2015年5月14日

2015年5月13日 沖底(賀露)

台風6号の影響で、5隻が入港していました(残り1隻は前日入港)。
沖底5隻入港 ハタハタ
台風の影響で、賀露では珍しい1泊操業の船も3隻ありました。
主な操業場所は、隠岐南西部の水深180~190メートルで、これも台風の影響で、赤碕沖の浅場(水深90メートル付近)でも操業していました(上記1泊操業の3隻)。
そのため、非常にバラエティに富んだ魚種が揚がっていました。

沖合域では、ハタハタ(4,5番手主体)、ソウハチ(えてがれい)を中心に、アカガレイ、アカムツ(のどぐろ)、ニギス、ノロゲンゲ等の魚類、クロザコエビ(もさえび)、イバラモエビ(おにえび)等のエビ類、エッチュウバイ(白バイ)、エゾボラモドキ(赤バイ)といった貝類、ミズダコ等の水揚げがありました。
ソウハチ アカガレイ
右の黒い魚は「ムツ」。アカムツ(のどぐろ)はムツと名前に付いていますが、ムツ科とは別のホタルジャコ科です。
アカムツ ムツ、アカムツ、ユメカサゴ
ニギス ノロゲンゲ
クロザコエビ(もさえび) イバラモエビ(おにえび)
エッチュウバイ(白バイ) エゾボラモドキ(赤バイ)

沿岸域では、ウマヅラハギ、ナガレメイタガレイ(ばけめいた)、ヒラメ、マアジ、キダイ、マダイ、チカメキントキダイ、マトウダイ等の魚類、スルメイカ、ケンサキイカ(白いか)といったイカ類が揚がっていました。
ウマヅラハギ ナガレメイタガレイ(ばけめいた)
ヒラメ マアジ
キダイ(れんこだい) マダイ
チカメキントキダイ マトウダイ(紋鯛)
スルメイカ ケンサキイカ(白いか)
珍しいところでは、クエ、オオクチイシナギがいました。
クエ オオクチイシナギ
マハタ、ウッカリカサゴも漁獲しており、天然礁のごく近くを操業していそうでした。

マハタ、ウッカリカサゴ

ちなみに目合は8節。安く(小型魚)とも数多く水揚げすることで、トータルの水揚金額を稼いでいる経営戦略のようです。

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