2015年12月17日

2015年12月17日 沖底(網代、賀露)

本日の市場調査は、網代、賀露の二本立てです。
測定の様子
まずは網代。こちらでは松葉がに(雄のズワイガニ)、親がに(雌のズワイガニ)、アカガレイを測定しました。
網代沖合底びき網漁船 網代の水揚状況
先月に比べ、全体的にカニの漁獲量が減っていましたが、特選とっとり松葉がに五輝星候補が数枚ありました(下の写真がその1枚)。ちなみに、特選とっとり松葉がに五輝星だと3万円/枚はするのではとの関係者の予測でした。また、下の親がに(1番手:一番大きい規格)は1枚2千円(3万円/箱)もするそうです。
松葉がに(雄のズワイガニ) 親がに(雌のズワイガニ)
アカガレイは1~11番手で、標準体長30cm台の3~6番手の水揚げが多かったです。
アカガレイ1番 アカガレイ11番
そのほか、マダラやタナカゲンゲ(ばばちゃん)、エゾボラモドキ(赤バイ)等の貝類、ホッコクアカエビ(あかえび)等のエビ類が揚がっていました。
マダラ エゾボラモドキ(赤バイ)
ホッコクアカエビ(あかえび、甘えび)

次に賀露では、時間の関係上、ソウハチと親がにを測定しました。
網代同様にカニは前回の12月3日に比べかなり少なかったです。こちらは残念ながら、特選とっとり松葉がに五輝星はいませんでした。
賀露の水揚状況 親がに(雌のズワイガニ)
ソウハチ 松葉がに(雄のズワイガニ) 
カニが少ない分、いろいろな魚種が揚がっていました。
測定したソウハチのほか、網代でも揚がっていたアカガレイ、マダラ等以外に、アカムツ(のどぐろ)、ヒレグロ、マガレイ、ムシガレイ等のカレイ類、ニギス、キアンコウ、マフグ、ヤリイカ等々、多種多様な魚種が並んでいました。
アカムツ(のどぐろ) ヒレグロ(やまがれい、べらんすがれい)
マガレイ ムシガレイ
ニギス キアンコウ
マフグ ヤリイカ(けんさきいか)
変わったところでは、マアジ、タチウオが水揚げされていました。
マアジ タチウオ

【おまけ】
とっとり賀露かにっこ館に「フリソデエビ」がいます。このエビはコブヒトデ(写真のヒトデ)の触手を専食する変わったエビです。学生の時に欲しく欲しくてたまりませんでしたが、値段が高く、飼いにくいということで断念したエビです。
小さなエビですが、機会がありましたら御覧ください。クリスマスっぽいホワイトソックスというエビもいますよ。
フリソデエビ

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000