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天皇陛下の御即位三十年を心よりお祝い申し上げます。

平井 伸治 鳥取県知事 謹話

 天皇陛下におかれましては、この度御退位を前に御即位三十年の節目をお迎えになられますことに対しまして、鳥取県民とともに心よりお祝い申し上げますとともに、災害や困難と闘う国民に常に心を寄せられつつ、戦争のない平和な平成の時代を築いてこられましたことに、謹んで限りない感謝の気持ちを捧げます。

 平成23年は、大災害の年でした。3月11日、東日本大震災が襲い、漁港も含めて津波が爪を立てて広く災禍をもたらし、本県におきましても、前年大晦日から正月にかけて降り続いた豪雪により268隻の漁船が海に沈みました。こうした中、「がんばろう日本 災害からの復興」を掲げ、10月30日に天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、被災地の漁業者も交えて、本県で第31回全国豊かな海づくり大会が開催されました。

「我が君のいと愛でたまふ浜菊のそこのみ白く夕闇に咲く」

 津波が襲った岩手県大槌町で、かつて平成9年に全国豊かな海づくり大会が開かれました。その際訪れられた皇后陛下が詠まれた御歌を御紹介し、小職は満堂の皆様に「夕闇に咲く浜菊のように、凛として、上を向いて、復興へ突き進もう」と訴えました。式典会場を出る両陛下を御案内申し上げておりましたところ、天皇陛下から「先程は御歌を紹介してくれてありがとう」とお声がけいただきました。そのお言葉に、未曾有の被災に向けられた両陛下の深い御慈愛の心があふれていました。

 その2年後の平成25年5月26日に霊峰大山(だいせん)の麓で第64回全国植樹祭が開かれた時も、本県は両陛下行幸啓の栄誉に浴しました。お泊りの準備を担われたホテルの方とお話しした時、「お部屋の窓の上に岩燕が巣をかけているのでお取りしておこうと思います」と言われたので、小職は「天皇陛下は生きとし生けるものを愛されるので、むしろ御覧いただくように残して下さい」とお願いしました。盛会のうちに全国植樹祭が挙行され、その余韻の残る年末になって、新聞に掲載された天皇陛下の御製歌を目にした時は、胸の高鳴りを抑えることができませんでした。 

「大山を果たてに望む窓近く体かわしつついはつばめ飛ぶ」

 雄大な大山と初夏を謳歌する岩燕を、目を細めて御覧になる両陛下。その眼差しはこの国と国民の繁栄を見守り続けてこられました。

 三十年の時を刻みながら、天皇皇后両陛下の御心に包まれつつ、幾多の災害や困難を乗り越え、この国は、国民は、一歩一歩歩み続けることが叶いました。

 天皇陛下の御聖徳に感謝申し上げますとともに、平成の御世を国民とともに歩まれました天皇皇后両陛下の末永い御健康と、皇室の弥栄をお祈り申し上げます。

鳥取県知事 平井 伸治

天皇陛下御即位三十年記帳の受付を終了しました。

2月21日(木)から27日(水)までの天皇陛下御即位三十年記帳について

2,703名もの方にご記帳をいただきました。

頂きました記帳につきましては、3月5日(火)に宮内庁へお届けしました。

記帳所に足をお運び頂きましたみなさまに心より感謝申し上げます。