2016年10月6日

2016年10月5日 沖底(網代、賀露)

台風前には出荷あり+船頭と話が出来るということで市場調査を行いました。

網代は、3隻入港(残りは前日入港済み)でハタハタ主体の水揚げでした。
半月ぶりの来た網代港地方卸売市場では、カニ漁期解禁(11月6日)を前に活魚水槽が導入されていました。
網代の水揚状況 活魚水槽
ハタハタは、一時期漁獲量が減りましたが、隠岐北東の海域で漁獲されていました。まだ大型の個体も多く、非常においしそうでした。
そのほか、アカガレイ、ホッコクアカエビ(あかえび、甘えび)では漁獲量が多かったです。
ハタハタ アカガレイ
ホッコクアカエビ(あかえび、甘えび) ボウズイカ(ぴんだこ)
左下がクロザコエビ(もさえび)、右下がトゲザコエビ(がらもさ)です。
生息水深がもさえびの方が浅いです。見分け方は、卵と殻の柄です。がらもさはハート柄です。
クロザコエビ(もさえび) トゲザコエビ(がらもさ)

賀露は6隻全船の入港でした。
主な漁獲物は、ソウハチ(えてがれい)、ハタハタで、浅い水深帯の魚種も見られバラエティに富んでいました。

賀露の水揚状況 ハタハタ

ソウハチは、前航海では隠岐南東で漁獲していましたが、今回は隠岐北東の比較的水深の深い海域で多獲されたようです。
ソウハチ アカガレイ
深場の漁獲物では、ニギス、ヒレグロ(やまがれい)、マダラ、ミズダコ、バイ類等が揚がっていました。
ニギス ミズダコ

浅場の漁獲物では、暖水系のカワビシャがいました(見たのは2度目)。漁業者は活魚で持って帰るよう努力されたようですが、残念ながら死んでしまったようです。
そのほか、キダイ(れんこだい)、ムシガレイ(もんがれい、みずがれい)、ヤナギムシガレイ(ささがれい)、ホウボウ等が揚がっていました。
カワビシャ キダイ
ムシガレイ ヤナギムシガレイ

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