青谷上寺地遺跡の出土品のうち1353点を国の重要文化財に指定することについて、3月18日に開かれた国の文化審議会で答申がありました。
指定される品々は、青谷上寺地遺跡の特徴をなす精巧な木製の容器をはじめ、日本海を通じた交易により入手された鉄器や青銅器のほか、漁労具、農具、武具、武器、建築材などとして使用された木器、骨角器、鉄器、石器、土器など、実に多彩で豊富な出土品が含まれています。
高度なものづくりの技術をもち、各地との交流を積極的に行った青谷上寺地の姿は、これまでの「弥生時代のムラ=農村」というイメージを覆すものとして高く評価されました。
これらの指定品については、4月16日(火)から5月6日(月)まで、東京国立博物館で開催される「2019年新指定国宝・重要文化財展」(文化庁主催)で一部が公開される予定です。なお、県内で皆さんにお披露目するための展示公開を計画中です。

青谷上寺地遺跡の指定品(一部)