竹原 周郎(福祉保健部 健康医療局 医療政策課/平成23年度採用)

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中堅職員からのメッセージ

これまでの経歴

 平成23年4月~ 福祉保健部 医療政策課
 平成26年4月~ 福祉保健部 福祉保健課
 平成28年4月~ 山陰海岸ジオパーク推進協議会事務局(派遣)
 平成30年4月~ 総務部 財政課
 令和 3年4月~ 現所属

 

現在の業務内容

 誰もが住んでいる場所に関係なく、必要な医療を受けられるよう、山あいなど医師が不足する地域への医師の派遣に関する業務を担当しています。
 これに関連して、地域医療に従事する医師を養成する「自治医科大学」に関する事務や、鳥取県で初期臨床研修を行う医師を増やすための取組みなども担当しています。

 

仕事のやりがい

 県職員の仕事は、世の中の役に立っている、という実感を得られやすいと思います。
 現在担当している業務でいえば、地域に医師を派遣することで、地域の病院が成り立ちます。もし、病院が成り立たなかったら、地域自体が成り立たなくなりますので、地域の役に立っていることを感じながら仕事をしています。
 財政課での業務は、裏方的な業務でしたが、予算編成という業務を通じて、県の事業の方向性を決めたり、間違いがないようにチェックする、自分の業務が県財政に直結しているという意味で、「責任感」を強く意識する業務でした。

 

 

印象に残った出来事

 入庁1年目、5月の終り頃から15日間、東日本大震災の被災地、石巻市に派遣されたことです。
 現地では避難所の本部スタッフの業務に従事しました。具体的にどんな仕事をするか、前の担当者から引き継がれるまで何も分からない状況で、とにかく、現場に飛び込んでいって 何とかするしかない!という感じでした。
 本部業務の合間に、津波が直撃した現場を見たり、被災者の方から当時のお話を聞かせていただいたり、非常に貴重な経験でした。

 

 

県職員の魅力

 福祉、農業、土木、観光、教育、警察など、あらゆる分野の仕事があるところだと思います。鳥取県内で「鳥取県」が関わっていない仕事はないんじゃないかと思うぐらいです。
 民間企業では、それぞれの会社の仕事の分野は決まっていて、スペシャリストの世界というイメージですが、県職員(特に事務職)の仕事は様々で、時には考えもしなかった仕事も担当することもあります。しかし、そういう仕事も、後々、良い経験だった、今になって役に立ったということも多く、こういうところは県職員の仕事の大きな魅力だと思います。

 

 

人事異動について

 人事異動で仕事が変わるのは確かに大変ですが、何年後かに役に立つことがあったり、知らなかった鳥取県の姿を知ることができたり、悪いことはないと思います。
 仕事を変わるうちに、「この仕事は何なのか?」ということを自然に考えるようになりました。そうすると、やりがいを見つけることもできて、前向きに仕事に取り組めると思います。


 

 

県職員を10年間続けてみて思うこと

 入庁したばかりの頃はスケジュールどおり仕事をこなすことで精いっぱいでしたが、今では、県の仕事の流れも分かって、自分に何を求められているのか、こういうふうに進めないといけないな、というふうに視野も広がってきて、先の自分の姿も何となくイメージできるようになりました。
 働く前や入庁したての頃は、県職員としてずっとやっていけるか不安に思うのは当然です。でも年数がたつと自分の考え方も変わってきますし、上司や先輩に指導していただく中で、こういう人みたいに仕事ができたらいいな、と思えるお手本となる人が現れるはずです。そうすれば、将来の自分の姿もイメージできるようになるのではないでしょうか。

 

 

これからの目標

 鳥取県職員になろうと思ったきっかけは、自分のふるさとが今後どう変わっていくか、どのような議論がされるのか見届けたい、県職員なら一番近くで見届けることができるという思いからでした。これからも変わっていく鳥取県を近くで見守り続けたいと思います。

 

 

 

 

中堅職員6

 

  

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