昨日の仕事がOFFの時間帯に砂丘内を散策しました。 通常では行けない第一砂丘列から更に西側にも足を延ばしました。
すると、開花したハマベノギクを発見しました。
ハマベノギクはキク科の越年草で、海岸の砂浜に生える野菊の仲間で、漢字では「浜辺野菊」と表現されます。
この植物は、地面を這うように茎を伸ばして2~3.5mm程度の青みがかった薄紫色の花を咲かせます。
花期は9~10月です。

昨年のレンジャー日記を調べると、9月21日に開花の知らせが記載されていました、今年は少し早いのかな?
また、昨年は密集して開花していましたが、本年は密集は見られずバラバラに咲いていました。

周辺を見てみると白い花も見られました、白い花は貴重で まれにしか見られません。

皆さんも見に来て下さい、但し 第一砂丘列附近であり少し遠いです足腰に自信の有る方は是非起こしください。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/09/11
馬の背の頂上から南西を見ると、なにやら白いものが現れました。

これは一体なんでしょうか?
砂丘内には、約5万年前に噴火した大山の火山灰層を見られる場所があります。
その火山灰層露出地も場所によっては表面の流出が激しくなっています。

これが、火山灰が雨で流されて砂丘内に広がった跡です。
火山灰の流出を防止するには、表面が砂に覆われることが一番です。
風で運ばれる砂丘の砂が自然に火山灰を覆うように砂を止めるものを設置してみてはどうか。
ということで、鳥取砂丘再生会議の調査研究会の研究として、「サンドソーセージ」というものを設置しました。
直径10cmぐらいの太さで、砂丘の砂が中に入った土のうのようなものです。この袋は数年経てば分解し自然に帰る材質のものです。

この「サンドソーセージ」、今回の設置で砂丘内では3箇所でみられるようになりました。
今まで設置してある場所は、砂丘内を探索しながら探してみてください。
研究の成果は今後の注目ということで。
ちなみにこのサンドソーセージは、中国のゴビ砂漠でも砂漠の緑化に活躍しているようです。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/09/10
鳥取砂丘を巡視中にハマニガナの巨大化したものを発見しました。
通常の葉径は3cm程度ですが、発見したものは約8cmと巨大なサイズです。
何故、大きくなったかは不明ですが 異常気象の影響? 何らかの要因で養分が充分に吸収できたか?
それとも、別品種? 誰か教えて下さい。
証拠の写真を掲載します。

花のツボミも見られます、巨大な花が咲くのかな! 開花すると報告しますので楽しみにお待ちください。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/09/08
本日の鳥取砂丘も日中は暑かったですよ。この残暑はいつ頃まで続くのでしょうか?でも最近の朝晩は気温も下がりすごし易くなりましたね。 夏が過ぎ去り、鳥取砂丘の景色も秋へと・・。

今日も砂の上は風紋がよく見られましたので、これからの季節に砂丘を歩くには、なるべく人の少ないほうがいいです。

そして、初めて見る鳥取砂丘は正面から見ると、とてもダイナミックな風景ですが、馬の背と呼ばれている高い砂の丘を、横から見るのも楽しみの一つですよ。
誰も歩いていない砂の上を見つけて・・駆け上がる!

一人で歩く砂丘は、物淋しい感じもします・・砂丘は何も教えてくれなくても、あなたの心をやさしく包んでくれると思います。
(青レンジャー)
☆砂丘レンジャーの活動の一つに、美しい鳥取砂丘となるように、「砂丘内でのルールや禁止されている行為」についてご説明し、利用者の皆さんへご協力をお願いしています。
今日は東京と神奈川県からの学生の方にも応援していただきました!ありがとうございました。
砂丘事務所 2011/09/07
本日の鳥取砂丘は、朝からよく晴れました。砂の上は風紋が所々に見られ、皆さんも満足されたと思います。日中は、「ツクツクボウシ」・・セミの鳴き声も聞かれ夏の終わりを教えてくれています。


お尻の大きな蜂が、一生懸命に花粉を探しています。

午後4時30分頃になると、太陽が傾き・・馬の背のある第二砂丘列の斜面は影となり幻想的な景色へと変わります。

そして、日没時間前の15分くらいが、すばらしい夕陽の見える時間帯です。
これが今日の夕陽です!





夕陽が沈んだ後も15分くらいは、その場を離れないほうがいいです。空が真っ赤になって・・。
秋になると夕陽も沈むのが早くなって、撮影が難しいですね。すると・・我ら砂丘レンジャーの隊長から指令が・・・、次はビデオカメラ。・・動画で皆さんへお伝えしてはどうか?
頑張ってみます!
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/09/06