当院は、H11年5月20日に県知事から災害拠点病院(基幹災害医療センター)の指定を受けました。災害拠点病院は、次のような災害医療支援機能を有し、24時間対応可能な緊急体制を備えています。
- 24時間対応可能な緊急体制
- 災害時に多発する重篤救急患者の救命医療を行うための高度診療機能
- 患者等の受入及び搬出を行う広域搬送への対応機能
- 自己完結型の医療救護チームの派遣機能
- 地域の医療機関への応急用資器材の貸出機能
DMATとは、大地震及び航空機・列車事故といった災害時に被災地に迅速に駆けつけ、救急医療を行うための専門的な訓練を受けた医療チームです。当院では1チーム5名(医師1名、看護師2名、調整員2名)を基本として編成しています。(平成28年4月現在、5チーム分体制)
平成24年10月31日に災害派遣医療チーム「DMAT」専用の車両が配備された。
災害時において当院DMAT隊員が乗車し、現場へ駆けつける。
活動時に適切な救急医療が提供できるよう、隊員の安全を確保することと、ある程度の本部機能を兼ねそろえた車両となっている。
車両概要
1. 基となった車両
いすゞ エルフ 4トン トラック(4WD、ディーゼルエンジン2,999cc 150ps)
2. 架装後の車両
救急車(全長6.8メートル 全高3.3メートル 全幅2.3メートル 重量5.8t)

3. 使用燃料
軽油(主エンジン)、発電機用ガソリン
4. 定員
8人(緊急時患者搬送用にベッドに1名分)
5. 装備、積載機器(抜粋)
ギャレー設備、自動ラップ式トイレ、ルーフクーラー(後ろ席用)、発電機、燃焼式エアヒーター、温・冷蔵庫、サイドオーニングセット、NTTワイドスター2衛星携帯電話(自動追尾型アンテナ付き)、液晶デジタルテレビ(16型)、電子レンジ、電動ウィンチ(ラムゼイ)、酸素ボンベ(10ℓ×3本)、コピーファックス複合機、無線機。
医療資機材は出動時に積込み。
6. 必要免許
運転には中型免許が必要。
Victims Information Management System
災害現場等で傷病者救護所などを展開する際に、傷病者の状況や関係する情報をWeb上で管理(確認)するシステムで、パソコン、タブレット、スマートフォンで利用可能です。
関係機関等で傷病者情報や種々の情報共有が可能であり、災害医療に大きく寄与するシステムとなっています。(通称;ヴィムス)
※下図がリンクボタンとなっています。
※個人情報を取り扱うため、各関係機関にそれぞれ専用IDとPWを付与して運用しています。
【参考画面】

