2016年10月28日

2016年10月27日 沖底(網代)

網代港地方卸売市場で、アカガレイの市場調査を行いました。
アカガレイは、ホッコクアカエビ(赤えび、甘えび)と同様の海域(水深450-550m)で漁獲していました。ちなみにお隣の兵庫県の沖合底びき網は更に深い海域(水深800mぐらい)でも操業しているようです。
なお、本日4隻の入港のうち1隻は150m以浅の海域で操業していました。

【深場での操業がメインの漁獲物】
近年資源量が多いホッコクアカエビ(赤えび、甘えび)ですが、同じ漁場で操業しているため、漁獲量は減少気味です。アカガレイの漁獲が芳しくないこともあり、カニ漁が始まるまで、なんとかエビ漁でしのぐようです。

アカガレイ ホッコクアカエビ(赤えび、甘えび)
トゲザコエビ(がらもさ) ヒレグロ
色白のばばちゃん(タナカゲンゲ)がいました(右下)。
タナカゲンゲ(ばばちゃん) 色白のタナカゲンゲ(ばばちゃん)

【浅場での操業がメインの漁獲物】
おいしそうなアカムツ(のどぐろ)。市場値で1箱1.5万円也。
アカムツ(のどぐろ)
沿岸の小型底びき網でおなじみのキダイ、ムシガレイが揚がっていました。
キダイ(れんこだい) ムシガレイ(紋がれい)
また、スルメイカ、ヤリイカも揚がっていました。
スルメイカ(しまめ) ヤリイカ(けんさき)
珍しところでは、ハモがいました。
ハモ
そしてイボダイとエイヒレも出荷されていました。
イボダイ(しず) エイヒレ(カスベ類のヒレ部分)


【おまけ1:沿岸の漁獲物】
ソデイカ(赤イカ)、マダイが主体でした。変わったところではスギが揚がっていました。
ソデイカ(赤いか) スギ

【おまけ2】
10月26日午前4時頃、調査前にジグでマサバを釣っていたら、シマガツオが釣れました。
シマガツオ

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