2016年9月9日

2016年9月2日 網代・賀露~沖合底びき網解禁~

9月1日から今漁期の沖合底びき網が解禁となり(漁期は翌年5月末まで)、初水揚げに併せてハタハタの市場調査を網代、賀露で行いました。
なお、両港とも台風崩れの影響で、通常の8月31日の夕刻ではなく、9月1日未明から出港しています。

ちなみに、今漁期直後のハタハタの漁獲状況を試験操業から「サイズ大きめで、昨年、平年より獲れる」と予測しています。
(参考:ハタハタ漁期前試験操業の結果速報)
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1037681/hata.pdf

沖合底びき網漁船(網代) ハタハタ
【ハタハタの水揚状況】
網代(1隻トラブルで早帰り)の水揚げは約1900箱(前年1200箱)で、各規格の水揚げ比率は 1番(大きい)7%、2番13%、3番39%、4番28%、5番(小さい)14%でした。調査結果同様に 2歳魚中心の水揚げで、例年より3歳魚が多く、 1歳魚は少ない状況でした。

賀露では、3713箱(大箱込み)(前年1050箱) で、各規格の水揚げ比率は 1番2%、2番8%、3番23%、4番35%、5番17%、6番15%でした。網代に比べると賀露は小さいサイズのハタハタを水揚げしていました。
残念なことに、賀露は昨晩陸揚げしており、漁業者から聞き取り出来ませんでしたので、漁場の違いか網目の違いかなど詳細は不明です。
ハタハタ1,2番 ハタハタ3,4番
この時期の大型サイズのハタハタは、産卵回遊のため、漁場から移動してしまいます。なんとか今月いっぱいは漁獲が続くよう祈るばかりです。

【そのほかの主な漁獲物】
以下の写真を参考にしてください。
アカガレイ ソウハチ(えてがれい)
ノロゲンゲ(どぎ) クロザコエビ(もさえび)
エゾボラモドキ(赤バイ) エッチュウバイ(白バイ)

【おまけ】
賀露地方卸売市場の沿岸の市場では、ソデイカ(赤いか)、シイラがまとまって漁獲されていました。
ソデイカは昨漁期、漁獲量が非常に少なかったですが、今漁期は平年並みの漁獲が見込まれています。こちらも順調に水揚げされることを祈ります。
ソデイカ(赤いか) シイラ

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