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(これは、「とっとり夢ひろば」第82号(平成28年5月発行)へ掲載された記事です。)

 文化財には歴史や文化の奥深さや面白さを伝える力があります。この力を学校の授業でも活用してもらおうと、文化財課ではさまざまな事業を行っています。今回は昨年度に行った取組みの中から、2つ紹介したいと思います。

 まずは小学生を対象にした「ふるさと未来創造塾(みらいそうぞうじゅく)」。これは県内の無形文化財(むけいぶんかざい)の保持者がたくみの技を伝えてくれるという、とてもぜいたくな講座です。

 昨年度は2回開催しました。
 1回目は県無形文化財(絣(かすり))保持者の福井貞子(ふくい さだこ)さんをお迎えし、上北条小学校の5年生が倉吉絣(くらよしがすり)づくりに挑戦。糸つむぎ、機織(はたお)り、染(そ)めと、一枚の布ができるまでの作業をすべて体験しました。これだけ本格的な体験ができる機会はめったにありません。
 

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倉吉絣の機織りに挑戦(上北条小学校5年生)


 2回目は、岩美西小学校と美和小学校の5年生が、人間国宝(重要無形文化財保持者)の前田昭博(まえだ あきひろ)さんに陶芸を教えてもらいました。オリジナリティーあふれる作品をつくっている前田さん。子どもたちにも、自分の個性を陶芸に表現するよう指導してくれました。

 本物を知る先生に習った体験学習。ほかではできない特別な学びになったのではないでしょうか。

 もう一つは、高校生対象の「弥生の王国考現学(こうげんがく)講座」です。これは、弥生時代と現代のつながりを見つけたり、現代社会の問題を解決する糸口を弥生時代に探ったりすることで、歴史を学ぶ本当の面白さを知ってもらおうと企画した講座です。

 昨年度は2回開催しました。
 智頭農林高等学校では、伝統的な染めものに取組む吉岡幸雄(よしおか さちお)さんをお迎えして、「日本の色を染める」と題した講座を行いました。染めものと色の歴史についてのお話しを聞いた後、弥生時代に日本列島に伝えられた紅花(べにばな)染めを体験しました。普段なにげなく見ている色の染められた布が、深い歴史を背負っていることに気付いてもらえたのではないでしょうか。 

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紅花染め体験(智頭農林高等学校1年生)

 
 今年度もふるさと未来創造塾や考現学講座を開催する予定です。みなさんに会えるのを楽しみにしています!

  

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