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(これは、「とっとり夢ひろば」第89号(平成29年9月発行)へ掲載された記事です。)

県東部の山間部を中心に、華やかな花籠を作って神社に奉納する「花籠祭」が広い範囲で行われています。今はしていないところも含めると90近い地域に分布しており、地域によって時期が異なるのですが、9月終わりから10月終わりまでの秋の氏神祭に行われることが多いです。

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花をいただく(2014年 智頭町)


花籠とは細く割った竹に五色の色紙を巻き付けたもの(花またはヤナギと呼びます)をたくさん作って、それを竹籠に刺したもので、背負うタイプのものと肩に担ぐタイプのものがあります。花籠は稲の花またはたくさん実った稲穂を表し、豊作を祈るまたは豊作への感謝を意味する捧げ物だと考えられます。また、お祭りに来た人たちは花を分け与えてもらい、くるくる丸めて自宅の屋根に放り投げると、病気や火事にならないと言われています。

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花籠奉納(負い花)(2014年 智頭町)


さて、この花籠を背負う・担ぐ人がこの祭の花形で、花男(はなおとこ)と呼ばれます。多くはお相撲さんのように豪華な化粧まわしをしています。花男を務める資格も厳しく決まっており、例えば、20歳になった独身男性、きちんとした正しい行いができることなどをクリアしなくてはできませんでした。これは、地域に人がたくさんいて、誰もが花男をできるわけではなかった時代の話ですが、それだけ地域にとって大事な役割であったことが分かります。また、20歳という節目を地域が祝い、祝われた青年は地域で見守られていることを実感し、地域の一員として定着していく意味合いもあると思います。

昔から続く行事には、花籠祭に限らず、こうした様々な思いが込められています。秋はお祭りの多い季節です。今年は皆さんの縁ある土地のお祭りに触れてその意味を考える機会としてみませんか。

※花籠祭について詳しく知りたい人は「とっとり文化財ナビ」へ
 http://db.pref.tottori.jp/bunkazainavi.nsf/index.htm

※あなたの地域にある祭・行事を調べるには「鳥取県の祭り・行事データベース」へ
 http://digital-museum.pref.tottori.jp/contents/jin601_search.asp

  

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