我が国の自死者数は、平成10年以降、3万人を超える状態が続いていましたが、平成24年に15年ぶりに3万人を下回り、減少傾向にありました。
令和元年は20,169人で統計開始以来最少となりましたが、令和2年は21,081人と11年ぶりに増加し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による孤立・孤独や生活困窮などが影響した若年や女性の自死の増加も指摘されています。
鳥取県内の自死者数は、一時、減少傾向にありましたが、令和元年は80人、令和2年は85人、令和3年は90人と増加しており、多くの方が自死されている現状があります。
自死は、倒産・失業やいじめ等、自分ではどうすることもできない社会的な様々な要因が複雑に関係して心理的に「追い込まれた末の死」と言われており、社会的な取組みにより防ぐことができます。自死を身近な問題として受けとめ、県民一人ひとり自死対策について考えてみましょう。
鳥取県では、平成25年7月19日から、法律名など一部の用語を除き、原則として「自殺」という言葉に代えて「自死」という言葉を用います。
>>>「自死」という言葉の使用について