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県内登録文化財第一号の白壁倶楽部(倉吉大店会)近年、倉吉の白壁倶楽部や鳥取の五臓圓ビルなど、古い素敵な建物を活用している事例が増えてきていますが、それらの建物の多くに「登録文化財」と書かれた青銅のプレートが掲げてあるのをご存じですか?この「登録文化財」は、国が平成8年に建造物(建築+土木構造物)の分野で始めた制度で、古くは明治時代から現在まで続く「指定文化財」制度とは異なるものです。近年は、庭園など建造物以外の分野へも広まっていますが、ここでは建造物についてお話しします。

「指定文化財」とは、国や県、市町村がそれぞれの方針で選び指定するもので、例えば三仏寺投入堂や仁風閣は国指定の国宝・重要文化財です。指定文化財では文化財の改造に規制をかけることで、元の状態をなるべく残そうとします(これが“文化財になると釘一本打てない”と誤解される元ですが、実際はそんなことはありません)。修理の時には自治体が財政的支援を行い、元の材料を極力残しながら、価値を損ねないように慎重に修理をします。このように、厳選した文化財を手厚く保護する日本の文化財保護のあり方は世界的にも評価されています。

しかし、もう少し自由に建物を使いたいという方にとっては、文化財指定は規制が多く、条件も厳しいことが難点でした。そこで、歴史的な建物を活用しながら残したい所有者や地元自治体が立候補し、審査を経て国がその価値を認める「登録文化財」という制度が生まれました。
登録文化財は指定文化財に比べると財政的なメリットは少ないですが、改造への規制は緩く、価値が認められた国民の財産として位置づけられます。国民の財産というと大層な気もしますが、築後50年以上経った趣きのある建物であれば、登録文化財として認められる可能性があります。

実際、鳥取県内でも、毎年数件から10数件のペースで登録文化財が増えており、最近では琴浦町の塩谷定好写真記念館、倉吉市の矢城家住宅が登録され、県内の登録文化財(建造物)は188件になりました。江戸時代の建物は少なくなってきていますが、明治・大正・昭和前期に建てられた「ちょっといいな」と思う建物は近くに沢山ありますよね。登録文化財プレート

こういった身近な歴史的建造物をその地域の宝や資産として評価し、活用に結びつける人材を増やそうと、平成27年度から県教育委員会と鳥取県建築士会が協力して「ヘリテージマネージャー(歴史文化遺産活用推進員)養成講座」を始めました。歴史的建造物の価値を知りたい・活用したいという方は、建築士会またはお近くの教育委員会へお気軽にご相談ください。

  

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