県が関与することとは違うことかもしれませんが、やっぱり魅力ある旅行商品をつくるということにも主眼を置いていくべきかなと個人的には思っているんですが、この点についてはいかがでしょうか。


●知事

 確かにおっしゃるようなこともあろうかと思います。改めて環日本海時代をにらんだゲートウエイのプロジェクトを庁内でも開くように指示をさせていただきたいと思います。いろいろ韓国向けもありますし、他の地域向けもありますし、いろいろとこれから戦略的に向かっていきたいと思います。おっしゃるように、満足度の高いツアーも要はハイエンド〔上級者〕向け等で考えなければならないかもしれませんし、ちょっとその辺、顧客ニーズを調べながらやってみたいと思います。




16 白いタヌキの飼育展示終了の経緯と考え方 

○朝日新聞 村井七緒子 記者

 すみません、朝日新聞の村井と申します。白いタヌキの件で幾つか質問したいんですが、鳥取緑化フェア終了後に、もう引き取り先を探すということで岡山市の動物園に引き取り先が見つかったということがあったと思うんですけど、フェアの途中で、10月末の時点で展示を中断したことについて、改めて理由をお聞きさせてください。


●知事

 これは前回の記者会見のときですかね、ここでもやりとりがありましたけれども、私たちとしては、個体の保護、そのポンちゃんの保護が目的でありますので、その本旨に沿ってやらさせていただきますと。だから、〔全国都市緑化とっとりフェア〕会期の途中であっても、別の向かい方ですね、例えば放獣だとかいう選択肢もありましょうし、あるいは動物園に持っていくということもありましょうし、そういうことは柔軟にやっていきたいと。それは個体の幸せを考えながらやっていくんだということを申し上げておりました。

 それから、ちょっと前回、その趣旨がうまく、メディアによってはうまく出ていなかったようにも思ったんですが、細心の注意を払いながらその個体の管理に当たっていましたので、例えばちょっと隠れられるような木を置いてみるとか、それから時間の制限であるだとか、呼びかけをして静ひつをお願いするとか、そうしたことをいろいろとやりながら、健康管理には獣医が24時間監視をしてやっていくという体制でやっておりました。そういうようなことでのことでございまして、一時的に保護しているという枠の中で私たちはやってきたわけです。そのときに申し上げましたけれども、同時並行で、もうお預かりした当初から、その後どうしようかというのを専門家だとか、それから引き取ってくれそうな可能性のあるところ、その打診を続けておりました。実は複数のところが引き取ってもいいよといって手を挙げてくれていました。その後ですけどね。その記者会見と同時並行で当時も動いていましたので、そのころ幾つか既に手が挙がり始めていまして、その中で最もポンちゃん、白いタヌキが幸せに暮らせるだろうなというところを我々としても判断させていただいて、池田動物園のほうでのお引き取りということになったわけです。その引き取りに向けて、体調も万全を期して、長距離の移動にもなりますから、整えながらということもあって、展示飼育のほうは、これは〔全国都市緑化とっとりフェア〕会期の途中ではありましたけれども、中止をさせていただいたということです。御来場いただいた方にはそれを御理解いただくように我々も努めていますし、それからポンちゃんへのお手紙をコーナーとして設置をいたしました。意外なほど連日書き込みがございまして、非常に鳥取県内でも愛されていたなということだと思います。幸せを祈っているということです。


○朝日新聞 村井七緒子 記者

 展示の終了について、担当課の、今、知事のお話で、体調面の配慮を……。


●知事

 体調面というのはどんな、長距離の移動がありますので、そういうのに備えてですね。


○朝日新聞 村井七緒子 記者

 長距離移動に向けても、備えての措置をなさった……。


●知事

 一時保護の中でやっていることですから、若干裁量的に我々としても、展示よりも中で飼育をさせていただくというほうに重点を移したということですね。


○朝日新聞 村井七緒子 記者

 愛されていたということなんですが、その一方で、展示への批判の声というのも県には50件ほど寄せられていたということだったんですが、担当の緑豊かな自然課は展示の終了について、批判とは別問題というふうに説明をされていたんですけれども、知事はこの批判の声についてはどのように受けとめてらっしゃいますか。


●知事

 それはいろんな、デモクラシー〔民主主義〕ですから、いろんな御意見があろうかと思いますし、いろんなお立場があろうかと思います。片方で、正直申し上げて、御紙にも書いてありましたけれども、人だかりができるくらい、やっぱり自然、鳥取の豊かな自然を感じる、そういうチャンスとして来場者の方々が捉えていた面もございます。ですから、そこはいろんな議論があるわけでありますが、我々は淡々と一時保護をしたという、これは行政としての責務を遂行させていただいたということです。一時的に、いろんなお預かりしたときの経緯もありますから、福の神であるとか、多くの方に見ていただけるような動物園に行ったらいいなというような、そういうようなお話も当初ありましたしね、そういう意味で、我々としてもいろんな声を反映させながら一時保管をさせていただいたということです。その過程で、我々はこれずっと、〔全国都市緑化とっとりフェア〕会場で展示するわけでもありませんので、いずれどういう選択肢になるのか、動物園等の引き取りということもありましたので、その動物園のほうでの手配が確定しましたので、それに沿った処置をさせていただいたということです。ですから、批判があったからどうとかこうとかということではなくというのはそういう意味なんですけども、我々としては淡々と担当者の思い、うちの緑豊かな自然課の思いとしては、淡々とその個体の保護という活動の一環でさせていただいているということだと思います。



17 鳥取看護大学への支援のあり方 

○読売新聞 加藤あかね 記者

 すみません、看護大の関係なんですけれども、16億4,000万でしたか、下回るということなんですけれども、大体どれくらいが今、もう時期もないということもありますし、きょう協議会もありますけれども、考えておられるのかということと、1対1の割合とか、鳥取市の専門学校の件もあると思いますけど、バランス的なところというのはどう考えられているんでしょうか。


●知事

 これは今、石田〔耕太郎倉吉〕市長のほうも精力的に山田〔修平〕学長にも当たっておられますし、信頼感を持ってお互い協議していこうということにいたしましたので、どのぐらいになるかというのはちょっとわかりませんが、あんまり大きく、例えば半分だとか3分の2だとかいうほど下げると、これはちょっと経営がまずいじゃないかという声も相当強いようなので、そこはある程度の配慮をさせていただきたいと思います。

 文〔部〕科〔学〕省が見積もっているような方式で、例えば建物、空っぽの建物を建てるというだけだと、14億7,000万〔円〕とか、そんなレベルですね。ただ、それだけじゃ大学は機能しませんので、じゃあ何を機能として加えて考えるかと。今の16億4,000万〔円〕というのは引き算で出てきていますね。大ざっぱに風呂敷に入れるとこれぐらい費用かかりますよと。そのうちこれぐらいは大学で負担できますよと、差し引き、ちょっと負担にたえないのが16億4,000万〔円〕あるんで、それを公的に見てくれと。公的に見てもらえば大体1対1対1ぐらいになるでしょうと、こういうような理屈なんですけど、我々も税金を投入する以上は、やはり説明責任を果たさなければいけません。だからこういう対象経費に対して費用を公的に投入して支援をするんですよと、このようにちょっと設計を組みかえる必要があると思います。ですから、さっき申した14億7,000万〔円〕に何かプラスアルファしていくということになるかもしれませんが、ちょっと今、最終的な詰めをやっていこうということであります。


○読売新聞 加藤あかね 記者

 鳥取市のほうとのバランスはどうでしょうか。


●知事

 鳥取市のことは今、まだ議論、実は我々は始めていませんで、とりあえず国のほうの支援は我々の仲介する中でとってきましたので、工事も始まっていますし、後でどういう精算の中で支援をしていくのかなということかなと思います。ちょっとこちらのほうは11月に始まる〔県〕議会で答えを出さないと、大学側で文部科学省への申請に支障が出ると、こういうことをおっしゃっていまして、急遽ですが、11月〔県〕議会を目指さざるを得ないなと、11月〔県〕議会に出しましょうということにさせていただきました。あと、〔県〕議会のほうでも議連が立ち上がりましたので、看護議連の申し入れも同趣旨でありますが、それをちょっと速やかに〔倉吉〕市長側にも伝えながら、その話をしたところです。



18 羽田発着枠政策コンテスト提案に関するヒアリング結果の評価 

○日本海新聞 北尾雄一 記者

 鳥取空港の5便化のことでお伺いしたいんですが、きのう、国交省のほうへ県の幹部の方が行かれてプレゼンをなさったというふうにお聞きしてますけども、知事として5便化の、このプレゼンがかなう可能性、見通し、そのあたりを教えていただけませんでしょうか。


●知事

 これはわからないですね。完全に競争的になっていまして、もうフィギュアスケートの銀盤の上で踊っているようなものです。あとは順位づけはジャッジがされるんで、ちょっと何とも言えません。我々としては相当作戦を練って臨みましたけれども、少数激戦になっていまして、厳しい戦いであります。頑張ります。


○日本海新聞 北尾雄一 記者

 手応えみたいなのはよかったんでしょうか。


●知事

 行った人は、これでまあオーケー、大丈夫だとはちょっと、よう言いませんけど頑張りましたと、こんなようなメールを送ってきました。あと、横で聞いてたのは、役所の人たちが聞いているんですね、国〔土〕交〔通〕省みたいな。そういう役所の人たちはジャッジ権はないんですけども、横で聞いてた感じでは、鳥取もそこそこ説得力あったよという話はしてくれたというんですけども、果たして点数化されてジャッジしたところ、どこかがウルトラCを出してるかもしれませんし、ちょっと積み上げてみないとわからないと。ただ、我々は、ポイントはジオパークがあるだろうと。ジオパークの中に空港があるのはここだけですよとか。実際、飛行機をおりてきますと〔鳥取〕砂丘が見えますし、とんでもないところなんですね。そういう魅力があるぞとか、それから交通路が急につながってきましたので、岡山〔県〕の北部圏域だとか、それから兵庫県の但馬圏域だとか、そういうところも利便性が高まっていると。二次交通アクセスもこれからやりますと、検討しますというふうに申し上げさせていただいて、そういうことでの訴えかけをしたり、また今、政策関連の搭乗促進事業を9月〔県〕議会で採択されてやっていますが、それも実はコンテストとの関係で出していた事業なんですけども、こういうふうに、やっぱり飛行機を使って暮らすとか人生楽しむという、そういうことを体験してもらう、もっと飛行機を使いながら暮らす日本人というのを、鳥取をベースにして全国からお客さんの、交流人口の創造という意味でやってみたいと、このようなことを、そういう新しい政策に絡めて訴えた。幾つかポイントをつくりながらコンテストに臨みました。まだ結果は、今月いっぱいかかるのかなと思いますが、今は非常に緊張してジャッジを待っているということです。


○山陰中央新報 桝井映志 記者

 すみません、関連してですけども、航空会社のバランスということであったり、現状の運航便数ということを考えた場合に、鳥取と佐賀の対決になるというような御認識はおありでしょうか。


●知事

 4空港が手を挙げたんですね、3枠に対して。だから、そこは4分の3なので、どれもチャンスはあると。何か情報があるんですか。


○山陰中央新報 桝井映志 記者

 いえ、それは全く、私は見当がつかないですけど、鳥取県さんの戦略で、仮に鳥取と佐賀との選択になると、代替交通、新幹線のようなものがあるかどうかというのが、鳥取はないので、そういうことを訴えていきたいということを言っとられるので……。


●知事

 それは主張しました。要は航空県なんですよと、うちは、主要交通手段が。そういうことは、そういう意味では差別化になるかどうかあれですが、訴えさせてもらっています。


○山陰中央新報 桝井映志 記者

 それと、要らん話かもしれんですけど、佐賀県さんのほうは何かLCCがもう既に来年ですか、東京便を運航するというような話もあるので、そういうことも考えると、向こうさんに有利な材料って余りないのかなと思ったりして……。


●知事

 いや、それはそうでもなくて、非常に今、厳しい、チャレンジング〔挑戦的〕な戦いをやっています。ガイナーレ〔鳥取〕といい勝負かもしれません。いや、ガイナーレ〔鳥取〕が残るという意味ですよ。



19 白いタヌキの飼育展示の手順と緑化フェアの入場者数 

○朝日新聞 村井七緒子 記者

 すみません、もう1点だけお聞きしたいんですが、個体保護の観点から行政として淡々と一時保護をしたという、白いタヌキについて先ほどおっしゃっていただきましたが、今改めて振り返ってみて、当初、捕獲、保護、捕まった数日後にフェアのイベントに展示するという判断なり手順というのは、改めて振り返って、多少やっぱり拙速だったというか、急ぎ過ぎた感があったというふうには思われませんか。


●知事

 そこは法的な手続を踏んでいますので、一時保護の法律制度にのっとってですね。それは特にないと正直思います。獣医さんにも確認をしてもらった上で展示に臨んでいます。それから展示する際の注意事項も、専門家にも聞きながら、ストレスがかからないやり方というのを選択しています。会場でごらんいただきましたかね。ごらんいただいたらおわかりだと思うんですが、どちらかというと人になれているかなというぐらい、快適にどうも本人は過ごしていたように思われるんですね。それは獣医さんも見ていまして、これは本当は時間制限しなくても大丈夫かもしれないというぐらいのことを専門家は言っていました。ですから、そういうふうによく詳細に調査しながら進めておりましたので、法律に反するものではなかったと思っています。


○山陰放送 秦卓史 記者

 すみません、緑化フェアも間もなく終わりますが、入場者数が目標に到達しないんじゃないかというような見通しになってきました。その中で、この白いタヌキもそこに投入されて、そこそこ一緒に論じられるような意見もあるんですけれども、知事はそのことに関してはどういうふうにお思いでしょうか。


●知事

 いや、それはそれ、これはこれだと思います。白いタヌキの展示飼育の会場として選定をさせていただいたのも、結局これは全国でも報道されましたので皆さんもよく御存じだと思いますが、テレビや新聞等々でも引き取り先を探しているとか、それからできれば多くの方々にもこの自然のすばらしさを見てもらいたいなというような思いも当初出ていて、活字にもなっています。そういう中で、県内で我々がコントロールできる適地として、ある程度距離を持って管理をするとかいうような工夫のできるところということも含めて、〔全国都市〕緑化〔とっとり〕フェアの会場も来場者にとって鳥取の多様な自然を見ていただけるチャンスになろうかなということでありました。現実にはその後も順調に今、展示飼育が終了した後も、今はどちらかというと観覧者もちゃんと確保できていますので、確かに30万〔人〕は難しいと思いますが、ある程度の来場者を期待しているというところであります。


○産経新聞 坂下芳樹 記者

 よろしいでしょうか。
 では、会見を終わらせていただきます。


●知事

 どうもありがとうございました。



  

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