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CT検査は、体の周囲から放射線をあてて体の断面を画像にする検査です。

検査を受ける方へ

  • 予約いただいている方を優先的に検査しています。お一人当たりの検査時間は約10分~20分です。
  • 腹部の撮像やヨード造影剤※を使用する造影検査の場合は、3時間前より絶食が必要です。
  • 常備薬も通常通り服用いただいて構いませんが、糖尿病薬を服用されている際は、スタッフにお申し出ください。種類によっては服用を控えていただく場合があります。
  • 造影剤を使用した後の授乳は、婦人科医とご相談ください。

※ヨード造影剤・・・腕の静脈から注入します。血流にのって全身へ送られていきます。検査後は、尿中に排泄されますので、検査後は水分を多めに摂取していただくことで体外への排出を促します。

日本医学放射線学会,ヨード造影剤(尿路・血管用)とビグアナイド系糖尿病薬との併用注意についてhttps://www.radiology.jp/content/files/20231020_poster01.pdf

検査機器

80列CT装置

AI(人工知能)技術を搭載し、コンパクトで圧迫感がないスリムな設計になっています。

 
320列CT装置

一度に広範囲が撮影できることを利点に、頭から足先まで全身の任意の断面画像や、骨・臓器・筋肉・血管などの3D画像が作成可能です。

検査画像 

腹部CT検査

撮像された薄い画像を重ね合わせ、ボリュームデータとして扱うことで任意の断面を構築することができます。立体的に表示することも可能で、例えば骨のみ表示させ回転しながら観察することで、手術支援や患者の皆様への説明に用いられます。造影剤を用いた検査では血管や腫瘍の情報が得られ、腫瘍への栄養血管の走行を見たり骨と重ねて位置関係を把握することもできます。動脈瘤や閉塞部位についても多方向から観察ができるため手術前のシミュレーションにも用いられます。

腹部3D画像1 腹部3D画像2 
心臓CT検査

冠動脈(心臓の栄養血管)の状態をみることができる検査です。3D表示もできることから、回転させながら観察することができます。

心臓3D画像 心臓MIP画像 
 大腸CT検査(CTC)

CT撮影で、大腸の内部を検査する方法です。

大腸内視鏡検査を行っているような画像を作成し、大腸内を観察し、診断を行います。

県内で唯一の大腸CT専門技師(2024年時点)が在籍しており、標準医療に基づいた検査の提供に努めています。

炭酸ガスの注入された大腸 仮想内視鏡3D画像  抽出されたポリープ 

 

肺区域切除術前CT検査

肺癌の手術では、可能な限り小さな範囲を切除し術後の肺への影響を減らすために、肺動脈や肺静脈の分岐や走行を把握しておくことは必須となっています。そのために造影剤を用いた肺の動静脈および気管支を3D作成し、様々な方向から詳細に観察を行います。

肺動静脈3D画像

 


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